田吾作さんのお話
(メインブログ「神様達と共に」で2017年4月12日にアップした「田吾作さんのお話し」の内容を、一部修正&加筆して再アップしております。)
先日・・・朝起きてから、例によってしばらく自分を癒しつつ横になっておりますと・・・。
少し離れたところから、あったかぁ~い雰囲気の農夫のおじさんが、こちらを見ているのを感じました(^_^)
そのおじさんの風貌は、ちょうど「銭婆とカオナシ」シリーズの中でチラッと出てきた、下の農夫さんの様な感じです。
ご苦労を重ねながら身に付けた、お心の深さとあたたかさがジワーッと伝わってくるような・・・(´Д`)
そんな感じのおじさんでした(^^)
田吾作さん「こんにちは。ご精が出ますねぇ。」
ピース「・・・ありがとうございます。」
そんな、何気ない挨拶を交わしながら・・・。
その魂を感じてみると・・・田吾作さんは、どうやら江戸時代に生きていた農夫さんで(たぶん、今僕が住んでいる川崎市近辺にお住まいだったのでしょう)・・・。
当時、いろいろな人の悩みを聞いては、あたたかい心と豊かな知恵でアドバイスを届けられていた様子が見えてきました∑(゚Д゚)
その時は・・・(ご本人が寝ている間に)魂体として未来の世界を旅してて、たまたま僕を見つけて・・・気になった近づいて下さった様でした。
僕はせっかくだと思って、「これまで相談に乗った人の中で、特に印象的だった人のお話を教えて下さい。」と聞いてみました(^^)
すると、田吾作さんは次の様なお話しを聞かせてくれました。
田吾作さん「あたしぁ・・・しがない農夫なのですがね。
なんかぁ・・・あたしの話がためになるらしく・・・いろんなぁ人があたしの元を訪ねてくれるんですよ・・・。
ある日は・・・隣町の町長さんもぉ来てくれて。
それで言うんですが・・・。
『私は・・・たくさんの財産をどの子に残せばいいか』・・・ってね。
よく話を聞くと・・・お子さん達はみんな自由奔放。
ちょっとわがままなんですねぇ。
だから・・・あたしぁ言ったんです。
『それはねぇ・・・お金っていうのは・・・人を幸せにすることもありますよ。
でもそれは・・・無いところに届けられるからですよ。
あるところに・・・さらにお金を届けても・・・それはぁ過剰というやつで・・・かえって幸せから遠ざかるものです。
お子さん達の幸せを思ったら・・・あえて残さないこと・・・。
お子さん達には・・・自力で幸せになる力があるんだから・・・その力で幸せになったら一番幸せだから。
だからぁ・・・残さない方がいいよ』
・・・って言ったんです。
そしたらぁ・・・町長さんは怒っちゃって。
『そんなこと・・・できるはずがない!』
ってぇ言うんですよ。
私はねぇ・・・『そんな馬鹿な』って言いました。
『だってねぇ・・・町長さん・・・よく考えてごらんなさい。
町長さんもお子さんも・・・今ぁ・・・十分なお金がある。
さらに・・・やり場が無いほど・・・十分すぎるお金もある。
そしたらさ・・・町長さんがぁこれまで関わってきた人の中で・・・きっとお金が足りてない人がいたんだよね。
町長さんは頭がいいし・・・努力家だと思いますよ。
でも・・・足りてない人の足りてない事情って・・・ちゃんと理解してましたか?
本当にぃ・・・そのお金は全部・・・町長さんのものなんですか?
見えないところで・・・実は・・・人知れず・・・本当は自分の分だったはずのお金を・・・町長さんに渡した人はぁいませんでしたか?』
そう言ったらねぇ・・・町長さんは黙ってしまってね。
ばつが悪そうに帰っていきましたぁ。
その後・・・半年ぐらいしてね。
町長さんはぁ・・・またウチに来たんです。
そしてねぇ。
『あなたの言うとおりでした・・・。
あの後・・・自分のやってきたことをよぉく思い出して・・・考えてみました。
そしたら・・・私は立場が上なのをいいことに・・・ずいぶん町民に無理をさせていたことに気付きました。
それでね・・・考えたんですが・・・。
このお金は町の神様のお祭りの資金にして・・・その時に・・・町民達にたくさん料理をふるまおうと・・・。
そう思いました。
それをね・・・先日やったんですよ。
そしたらね・・・みんな私のことを誤解していたって‥‥。
冷たい人だと思っていたけど・・・みんなのことを思ってくれていたんですねって‥‥。
みんなそう言って・・・笑顔を向けてくれたんです。
私は嬉しくて・・・。
人生の中で・・・こんなに嬉しいことってあるんだなぁって・・・はじめて知ったんです。』
そう言ってぇ・・・町長さんは涙を流しておりました。
そして・・・あたしにお礼だと言ってぇ・・・お金を下さったんですよ。
でも・・・あたしぁ『なにもしてないですよ・・・あたしぁ』と言って・・・それを受け取りませんでした。
町長さんは・・・『そう言うと思いました』って言って・・・お金を引っ込めてね・・・帰っていきましたよ。
あたしぁ・・・よかったなぁって思いましたけど・・・やっぱりちょっとお金をもらわなかったことに後悔もあったの。
生活は苦しかったから。
でもね・・・そのお金はきっと・・・町長さんと縁のある町民の誰かのお金だと感じたのね。
ということはぁ・・・私には・・・私に縁のあるお金があるということだよね。
だからぁ・・・それでいいなぁと思ったの。
たとえ少なくても・・・あたしに縁があってやって来てくれたお金を・・・大事に使おうって・・・そう思えたのね。
そしたらぁ・・・私も嬉しいし・・・きっとお金も嬉しいよね。
あたしぁ・・・町長さんの話を聞いて思ったのですが。
お金も・・・生きているんだなぁって。
お金もねぇ・・・自分の居場所と・・・使われ方を探しているのね。
だからねぇ・・・お金というものは・・・求めるものではなくて・・・出会うものなのねぇ。
それはぁ・・・きっと縁だから。
幸せなところにはぁ・・・幸せなお金がやってくるのねぇ。
悲しいところにはぁ・・・悲しいお金がやってくるから。
だから・・・幸せに生きていることが大事だなって・・・思うのですよ。
悲しいお金はぁ・・・ますます心を悲しくさせて・・・使い道が見えないものなのね。
今回の町長さんはぁ・・・最初・・・悲しいお金をたくさん持っていたの。
でも・・・決心して・・・それを幸せなお金に変えたのね。
だから人の心には・・・力があるんだなぁと・・・私はそう思いましたよ。
幸せな気持ちでお金を使えば・・・お金が活き活きして・・・自分を幸せにしてくれるんだよね。
あたしぁ・・・それで勉強になってねぇ。
あたし自身もぉ・・・幸せな気持ちになったものですよぉ。」
いやぁ~・・・。
という感じの、とってもためになるお話しを聞かせて下さったのです(^^)
今はもう、田吾作さんは元の世界に帰ってしまったみたいで、呼んでも繋がれないのですが・・・(。-ω-。)
しかし、このお話はとっても印象的だったので、シェアさせて頂きました(^^)
お金って、足りないと不安だったり、心細かったりしますが・・・(´ω`)
逆に、あまりたくさんありすぎても、そこには実は悲しみのエネルギーが詰まっている場合もあるのでしょうね。
人は、なにかを求めることに拘り過ぎると・・・知らず知らず人を傷つけていることに気付けなくなるものです・・・。
実際、芸能界や経済界の様子を見ていると、「ああ、この人は悲しいお金をたくさん持っていらっしゃるなぁ」と感じる方を見かけることがよくあります(*´Д`)=з
スピリチュアル業界では、「お金のブロックを外して!」なんて、よく言いますが(笑)
それ以前に、まずはこういうお話しを踏まえておきたいものだなぁと、個人的には思いました(-人-)
お金だけではなく、人とのご縁やお仕事にせよ、まず幸せな心・・・幸せを信じる心が大事ですね(^^)
そこから出会っていくもの・・・広がっていくもの・・・本当の幸せがあるのでしょう。
僕自身、その辺まだブレる時があるので、田吾作さんのお心を見習いつつ、まずは内なる幸せを育んでいこうと思います。
よかったら、共にじっくり育んでまいりましょうね(^^)
ご覧下さりまして、ありがとうございました。
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