【プロテインで起業した山田さんに聞きました】体験や相談を通してサービスそのものを好きになる仕組みづくりを

こんにちは。デジタルホールディングスWith Grow運営担当です。

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今回はWith Growに参加してくれた人の中から、パーソナライズプロテイン事業を行う株式会社MyFit代表の山田真愛さん@manaminorealにお話を伺いました。


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“With Grow”って何?
With Growは株式会社デジタルホールディングスが運営する若手起業家向けのコミュニティです。3ヶ月の間主にD2C事業に取り組むZ世代が集い、お互いに切磋琢磨しながら新しい革新への種を共創し、それぞれが共に新たなステージへ向かって歩んでいきます。


スタートは3日で100万円集めたクラウドファンディング
―山田さん、今日はよろしくお願いします!山田さんが起業しようと思ったのはなぜでしょうか?

山田:こんにちは。よろしくお願いします。実は4年生の3月まで就職する予定だったのですが、パーソナライズプロテインでクラウドファンティングをしたところ、3日で100万円と予想以上のご支援をいただくことができ、それがきっかけとなって就職予定先の企業の内定は辞退し、起業するに至りました。

元々は今すぐにではなく、就職してから3年後くらいには起業したいなと漠然と考えていたのですが…。

というのも、やりたいことをやれそうなヘルスケアや予防医療の関連企業内定をいただいて、しばらくは会社員をしようと思っていたところだったので。

でもクラウドファンティングがきっかけとなって支援してくれる皆さまの応援が可視化されたことで、会社員としての仕事と並行しつつ中途半端にこの事業をやるよりも、しっかりと腰を据えてやってみたい、期待に応えたいと思い始め、考えを変えました。

―山田さんは元々学部の時は農工大で理系のご出身と聞きました。研究室でも健康関連に関わっていたのでしょうか。

山田:研究室では認知症の健康食品を扱い、分析などを行なっていました。その中で、パッケージのラベルと実際に含まれる成分含有量が違っているなど、世の中には胡散臭い健康商品が溢れているということを目の当たりにしました。そうやって平気で嘘をつく企業があることを知って、どうしてこんなことがまかり通っているんだろうと思いましたね。

自分に合ったプロテイン選びを知るためのサービス
―そんなに違うものなのですね…!数多くある健康関連食品の中でもプロテインに目をつけたのはなぜでしょうか。

山田:元々フィットネスジムでアルバイトをしていたのですが、お客さんから何を選んだらいいかわからないという声を多く聞いていました。

自分に合ったプロテイン選びの難しさを感じていた頃に、海外ではパーソナライズプロテインというものがあり、健康状態ややっているスポーツの種類、筋肉をつけたい方、太りたい方など身体の状況や目的によって飲むべきプロテインを分けているということを知り、日本でもそういったサービスがあればと思いました。

―プロテインはここ数年で飲む人が爆発的に増えたと思いますが、飲み方をしっかりと把握している方は多くなさそうです。

山田:そうですね。曖昧な知識のまま飲んでいる方が多いと思います。

例えば、プロテインにはWPCとWPIという種類があってお腹を下しやすい人にはWPIの方が向いています。私もプロテインについて色々と調べたのですが、現状は何が正しいのか、プロテインに関する教科書みたいなものがあまり無く、正しい知識を得ることが難しいと感じました。

そこで現在は資格を取ったり、東京大学研究員として私自身が正しい知識を身につけられるよう日々勉強中です。

―具体的にはどうパーソナライズされているのでしょうか。

山田:E Cサイト上で、3分でできるオンライン診断というコンテンツを用意しています。年齢、食生活、目的、運動習慣などから約10万通りの組み合わせから成分、タンパク質量、味などをカスタマイズし、その人に合ったプロテインを導き出します。そのパーソナライズされたプロテインが1カ月分(30食分)毎月届くという仕組みです。また、管理栄養士に個別で飲み方の相談ができ、例えば太りたい場合は何を飲んだらいいか?など質問するとチャットでアドバイスが送られてくる仕組みをつくっています。

メンタリングで定まったサービスのターゲット
―ありがとうございます。With Growに入ってからは実際にどんなことをされたのでしょうか。

山田:これまで2週間に1回の頻度で4名の方に1対1で相談にのっていただきました。新規事業を手掛けられた方や、1部上場企業の役員の方などに親身になって話を聞いていただき、毎回気づきがあったなという印象です。

私はターゲットに関して長いこと悩んでいたのですが、特に「この事業のターゲットはプロテインに対して高関与の人ではないのでは?」というアドバイスをいただいたことで光が見えたと感じました。高関与の人というのは、一種のオタク的に愛着を持つような人を指していて、この事業のターゲットはそういった突き詰めるタイプの人ではなく、低関与の人、つまりプロテインであればどれでもいいと思っている、またはそこまで深く考えたことのない人を意味しています。

低関与の人の方にとっては、先ほどお伝えしたような診断コンテンツを通して「あなたにピッタリなのはこのプロテイン」と明確に伝えた方が選びやすく、相性がいいと思っています。

山田:さらに、私は当初手作りのプロテインをいかに高品質で丁寧につくるかということに力を入れていたのですが、そうではなくてお客さんにとっての体験や相談などに注力すべきというアドバイスもいただきました。

それよりもパーソナライズされたプロテインを購入するプロセスそのものの体験や、食生活や身体の悩みについていつでも相談できるサービスに注力することで、プロテイン単体ではなくサービス全てを好きになってもらう必要があります。

今はそのためのブランディングに力を入れ、パッケージやロゴマークの見直しをしているところです。

―かなり具体的かつ重要なアドバイスをいただいたのですね。今後With Growに入る方へおすすめポイントを教えてください。

山田:とにかくメンタリングしていただく方がみんな素晴らしい方だと思っていて、適切なフィードバックをいつもいただいています。みなさん業界への知識が豊富で、普通では知ることができないようなこともたくさん知ることができました。また、何人かの方はわざわざ事前にうちのプロテインを購入してくださり、飲んだうえでアドバイスをいただけたのでお客さん目線のアドバイスをいただくこともできました。

―ありがとうございました!

パーソナルプロテインMy Fit!/紹介記事
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000082057.html
パーソナルプロテインMy Fit!/ECサイト
https://my-fit.co/

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