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フードコーディネーター3級に合格した勉強法と試験内容(問題例あり👀)

フードコーディネーターってそもそもどんな資格だ?


フードコーディネーターとは
平たく言うと食の何でも屋です。

料理ジャンル毎の歴史的背景の理解や
栄養バランス、食材・調理器具の知識、
飲食店の空間演出方法やABC分析etc.....

日本フードコーディネーター協会によると、
当協会では、フードコーディネーターを、『新しい食の「ブランド」「トレンド」を創る 食の「開発」「演出」「運営」のクリエーター』と定義しています。

実際、当協会の資格試験に合格した有資格者の多くは、「食の開発」「食の演出」「食の運営」いずれかの分野に携わっています。また、さまざまな分野のスペシャリストと連携・協力し、新たな食生活・食ビジネスの創造・改善を提案する「食のトータルクリエーター」として活躍している方も多数います。
とのこと。

私の強みとして食事がもっと楽しくなる
ワインの提案をしたかったので
今持っている知識の整理として初挑戦しました!⁡

CBTに変わった事で過去問も無く戸惑いましたが
無事に合格できたので、
その勉強法と問題例をまとめています!

受験までのながれ


公式ホームページより抜粋

申し込みが10月19日〆切で、受験は11月10日頃ぎりぎりで受けました。
というのも、WSETのDiploma受験でD1試験が10月24日にあり、とにかくそちらも合格したかったのでそれが終わってから詰め込もうと思っていました(笑)

試験内容と問題例

4択100問で、基本的に教科書に書いてあることから出てきます。一般常識問題で印象的なものは、フードデリバリーサービスの代表的なもので「ウーバーイーツ」を選ばせる問題。
意図としてはコロナ禍で活発になったフードサービスの新業態を知っているかどうかだと思います。

問題例1)
食品のタンパク質が分解して、徐々に単純な化合物になっていくことを何と言うか。
①変質
②腐敗
③変敗
④融解  

(答え②腐敗)

問題例2)
レストランの空間の設計業務において、プランニングから開店までの作業の流れで(★)に当てはまるものを選べ。

物件の関連法規などの調査、条件確認

クライアントの要望確認

(★)

基本設計の決定

プランの提案


①店舗コンセプトの作成
②予算の決定
③実施設計
④ターゲット層の検討

(答え①店舗コンセプトの作成)

問題例3)
ビタミンについて次の説明に当てはまるものを選べ。
光に不安定な性質があり、アミノ酸・核酸の代謝に関与し、赤血球の成熟に貢献している。欠乏すると胎児の神経管閉鎖障害や神経障害を引き起こす。
肝臓(レバー)や緑の葉野菜に多く含まれ、厚生労働省は400㎍/日の摂取を推奨している。
①ビタミンB2
②パントテン酸
③ビタミンE
④葉酸

(答え④葉酸)

★模擬問題を作成中です!できれば150問くらい溜まったら公開します!

約2週間で受かった勉強方法

①教科書を読む
問題例のとおり、問題文はほぼ教科書と同じ文章で出題されます。
教科書は約300ページ。文字は写真の通り割と大きいです。
集中して読めば3時間もあれば1周はできるので、まずは自分が何が苦手かを意識しながら読みました。
次は、意味を理解したら当日思い出せる系単純な暗記系どちらかを意識して、単純な暗記系には蛍光ペンや折り目をつけながら読んでいきます。

教科書の厚さ
本文の文字サイズ

②意味を理解したら当日思い出せる系は教科書の文章をよく読んで、自分の言葉で説明できるようにしていました。
問題例1で言うと、
腐敗…単純な化合物(=まざまな化学元素の原子が化学結合によって結合した分子)に腐っていく
→腐る=化合物になるでとりあえず覚える

変敗…分解して、微生物以外の働きによって不味く"変"化する

変質…"質"が悪くなって食用にならなくなる

というような感じです。いかにもひっかけで混乱しそうな日本語や、食材のカット方法、各国の調理の基本などは単純暗記よりも意味や由来をしっかり考えて覚えると忘れず、ひっかけ問題に強くなります。

③単純暗記系は単語カードで覚える
問題例3のような一問一答になりそうな問題は覚えるしかないので、オレンジペンで書いて赤シートで隠したり、単語カードを作ってひたすら覚えました。
夜寝る前に暗記して、朝起きて直ぐ復習。これが一番効率よかったです。
因みに30分で10問完璧にするより、同じ時間で100問を7割くらい覚えるくらいで大丈夫です。4択なので見たら思い出すこともあるし、問題文自体にヒントが散りばめられてる事もあるので!
(問題3でいうと、胎児の神経管~とかレバーに含まれる~とか)

④普段の食品の買い出しで覚える
スーパーに行くよりは市場に行くのをお勧めします。
スーパーでは栽培技術が向上して年中出回る食材も増えていますし、店舗ごとに比較が難しいのが理由です。
市場でどの店にも並んでいる食材=旬のものを身近に体感したり、同じ食材でも店舗によっては産地が微妙に違っている点に注目して「主要産地はどっちだ?」とその場で調べたり、知らない食材は店員さんに聞いて交流すると美味しい食べ方や調理方法まで教えてくれることもあります。
近くに市場がない方でも、できれば季節の変わり目ごとに足を伸ばすことをお勧めします。
こうして身に着けた知識が、教科書の第2章にまるまる対応しているので私はこの分野ほぼ知っている内容で「復習」という感覚でした。

実際の勉強時間

2週間しかなかったので、詰込みです。
といっても、WSETのD1受験で1日7時間やってたのでスタイルは変えずに朝起きて3時間半、夜1時間くらいでした。
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6時起床~11時頃まで休憩しつつインプット&アウトプット
仕事
お酒飲む前に30分くらい暗記→寝る前に暗記もしくは教科書を読む
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やっておけば良かった事

数字がよく出てくる、フードマネジメント分野をなめたらあかん…!

理想的な売り上げ目標の理論など、覚えていないと太刀打ちできない分野だと痛感しました。
数字がからむトピックは一旦ノートにまとめて頭の中を整理したほうが良かったなと思います。

最後に

ここまでお読みいただきありがとうございます!
3級はフードコーディネーターとしては初めの一歩ですが、普段の食生活に密接している内容が多いので興味深く勉強できますし、取得後に買い物に行ったり料理をするのがもっと楽しくなりました✨独学でも100%大丈夫!

資格勉強で学んだことを活かして、ペアリングのレシピ投稿も頑張りますのでinstagramでご覧いただければ嬉しいです。
現在模擬問題を作成中です!できれば150問くらい溜まったら公開します!
今後の更新もぜひご期待ください。

with wine 唐田


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