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キャンディーズ - 哀愁のシンフォニー - 1976

キャンディーズ、好きでしたよー 子供の頃のアイドルでしたよね。こうしたグループとかになると、メンバーの中で誰が好きって、そういう話になるわけですが、私の場合はランちゃんでした💛

もちろん全員好きなわけですけども。

見ごろ食べごろ笑いごろ 1976‐78

小学校の時の学芸会? というかクラスの催しもので、友人三人と「年下の男の子」歌ったのは懐かしい思い出です。
もち、ランちゃんポジションww 振り付けも覚えました。

「年下の男の子」1975

そうですね~当時はすでに60年代のアメリカンポップスとか、フォークとか洋楽とかロックとか…あれやこれや好きだった私ですが、やっぱり根は子供な小学生なので、テレビの歌番組とかも見て、普通に歌謡曲とかアイドルも好きでした。御三家とか中三トリオとかもね。

花の中三トリオ
新・御三家

キャンディーズとかも、その年頃の女の子なら普通に真似するわけですよ。そういう感覚。歌いながら振り真似とか友達同士でしちゃう。もちろん、その少し後のピンクレディーとかも好きでしたし、真似っこしました。

子供たちに大人気
もちろん、おじさんたにもw

「ハートのエースが出てこない」1975

「あなたに夢中」1973

デビュー曲です。この頃はスーちゃんがセンターでした。スーちゃんも十分細いのに、他の二人が細すぎるから目立っちゃうんですよね。普通体系なのに、ふくよかとか言われてしまい、気の毒な言われようでしたよ。

いずれにしても現代の感覚では、三人とも瘦せすぎですっっ

「春一番」1976

「やさしい悪魔」1977

先日取り上げたニール・セダカの「リトル・デビル」のパロディー曲。

Neil Sedaka「Little Devil」1960

作詞は喜多條忠さん。作曲が吉田拓郎さん。衣装がアン・ルイスさんで、それまでの可愛い子ちゃんや隣のお姉さん路線から、アダルトなセクシー路線に変更と言われました。

「暑中お見舞い申し上げます」1977

で、上記はキャンディーズというと、まず出てきて、誰もが思い浮かべる曲なんですけども…

私はその前の、マイナーな曲の方が好きだったりします。

「なみだの季節」1974

「危ない土曜日」1974

「そよ風の口づけ」1974

スーちゃんがセンターの時の曲ですね。かわいい女の子、少女の気持ちを歌った曲なんだな。

「わな」1977

唯一、ミキちゃんがセンターの曲です。ミキちゃんも上手いのになぁ…っていうか、ミキちゃんは可愛いというより、キレイといった方がいいタイプ。なので子供たち向きというより、魅力が上の世代向けだったかな。

そして 私が一番好きなキャンディーズの歌はコレです。「やさしい悪魔」とはまた別の、大人な曲でした。

「哀愁のシンフォニー」1976

しっとりバラード、コーラスがとっても綺麗だったと思います。

スクールメイツ出身で、マスコットガールやアシスタント的な、そういうキャラクターで集められてのデビューだったから、扱いというかポジションはどうしてもアイドルでしたけども。彼女たち自身は、純粋なコーラス・グループを目指したホンモノ志向だったんですよね。

特にミキちゃんは洋楽が大好きで、スティービー・ワンダーの大ファンで、ソウルミュージックやディスコミュージック、ブラックやモータウンすごく聞いてて、スプリームスとかロネッツとか、ああいうの歌いたがってたとかとか…

なので、こういうカバーとかもあるわけです。主にコンサートで歌われてたようですが。

Carol Douglas「Midnight Love Affair」1976

The Supremes カバー

ABBA「Dancing Queen」1976 カバー 

洋楽メドレー 4 曲

Stevie Wonder「Sir Duke / 愛するデューク」1976

Wild Cherry「Play That Funky Music」1976

「Do it / ドゥ・イット」

The Mamas & the Papas「California Dreamin' / 夢のカリフォルニア」1965 

英語の発音は正直まだまだというか、ジャパニーズイングリッシュですし、もう少し精進する必要があるかなって感じですけども…コーラスはナイスだし、当時のアイドルとしてはアイドルで終わらせるにはもったいない歌唱力がありましたね。

もっともっと彼女たちが歌う洋楽聞きたかったです。
でも「普通の女の子になりたい」との有名な言葉で解散しました。

それは当時の商業主義な芸能界の功罪。歌手をあくまで売り物としての消耗品としてしか扱わず、それぞれが人間であること無視して、睡眠時間も休養も与えずに酷使された結果、彼女たちが出した答えでしたから、至極当然だったでしょう。

純粋に歌うことを楽しめなくなったら、おしまいです。奴隷のように滅私奉公させられた上で絞り出される歌声に、人を喜ばせ楽しませたりする力、まして癒す力はありません。
どんな仕事も表に出る面だけでなく、陰の努力は必要不可欠だけど、それは人生を楽しみ、自分が自分自身でいられることを保った上で、当事者たちのペースでそれらは行われるべきですから。

ピンクレディーも同じ道をたどりましたが、その後の芸能界、今の音楽業界はちょっとは改善されたのでしょうか…
はなはだ疑問ですけれども。

キャンディーズ解散後、スーちゃんは女優さんに。惜しくも9年前に亡くなってしまいましたが…涙 ランちゃんも女優さんとして一時活躍しましたね。相変わらず、お若くてお綺麗でうらやましいです💛

そしてミキちゃんは解散と同時に引退しましたが、一度だけCMソングを出してくれたのでした。

「夢・恋・人」1983

三人の中で唯一、作詞作曲を早くからしていたミキちゃん。才能豊かな人でしたが、普通の奥さんお母さんとなる道を選びました。でも、少しもったいないなあ、と思ったりもしますねーっっ

伊藤 蘭 - 2022.8.20 RAN ITO CONCERT TOUR 2022

ランちゃんも去年ソロコンサートを開いてくれましたねー 願わくばミキちゃんとのジョイントもやって欲しいです。

スーちゃんは旅立ってしまったけれど、解散してからも三人はとても仲良しだったとのこと。彼女たちの歌声や姿がいつでもこうして動画で見たり、聞けたりするのがとても嬉しいことだと思ったりします。


F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2021/02/12 掲載記事より転載


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