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Anetto Funicello - Pineapple Princess / パイナップル・プリンセス - 1960

クリケッツがカバーしていたことで、
思い出した「パイナップル・プリンセス」

8月に紹介すべき歌でしたねっっ

正直この方のことはよく知らないのだけど…

「パイナップル・プリンセス」は、日本でもカバーされてヒットしたことで耳にする機会がありました。

「Pineapple Princess / パイナップル・プリンセス」1960


田代みどりさん カバー 1961

この田代さんのバージョンが一番有名かも

他には、森山加代子さん、松島トモ子さんもカバーしているのですが、動画が無くなってしまっていましたっっ
※松島さんと言えば、初代あんみつ姫ですね(知ってる人いるかなあ)

あやや カバー 2006

海外でもカバーされてますけど、
ちょっと見つけられなくて。

んでもって…

ハワイをイメージさせる曲という事もあって、スパリゾートハワイアンズなんかでもこんな風にショーで使われてたり。

ウクレレ教室では練習曲として、
フラダンスの曲としてもおなじみです。

とは言うものの、ハワイの伝統歌でもハワイの人が創った曲でもなく、アメリカ人のミュージカル映画専門の作詞作曲家デュオである、ロバートとリチャードのシャーマン兄弟が作った曲なのでした。

ちなみにシャーマン兄弟は、その他「チキチキバンバン」「メリー・ポピンズ」「おしゃれキャット」「ジャングル・ブック」そして「イッツ・ア・スモール・ワールド」を作詞作曲した人たちです。

「Chitty Chitty Bang Bang / チキチキバンバン」

パリピ孔明ではありませぬww

「Mary Poppins / Chim Chim Cheree」1964


「It's a small world」

そう。
ディズニー映画のテーマ曲を、
たくさん作っている作詞作曲家兄弟というわけ。

でもって、「パイナップル・プリンセス」を歌った、
アメリカの女優兼シンガーのアネット・ファニセロも、
ミッキーマウス・クラブのメンバーでMouseketeersの一人。

ウォルト・ディズニー自身が、ダンスリサイタルに出演していた、12歳の彼女を見初めてスカウトし、加入したキャストとのこと。

(ディズニーって、ちょっと特殊なシステムなんですよね。ビジネス形態というか、契約がね。例えば、実際のスクリーン、映画で流れる歌とテレビやプロモで歌う歌手の人がきちんと分かれていたりとか…そのあたりの属性が一般的なエンタメ業界と異なって、独特なんです)

てなわけで、ディズニーのテレビシリーズや映画で、
活躍した女優さんなのです<アネット

「LonelyGuitar」1959


「O Dio Mio」1960

「Jamaica Ska, The First Time」1964

「The Monkey's Uncle」1965 
The Beach Boys & Annette Funicello

ビーチ・ボーイズとのユニット、
この曲は知りませんでしたー

そして、若き日の彼女の恋人であったのが、
「ダイアナ」のヒットでお馴染みポール・アンカ。

けれど二人はまだ若く(未成年)、アネットの育ての親というか、雇用主であるウォルト・ディズニーによって引き裂かれることに…涙

「Puppy Love / パピー・ラブ」1960

結果、ポール・アンカは彼女への想いをこの曲に託し、歌い上げることに。

アネットは女優、そして歌手としてキャリアを重ね、結婚して3人の子持ちにもなりましたが、1987年、45歳の時に多発性硬化症を発症してしまい、長年の闘病生活の末、合併症により、2013年にこの世を去ったのでした。合掌…

生まれ変わったら、
その時には今度こそ二人一緒になれるといいね。


F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2021/09/07 掲載記事より転載


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