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George Harrison - All those Years Ago / 過ぎ去りし日々 - 1981

私はビートルズの中でジョージらぶな人でした。
うん…ジョージ! やっぱジョージですよ!(って意味不明)
ギタリストとしての才能というより、若い頃の見た目から入ったかなwww

さてさて…この曲は最初、別の歌詞でリンゴに提供するはずだったんですが、ジョンの訃報を聞いたことで急遽、歌詞を差し替えて発表されることになったのでした。

林檎、磨った

ドラムは当然リンゴで、コーラスにはウィングス(ポールとデニーとリンダ)も参加しています。だから、ジョン以外のビートルズの元メンバー全員が参加してるって位置付けの曲。

ウィングス

差し替えられた歌詞の中には、ジョンが作った曲のタイトルがあって、ジョンを失ったことの悲しみや思慕を綴り、畏敬の念と冥福を祈っている歌です。

そうですね…解散時(前後)には色々とすったもんだあった4人ですが、なんだかんだで仲直りはしていましたんで。
ジョージは主にポールに怒ってて、ジョンもポールと色々あって、リンゴは全員と上手くやってて…三人の間に挟まれてた形で<リンゴってばいつもそんな役回り

ビートルズと外部の人たちとの架け橋は、ジョージがそういうポジションだったりするけどもっっ

ようするにポールが火種だったっていうのかなー(みたいで)
ポールって決して俺様ではないんだけど、前に出過ぎてしまうというか~長く一緒にいると周囲がたまらなくなるような、たぶんウザいとこあるんだと思う。

ジョージがビートルズ時代に作った「I, me, mine」は
まさに・・・「ポール、てめー いつも 俺が、俺に、俺の!…って、いつもマジうぜぇんだよ!!」って意味で、皮肉で作った曲なのでっっ

The Beatles「I Me Mine」1970

(ポールってばファミリー単位で固まりたがる人で、家庭的なのは子供達にとってはいい父親だし、夫としては良いんだけども…いつも一緒にいることを周囲にも強いる傾向があるから、それでリンダも苦労したっていうか~

元々リンダはカメラマンだったのに、一緒にいたいがために無理やりバンドに入れて、楽器を弾いたことがない彼女にキーボードを弾くことを強要して、結果史上最悪のキーボードと叩かれるハメになってしまいましたよね。

ポールへの愛ゆえにとはいえ、可哀想なリンダ>ポール、ホント強引すぎる)

いやさ全員好きだし、解散やケンカ、分裂の原因は誰が悪いってわけではないんだろうけどね。

人間関係って難しいですよね。とくに創作活動をする物作り気質な人たち。自己主張も激しいだろうから、譲れないことたくさんあると思います。YMOだって教授と細野さんはよくぶつかりあって、一時険悪だったと言うし…

「All those Years Ago / 過ぎ去りし日々」1981

直訳すると「前のすべてのそれらの年」になってまう<翻訳
だから「過ぎ去りし日々」という邦題はGood

MVの中のジョンがねー うるうる
そして最後のサージャント・ペパーズのあのシーンとか、こもやはりうるうる(あれマジカル・ミステリー・ツアーじゃないよね? SPの方であってるよね?)。

さて、ビートルズ時代のジョージの曲は、また別に取り上げるとして(そのうち)。

「This Song / ジス・ソング」1976

この曲のMV好きでしたー なんで裁判シーン?っていうか これパロディなんですよ。自分の曲の盗作騒ぎの時の裁判をね、皮肉ってるの。茶化しているっていうか~揶揄しているというか、ハイ。

その曲っていうのは「マイ・スイート・ロード」ソロ第一弾のアルバム「オール・シングス・パスト・マス」の収録曲。

「My Sweet Lord / マイ・スイート・ロード」1970

この曲ってね、18世紀のゴスペルでエドウィン・ホーキンス・シンガーによってレコーディングされた「オー・ハッピー・ディ」(映画「天使にラブソングを」でも歌われてる)に
インスパイアされて作った曲なんだけど、シフォンズの「いかした彼」に似てるってことで盗作問題に発展しちゃったのね。

で、裁判になったと…

The Edwin Hawkins Singers
「Oh Happy Day / オー・ハッピー・ディ」1969

The Chiffons 「He´s So Fine / いかした彼」1963

まぁ~似てるっちゃあ、似てますからね。

アメリカ人はこの手の盗作問題にとてもうるさいです。
レイ・パーカー・ジュニアの「ゴースト・バスターズ」も、ヒューイ&ザ・ルイスの「I Want A New Drug」のパクリ問題で裁判沙汰になったし…

ある日、神に感謝したい気分があふれたー!!
みたいな気持ちを歌にしたとも言ってるけど、その時に口ずさんだメロディ。似過ぎてしまったのだろう… 

そして裁判負けちゃったしねー(でも当時のジョージはお城に住んでいたから賠償金は払えちゃう。ビートルズ時代の印税だけでガッポガッポ稼いでましたんですぇ゛-)。

「All Things Must Pass / オール・シングス・マスト・パス」1970

とにかくあれだ、フィル・スペクター節な曲だw
でも、このアルバムは通しで聞くと、本当に良いです。単独よりもフルで聞くのが善きかな。

「Got My Mind Set On You / セット・オン・ユー」1987

MVが、バージョン1と2の二つあったりするですよ。

1962年の曲のカバーです。MVのセットがちょっとチープ 時代だなあ…

James Ray「I've Got My Mind Set on You」1960

「What Is Life / 美しき人生」1971

これは先に、オリビア・N・Jのカバーの方で知った作品ですね。親友ボブ・ディランもカバーしています。

Olivia Newton-John カバー

明るく前向き?な歌詞がいいです。
"あなたのいない人生なんて 何の意味があるのでしょう?"
という、愛する人への永遠に尽きることのない愛を語る歌ですけども…ちなみにこのMVはジョージの死後、事務所が作ったものです(最近)。

「Ding Dong, Ding Dong / ディン・ドン」1974

「This Is Love / ジス・イズ・ラブ」1988

「Give Me Love / キブ・ミー・ラブ」1973

1991年に来日したとき、クラプトンとの日本公演行きましたよ~東京ドーム。もうね、涙出た!感動で。その前にリンゴは行ってたけど。

& Eric Clapton「Something」

そして、セッション・バンドが素晴らしかった! 音が凄くて本物のプロフェッショナルの音って、演奏ってこんなに違うんだって、別の意味でも感動した。決して音響がいいわけではないのに<ドーム

全身が震えるほどの衝撃受けた!腰砕けだったわ~ 
とにかくピアノの人が凄まじい神業だった。超絶テクニックなんてもんじゃない。

George Harrison Eric Clapton Live in Japan 
December 1, 1991 COMPLETE VIDEO Part 1

日本のバンドがいかにしょぼいのか、へたればかりなのか、痛感させられた瞬間。てかー あれ聞いちゃったら、以降日本のバンドはどれも幼稚園のお遊戯か、学園祭の余興レベルにしか聞こえないです。

クラプトンとジョージの二大ギタリストも素晴らしかったのはもちのこと(イーグルスもリンゴの時も良かったですけど)。

& Eric Clapton「While My Guitar Gently Weeps」

そしてジョージのサインというか手紙、無くしてしまった私は大馬鹿です。

いやさ手紙を送ったのは私ではなくて、友人のお姉さんで、ジョージにダーニが生まれたとき、手編みの靴をね…贈ったんですよ。

ザ • ピーナッツ「手編みの靴下」

したらばジョージからお手紙が来たんです。
「私の可愛いベイビーに素敵なプレゼントをありがとう」
って! 手紙の文字はタイプライターでしたけども、直筆サイン付きで。そのコピーをもらったんです!

でも、いつの間にか紛失してしまった私は大馬鹿もの(涙)

2001年11月29日、ジョージの訃報が届いたとき、泣きました。ショックで放心した。うううう…ジョンと仲良くセッションしてね。喧嘩しているかもしれないけどさ。

そしてお願いだから、頼みますから、ポールとリンゴはまだ呼ばないであげてね❤️


F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2020/12/08 掲載記事より転載



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