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久保田早紀 - 異邦人~シルクロードのテーマ ‐ 1979

クールビューティな方でした

エジプトに旅行したとき、めっさこの曲が頭の中で流れました。てかー 実際歌っちゃってたけどもっっ

そうですねー それまでエスニックな中東風や、中央アジアを感じさせるようなメロディの歌って、
それなりつかー いちおうあるにはありましたけれども…

ダニー飯田とパラダイスキング「悲しき60歳」1960

荻野目洋子 (YO-CO) 「コーヒー・ルンバ」1992

オリジナルは西田佐知子さん<1961 

江利チエミ「ウスクダラ」1953 

そして異国情緒たっぷりなエキゾチックな歌が、確かに流行り始めていた時期ではありましたんですね、当時は。

ゴダイゴの歌もそうだし、佐藤隆さんの曲とか…
「魅せられて」とか「飛んでイスタンブール」とかとか

ゴダイゴ「ガンダーラ」1978

ジュディオング「魅せられて」1979

庄野真代「飛んでイスタンブール」1978


「異邦人」が出たとき、
ものすごーくインパクトがありましたよね。

確かCMに使われてて…アフガニスタンで撮影されたという、その映像とこの歌がとてもマッチしていて、ミステリアスで…異国情緒たっぷりの素敵なムードを醸し出していて。
それだけでもう、脳にインプットされちゃうわけですよ。

SANYO電機CM

この曲の印象というか、世界観がね。

当時は歌番組も多く、ベストテン全盛期だったので。
テレビやラジオ、有線や町中でも、たくさん流れてた気がしますし、聞かない日はなかったかも知れません。

「異邦人」1979

確かにたくさん聞きすぎた…っていう、きらいはありますけども。初めて聞くイマドキの世代な人たちにも、新鮮な歌ではって、そう思ったりもします。
でも、カバーもたくさんされていたりして。

レコードバージョン

TAK MATSUMOTO featuring ZARD
松本孝弘×坂井泉水 カバー

明菜ちゃん

カールスモーキー石井さん つか米米でいいのか

徳永英明さん

御病気はもういいのでしょうか。

宮本浩次さん 

んー この方知らないです。最近の歌手さんかなあ?

May J. さん

EGO-WRAPPIN'

acid black cherry

…とまあ、こんな風に世代というか時代を超えて、たくさんの人にカバーされるくらいの傑作な名曲。

ちなみにこの曲は、原曲自体は久保田さんが創っていますけど、アレンジとか編曲とか色々その他の人から手を加えられたわけで…その間に歌詞を書き換えたり、タイトル変えたりなどで、なんだかんだ完成まで一年かかっているとのこと。

それだけの手間暇かけたなら、これだけのビッグヒットになるのも、なんか頷けるかなあ‥‥
時代がこの曲を求めたんでしょうね。

はい、そういう歌、曲ってありますよね。時代の求めに応じたというか、ニーズがピッタリ一致した曲というもの。

けど、肝心の久保田さんはデビューして、いきなりの大ヒットで音楽活動の下積みがないまま、芸能界や音楽業界がよく解らないでいるままに…曲が売れたということで、あっちこっちで引っ張りだこというか~その状況に馴染めなかったというのもあり。二曲目以降が、デビュー曲ほどには売れなかったこととかで、すっかり音楽が楽しめなくなって、イヤになってしまったとのこと。

苦しく辛くなってしまったというのかな‥‥

たまたま結婚されたこともあり、商業音楽の活動とはキッパリ縁を切ることになさったのでした。つまりは引退。

で、その後はキリスト教の讃美歌とか、そっちの方面で本名にて活躍されているそうです。

「25時」1980

ちなみに二枚目のシングルですね。この曲もいい歌でした。

久米小百合「百万本のバラの花」1988

この歌のカバーも、久保田さんならではの声で、とても素敵です。じっくり聞かせてくれますね。

「上海ノスタルジ-」1981

「9月の色」1980

「ジプシー」1983

「ねがい」1982

「星空の少年」1979

「最終便」1983

久保田早紀「Saki Kubota PREMIUM」1984

フルアルバム「天界 (Tenkai) 」 1980 

して、これは10年前の映像ですが、教会で歌われたものがアップされていました。すっかりお母さんって感じ。いい感じにお年を取られてますね。相変わらずな美しい声です。

何よりもご当人が自分らしく、楽しく音楽をエンジョイされているなら幸いです。

ミュージック・モア otonano コンサート 2021

音楽って、「音を楽しむ」ことですからね。
音楽を作ること、仕事にすること、携わることの中に「苦しみ」や「哀しみ」があっては意味がありません。
音楽を提供する側が、音楽を提供する悦び、創作の楽しみ、至福の充足がないことには、誰のためにもならない痛みをもたらすだけの騒音が生れるだけです。
何よりも生み出す側、紡ぎ出す人が、創作の悦びの中にいないことには… 誰の心にも響かず、癒したる慰め、元気たるパワーをもらえないばかりか、創る側も自らを消耗するばかりですからね。


F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2021/03/18 掲載記事より転載


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