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笑えるお経とエコロジー葬

※ここのところ小難しい話ばかりが続いていたのでノリの軽い話をば。

ある日、護国寺で行われた四万六千日法要に行ってきたのですが、

「真言宗の儀式って、パフォーマンスが派手というか、ロックだよね」

というような話になり、そう言われてみれはそうだよなーと・・・。

他の宗派で知ってる限りでは、個人的な法要以外で誰でも参加できるイベントって、座禅・写経・写仏くらいなもんで、その他はそうそうないような気がするし。

とはいうものの、お寺に関しては詣でたり、瞑想しにボッーとしにいったりはするものの、私の仏教のマニュアルは「手塚ブッダ」でそのおかげで「聖おにいさん」のギャグ元ネタが判る程度。

友人に真言宗の坊さんがいるので、教えてもらおうと思えばできたものの、
(とっても饒舌な人なんで、ひと度スイッチ入ると、延々と曼荼羅の解説とか、仏説仏法を朗々と語ってはくれたもんですが)
如何せん、私の脳みそには理解不能であった。(ついていけないっつーか)

今はもう遠方に婿入りして住職となり、彼も多忙になってしまったので、
昨今では季節のお便りのやり取りがせいぜい。
(彼は漫画ヲタでオカルトヲタ。そして占いマニア)

そして、私はLet's多神教がモットー。

そうイイワケしながら、どこの宗教にも対して詳しくないのであった。

いいんです。宗教チャンポンは日本人の特権だもん。

で、本題。

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実家の両親ははっきりいって不信心で、宗教には懐疑的な人たち。
よくある典型的な日本人。仏壇に関しては、置くと怪奇現象が起きてしまう・・・という理由から、位牌も写真も飾ることはしなかった。
最近は写真だけは飾ってあるみたいだけど。
(色々とそれなりに、目が点になるような怪現象が多発しましたんで)

先祖の墓はあるわけで、信心はないくせに、葬式だの法事だの、お寺さんにはお世話になっているのです。

でもって、何か怪奇現象(謎)に遭遇したときには、「『なむあみだぶつ』と三回唱えなさい」・・・という、いい聞かせ、刷り込みはあったり。

そう。九州という土地柄、お寺さんは浄土真宗の本願寺派。浄土真宗は修行を否定するし、ご朱印もなし。

真言宗とは真逆って感じですかね。
日蓮さん(法華経)は浄土真宗、大嫌いだったみたいですね。

まあ、なんでもいいんですけど。

そんなのあたしの知ったこっちゃないし。

さてさて、この浄土真宗のお経。

初めて聞いたとき、法事であるのにも関わらず、心の中で大爆笑!
笑いをこらえるのに必死でした。

ありえない!

とにかく一度聞いたら忘れられないほどのインパクト。

なんていうか独特だし、いろいろバージョン?があるのか、
住職オンザステージって感じだし。。。。謎

たまたま私が聞いた住職さんのお経の節回しが独特なのかと思いきや、
どうやらそうではないらしく、他の実家が浄土真宗って人に「笑えたー」と話すと、ほぼ皆が同意で、お葬式なのに笑いをこらえるのに必死だったし、家族や列席者の人も肩を震わせ泣いていると思いきや、笑いをこらえてふるふるとしていたり、膝をつねっている人も、という話。

よかった、私だけじゃなかったんだ!

ネットで調べても、
やっぱり皆さん笑いをこらえるのに苦労しているみたい。

あの笑えるお経は何だったんだろう?? これはちと違うような?? いつか坊主バーに行ったら、ぜひ聞いてみたいものだと思いつつ、未だ行けてないなあ。


うん。やっぱ、かっこいいのは真言密教なんだと思ふ。

浄土真宗は、、、、

死者も笑いながらあの世に行くお経って感じ、なのかな・・・

で、護国寺から戻って。

どうも、何かお土産をお持ち帰りしてしまったらしい・・・

ことに気づいたりなんかして。

実物が視えているわけではないけれど、体感的に違和感があるし、
そういうときは、鏡で自分の顔を見たときに、「顔が違う」ってんで、気づかされたりする。とくに目が怖いつーか、自分じゃないような感じなので。

チェックすると右腹に入られてたり。

してエレメンタルや邪気ではなく、霊さんのよう。

でもって、さあ、どうしようかな~

どうやって上げようか、誰に頼もうかと他力本願を考えていると、

ハゲワシのビジョンが。

・・・・ハゲワシ?

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何故にハゲワシ?

日本にいません(たぶん)が何か?

とりあえずハゲワシに「上げてもらう」のがエエんだろーと、

よく解んないけど、まーいいや。

で、その後で気づきました。

ハゲワシ=鳥葬。

どうやら、鳥葬にされないと
上がれないと思い込んでいる人だった模様。

何気に鳥葬のことネットで調べてみると、
チベットとかで行われている方法なのですね。

ああ、確かに護国寺はチベットフェアも毎年開かれますから、
チベットに戻れないままお亡くなりになった方なのかも知れません。
wikiでは、写真も載ってるので、苦手な人は要注意ですけど、
確かに鳥葬は、自然への負荷が少ない、埋葬方法のよう。

(今はもうチベットフェア開催されてませんけど、この出来事があったその年はGW前後に開催されていました。ダライ・ラマ法王猊下もいらっしゃいましたし)

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生きている間にたくさんの動物や植物の命を頂いた人間が、
動物にその肉体を食べてもらい、自然へと回帰していく。

途中経過さえ、目にしなければ、問題ないかなと。

ただ、土地の問題とかありますし、日本では無理ですけどね。法律以前の問題に、熊が食べてしまったらエライことになるし、一体の死体を食べつくす猛禽類がそんなにいないってことと、臭いの問題と倫理観とか宗教観とか死生観の違いなど。日本人の遺体に対する感情、遺族の心情ってのが、鳥葬には向いていないので。

でも、考えてみれば、究極のエコロジー。

そして私は葬式不要戒名不要と、白洲さん気取りつつ、
お墓無しの、位牌は海に撒き、森に撒く、散骨が理想です。

魚のエサになり、植物の滋養になれれば本望だけど、なかなかどうして、希望通りにいくかなあん。(使えない臓器なので提供できないから、せめて)

ただ、息がある間に、まだ生きているのに、
鮫やワニや動物のご飯になるのは、ちょっとそれは勘弁です。
エサになるのは、完全に死んでからねっっっっ

アタシャ、アシタ仙人にはなれんでのぅ。

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