見出し画像

平田隆夫とセルスターズ - ハチのムサシは死んだのさ - 1972

若い人はまず知らない歌ww タイトルがタイトルだから、面白い歌に分類してしまったけど。まあ、歌謡曲ですね…ハイ。けど、限りなくグループサウンズ寄りかな。

人名がグループ名に入っていることで解るように、平田隆夫さんがリーダーで発起人。

1968年に武蔵野音楽大学を卒業して、元GSグループの「ルビーズ」に在籍していた、菊谷英二さんと結成したのがこのグループ。

「悪魔がにくい」1971

これがデビュー曲でしたね。知り合い(年上)がよくカラオケで歌ってたなあ…

なんていうか、ファッションが限りなく昭和だと、懐かしく…うん、今の世代の人からしたら理解不能で、ダサイと思われるだろうなあ…なんだかー

「ハチのムサシは死んだのさ」1972

子供の頃はとくに疑問も持たずに歌っていましたが、よく考えると変な歌詞ですよねww 不思議っていうのかな…太陽に挑んで負けてしまったハチの物語。

そういえば、当時は「みつばちハッチ」も放映されていたなあ。

「昆虫物語 みなしごハッチ」1970

このハッチが、子供たちに人気だったこともあって、子供たちにもオオウケしました。私もその一人かっっww

ムサシというと、どうしても宮本武蔵を連想してしまうけど、宮本武蔵はさすがに太陽に挑むようなことはせんだろうなあ。

wikiとかの説明によると、

日活スターで動物詩人でもあった内田良平が発表した詩集『おれは石川五右衛門が好きなんだ』の中の「ハチのミヤモトムサシは死んだんだ」というタイトルの詩に、セルスターズのバンドリーダである平田隆夫が曲をつけた。

とのこと。

で、当時は時代背景もあって「寓話的な物語」ということにしておいたそうですが、実のところ…

学生運動を示唆した楽曲で、ハチのムサシという1人の青年が国を変えようと国家という太陽に、挑戦して焼かれて死んで落ちたという内容…

とのことです。
なるほろー 確かにそういう時代でしたものね<学生運動

そして、意外とカバーもされていたりする。

本木雅弘 カバー

他にはギバちゃんや石井竜也さんもカバーしてるそう。残念ながら、動画見つかりませんが。

と、思ったら、アップされてたー

石井竜也さん カバー

柳葉敏郎さん カバー

そして、女性二人のツインヴォーカルが売りで、特徴だったセルスターズですが、1974年にこの二人が脱退してしまい…他の女性ヴォーカル、セシリアさんが加入しましたが、まあ、何かあったんかなあ…方向性の違いかな。うん。人生色々、人間関係も多々ありますよね。しょうがないか。

「生きながらブルースに葬られて」1975

セシリアさんもとても上手い、素敵な声の歌手さんだったんですが…結局1976年に解散してしまいました。

その後、懐かしい歌特集みたいなので「ムサシ・・・」を女性二人が歌うなどお見掛けはしていたのですが。1993年に新しい女性ヴォーカルの方を迎えて再結成。けれども2011年にリーダーの平田さんが旅立たれ、2020年には菊谷さんも旅立たれ…なのでした。

「急げ風のように」1972

そうそう小川真由美さんの「女ねずみ小僧」のこの主題歌、これもセルスターズでしたねっっ 懐かしい~ 
好きなドラマでした。小川さんが色っぽくて、とても素敵でカッコよかったです。

なんていうか、峰不二子さんの実写版を、地で行く女優さんでした。そしてこのドラマには、先ごろ亡くなられた田中邦衛さんも出てましたねっっ涙

でもって、チュルチュルチュルッチュルっていうのが、セルスターズの曲のお約束なのだなあ…改めて。


他blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2021/05/24 掲載記事より転載


もし、こちらの記事を読んで頂いて、面白かった、参考になった…とそう思って下さったり、サポート下さいましたならば、心から嬉しく思います💛