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The Marvelettes - Please Mr. Postman / プリーズ・ミスター・ポストマン - 1961

またまた古いとこに行っちゃいます。

彼女たちのことは知らないけれども、この曲のことは知ってるって人は多いんじゃないかな…

一番有名なのはビートルズのカバーバージョン(彼らのオリジナルと思っている人ももしかしたらいるかも)。

The Beatles カバー 1963

その他だと、

Carpenters カバー 1974

あとこっちかなん。
このアレンジもこれはこれでいいですよね~

他は、リン・バーネット、ザ・オリジナルズなど。動画が見つからないんですけどねっっ

The Saturdays 2014

映画「Postman Pat: The Movie」の挿入歌として、使用されました。

あとは…

Helen Shapiro カバー

前川清さん

キャンディーズも歌ってます。

あと、こんなのもあったり。

浪花可憐さん「郵便屋の兄ちゃん」1996

あと、これはサンプリングで使われたそう。

Portugal. The Man 「Feel It Still」2017

てなもんや三度笠で、そしてオリジナル。

「Please Mr. Postman」1961

オリジナルはこんな感じでござんした。こちらは彼女たちのデビュー曲でもあります。

マーヴェレッツは、アメリカ出身の女子コーラスグループ。最初のグループ名はCasinyetsで、後にThe Marvelsに改名。デビュー前は5人組で、モータウンのオーディションに出演するためのタレントショウに出演し、入賞できず対象外となってしまったものの、学校の先生がモータウン説き伏せてくれて出れることになったという(なんていういい先生だ)。

そしてオリジナル曲の必要性から、ジョージア・ドビンズがこの曲を原案を思いつき、他の人の協力を経て曲が完成。
マーヴェレッツとしてデビューすることに。

で、見事R&Bチャートとポップ・チャートで一位を獲得したわけです。ちなみにモータウンレコードとしては、初の全米第一位となった曲。

Dee Dee Sharp 「Mashed Potato Time」1962

ちなみにこの曲…どう聞いても盗作というか真似というか~
サンプリングと言うよりは明らかに…な曲。

しかし、モータウンは彼らを訴えることはせず、マーヴェレッツの二枚目のアルバムの中でこの曲をカバーして収録するという太っ腹なことをしていたり。

何と言う余裕?

して、本家マーヴェレッツのカバーがこちら。

The Marvelettes「Mashed Potato Time」1963

こういう意趣返しって、お洒落というかイキですよね。

「Dont Mess With Bill 」1966

この曲はスモーキー・ロビンソンが書き下ろしたもの。

スモーキー・ロビンソン

「When You're Young and in Love」1967

5人組でしたが、一人休んで4人になって復帰して5人に戻ったり、一人脱退して4人になって、もう一人脱退して…で、
5人の時と4人の時、3人になった時と、言う感じ。

「My Baby Must Be a Magician」1968

こちらテンプテーションズのメルヴィン・フランクリンがゲスト参加しています。

「Marionette」1970

しかし、1960年代後半に行くにつれ人気は下降気味。モータウンがデトロイトからロスに移転することになったとき、彼女たちはロス行きを望まず、解散することになりました。

ダイアナ・ロスが在籍したスプリームスほどは花は無いけど、ビートルズやカーペンターズがカバーして、今も愛されている名曲を作り、歌った歌姫たちということで…忘れてはいけないモータウンのミューズたちだったりします。


F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2021/07/25 掲載記事より転載

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