クリスタルキング - 時間差「風神の門」1980
低音ボイスの吉崎さんと和製ロバート・プラントと言われた、田中さんの高音ボイスのツインボーカルが印象的な7人組のバンドでした。
アニメ北斗の拳の主題歌「愛をとりもどせ!」を歌ってた人たちだよって、そう言った方が通りがいいかな…って感じですけども。
「愛をとりもどせ!!」1984
あべし(ずえ)! たわば(がに)! 流行りました。
アニメ「北斗の拳」OP
今の時代じゃ、そのままでは放映できませ~ん…なアニメですね。
「ユリア…永遠に」1984
こっちはエンディングの方、バラードです。
やっぱ、田中さんうまいなあ…
日本のロック系のヴォーカリストの人って、恵まれてない人が多いよね。せっかくの個性や資質を活かしきれてない人ばかりっていうのかな。狭いスケールの小さい箱の中に押し込められちやって、商業主義の中で歪められて、実力を発揮できない楽曲や売り方のせいで、そのままで終わってしまった人が多いような気がする。
稲葉さんなんかは、まっちゃんと出会えて花開いた人だけども…
さて、クリキンの簡単な履歴。実質1971年頃から吉崎さんを中心に米軍キャンプ回りをしてて、1975年頃からバンドの体制が整ったような感じ。1976年に「カモン!ハッスル・ベイビー」という曲でデビューはしていますが、まぁ売れなかったわけです。
そして、1979年に世界歌謡祭(ヤマハ主催のポピュラーコンテスト)でグランプリを受賞をしたのが再デビューするきっかけに。150万のミリオン・ヒットとなったのが、下記の曲。
「大都会」1979
代表曲であり、彼らの代名詞な曲ですよね。
なんていうのかなー 時代にものすごくマッチしていました。ポップスとロックとも言えない、ジャパニーズ・ロックだと思うけど…歌謡ロックつかー
「蜃気楼」1980
これは資生堂のCMソングでしたっけ。
輝け!ナツコSUN CM 1980
「セシル」1982
これまでの曲とちょっと、というか、だいぶ雰囲気が異なる趣の曲だったかな。見た目に合ってないっていうかww
いやさ、ボーカル二人がコーラス回って、ギタリストの山下さん(作曲も担当)がメイン取っているから…というのも大きいのでしょう。
「処女航海」1980
んでもって、私がクリキンの曲の中でいっちゃん好きな曲
「時間差」1980
この曲が一番好きでしたー NHKドラマ「風神の門」の主題歌(クリキンが音楽を担当)でした。
レコード化されてないのがとても残念なところ。FMのオンエア版を動画にしてくださった方がいて、嬉しい💛
ドラマも好きでしたよ~ 原作は司馬遼太郎さんの小説、真田十勇士の一人、霧隠才蔵が主人公ですけど。他の十勇士は猿飛佐助位で、ほとんど出てきませんっっ
上記オープニングですが、YouTubeでしか見れないのでリンクで飛んで下さい。
んでもって、私の中の真田幸村さまは、このドラマの竹脇無我さんのイメージなんですよね。
主役は東京キッドブラザーズの三浦浩一さんで、奇しくも、かつて資生堂のナツコだった小野みゆきさんも出てた。
樋口可南子さんも綺麗だったし、多岐川裕美さんも素敵で💛
そして、残念なことに詳しいことはあまり解らないのだけど、メンバー間で色々とあったみたいで…修復不可能というのかなー チェッカーズもそうだけど、まあ再結成は不可な状態なんですよね。
てなわけで、昔の映像で楽しむだけって感じ。なんかまあ、人間だから色々あるのは仕方ないんですけどね。なにはともあれ、良い曲を残してくれてありがとねって感じ。
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「My Favorites〜音楽のある風景」
2021/01/20 掲載記事より転載
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