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Huey Lewis And The News - I Want A New Drug / アイ・ウォント・ア・ニュー・ドラッグ - 1983

ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースというと、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の主題歌でお馴染み。
ルイスの声がハスキーで骨太なので、がちがちのアメリカン・ロックのバンドというイメージですが、デビュー当時はアカペラなんかもやってましたよね。来日したとき、ベスト・ヒットUSAでも披露していました。

ルイスは大学在学中の1972年、ショーン・ホッパーとともにカントリーロック・バンドのクローバーに加入。1976年にエルビィス・コステロの、レコーディングのセッションバンドを務めたとのこと(その前身のバンド、タイニー・ヒアリング・エイド・カンパニーは1966年結成)。アルバム4枚出すものの解散。

その後、アメリカン・エキスプレスというバンドを結成するも、こちらも解散。1979年に失業中のミュージシャンたちを集めて活動を始動。下積みを経て、1980年にヒューイ・ルイス&ザ・ニュースとしてデビュー。

「Do You Believe In Love」1982

セカンドアルバムからの初のヒット曲。

「The Heart Of Rock & Roll」1983

三枚目のアルバム「スポーツ」からはたくさんヒットを連発しましたね。

ここからが快進撃です。

「If This Is It / いつも夢見て」1983

「The Power Of Love」1985

そして、彼らの代名詞的な曲はこれかなん。映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の主題歌です。

映画予告「Back to the Future」1985

「Bad Is Bad」1983

そして、私が好きな彼ら曲と言えばこれかなあ…

「I Want A New Drug」1983

この曲はレイ・パーカー・jrの盗作騒動でもお馴染み。

Ray Parker Jr. 「Ghostbusters」1984

これは解りやすい盗作で、過去の曲にインスパイアされたとかなら分かるけど、ほぼ一年後で、しかも同じアメリカ(著作権に厳しい)で、マズイって、誰も気づかなかったんだろうかっっ レコード会社とか、ねぇ。

レイはこの騒動で、キャリアをつぶしてしまった印象があります。実際そうですね。

そして…ヒューイ・ルイスに戻ると、今もバンド活動は継続中なんですけど、商業主義な音楽業界のこと。レコード会社と音楽性の意見の相違で対立し、1988年以降、何度も会社を移籍し、インディーズ的な活動とメジャー活動とを両立させてる感じです。

1994年にはオールディーズのカバーアルバムを出したものの、その後オリジナルメンバーが3人脱退したりなんかして。でもって、2018年にはルイス自身がメニエール病に罹ったため、ツアーを中止して休養中とのこと。

失業していたミュージシャンが結成したバンドということもあって、苦労人で義理堅い彼らのこと、メジャーになってからは様々なミュージシャンのサポートに尽力してきたルイスと仲間たちなので、このままでは終わらないで欲しいというか、完治して早く復活して欲しいですね。


他blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2021/03/21 掲載記事より転載


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