Aretha Franklin - Respect / リスペクト - 1967
ローリング・ストーンの選ぶ、歴史上最も偉大な100人のシンガーにおいてのNo.1、クイーン・オブ・ソウル、レディ・ソウルの称号を持ち、天使の歌声と評されるアレサ・フランクリン。彼女は本当に素晴らしい不世出のシンガーでした。
アメリカはメンフィス生まれの彼女の父親は牧師で、母親はゴスペルシンガー。そうした環境が彼女のゴスペルフィーリングを培ったのかなと思います。
「I Never Loved a Man (The Way I Love You)/ 貴方だけを愛して」1967
タイム誌の選ぶオールタイム100ソングに選ばれ、ローリング・ストーン誌の選ぶ、グレイテスト・ソング500では189位に。
「Chain Of Fools」1967
「(You Make Me Feel Like) A Natural Woman」1967
キャロル・キングと最初の夫ゴフィンによる曲。動画は2015年のケネディ・センター名誉受賞式での、キャロル・キングを祝うためにサプライズ登場した時のもの。
感動しますねー いいですね💛
「I Say A Little Prayer / 小さな願い」1968
ディオンヌ・ワーウィックの曲のカバーです。この動画は口と歌がズレてますねっっww
Dionne Warwick オリジナル 1968
「Rock Steady」1971
アレサ自身が作詞作曲した曲です。ソウルフルですが、ディスコチック。安室ちゃんも、この曲をサンプリングした曲、歌ってますね。
「Until You Come Back To Me (That's What I'm Gonna Do)」1974
feat. The Blues Brothers「Think」1968
1980年の映画「ブルース・ブラザース」から。小気味よいナンバーです。
「Eleanor Rigby」1968
ビートルズのカバーですが、原曲が解らなくなるくらいのアレンジぶりにビックリ。まったく新しい曲になってますっっ
The Beatles オリジナル 1966
「Bridge Over Troubled Water / 明日にかける橋」1971
ご存じ、サイモン&ガーファンクルの曲ですが、ゴスペル仕様。アレサが歌うと、やはり全然違う別の歌になっちゃうww
Simon & Garfunkel オリジナル 1970
アレサが歌ったこのバージョンは、アパルトヘイトに苦しむ南アフリカの黒人にとっての、心の支えたる讃美歌となりました。
「Jumpin' Jack Flash」1986
ストーンズのカバーです。ウーピーが出てて豪華ー アレサがとてもかっこいいデス💛
The Rolling Stones オリジナル 1968
「I Knew You Were Waiting (For Me) / 愛のおとずれ」1986
ジョージ・マイケルとのデュエットです。
「Freeway Of Love」1985
「My Country Tis Of Thee 」2009
アメリカの愛国歌の一つで、イギリス国家「女王陛下万歳」と同じメロディです。2009年のオバマ大統領の就任式典にて。確かにこの頃は調子が悪そうというか、絶頂期を考えると衰えを感じますね。
イギリス国歌 God save the Queen
「Rolling in the Deep」2014
アデルの曲をカバーしているのですが、全盛期の声で聴きたかったなあ。
Adel オリジナル 2010
で…アレサというとまず出てくるの曲は、やはり…
「Respect」1967
ソウルやゴスペル、そしてアレサを知らない人でも、この曲はどこかで聞いたことある、知ってるって感じになるのかな。元々は1965年に発表された、オーティス・レディングの曲です。
ちなみにオリジナルよりヒットしましたっっ 原曲からは、かなりアレンジが加えられています。
ちなみにオリジナルはこちら。
Otis Redding 1967
ねっ、全然違いますでしょ?? アレサはカバーしても、必ずアレンジして自分流にしちゃう そこがいいのかなっっ
でもって、アレサの良さって言うのは、もちろん抜群な歌唱力、パンチが利いている伸びの良い声。圧倒的な声量と音域の広さ、喉の使い分け、リズム感。ロックでもソウルでも、ポップでも歌いこなせる、幅広いアレンジと即興的アドリブ力(ジャズ歌手の必須条件)。
とかとか、あげたらきりがないんですけど‥‥いやさ、そこにあるってわけではないと私は思います。もちろん、上記が備わっているからこそなんだけども。
何ていうか"声"だけで、すべてを語ることの出来る素晴らしさにあるかなあ…楽曲もいいのでしょうけど、アレサが歌うことで、どんな歌も名曲になってしまう。歌に命を吹き込むというより、歌が、歌詞が魂を持ってしまう…みたいな。
たぶんアレサが歌えば、どんな駄作な歌でも、その瞬間から魂を持った、素晴らしい言魂たる曲になる。まさに魂の語り部たるシンガーだよなあってホント!
うん。なのでアレサが歌っている。それだけでいいんです。曲はその後ww アレサの声、彼女の歌声であることだけが満足で、それだけでもう100%の完成品となる。
晩年は…ちょっと咽喉がついていってなかったですけどね。それだけが残念です。
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「My Favorites〜音楽のある風景」
2021/02/26 掲載記事より転載
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