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創作大賞をなかったことにしないために

創作大賞2024の中間選考結果、発表されましたね。

応募数52,750作品のうち、中間選考を通過したのは305作品。いやあ……あらためて見ると狭き門すぎて。

私もいくつか応募してましたが、当然のごとく(と言っちゃいけないと思いつつも)落ちました。

なんですかね、結果が出る前から落ちる前提でいよう!来年に向けてこれからできることを探そう!と思ってたのに。

いざ結果を目の当たりにすると、やっぱり落ち込む。

いろんな言い訳をして、応募した事実自体をなかったことにしたくなる。

その証拠に、結果が出るまでは応募した作品のまとめ記事をプロフィールに固定してたのに、落ちたことがわかった瞬間にはずしたという気の弱さ……

資格試験に就活に、ありとあらゆるコンテスト。最後に結果が出なかった瞬間、それまで積み重ねた日々さえ忘れたフリをしてしまう、ダメな癖がまた出そうになりました。


なんだか久しぶりの感覚だなあ……と思い出したのは、4年前に受けた「言葉の企画」という企画講座。毎月いろんな課題が出る中で、自分以外の99人の同期たちが提出したものにも全部目を通して。自分がいいと思うものに投票する、というのを半年間続けたのですが。

毎回、嫉妬で目を背けそうになるんですよね。

素直に自分以外の人のものを「こういう理由でいいな」と評価することって難しくて。講師が優秀なものを選んだときなんて、もっとそう。悔しさが先行して、真正面から受け入れるのがとにかく苦しい。

同時に、自分が選ばれなかった事実や、なぜ選ばれなかったのか?を振り返ることからも逃げ出しそうになる。

でも、私は企画講座の最終回でこんなことを同期たちの前で宣言していて。(記事全文はこちらから)

反省するのはいいけれど、過去をすべて否定するのではなくある部分は認めて、おいしく変えて、丁寧に積み重ねていく。そんな未来を作ります。

今回の創作大賞でやらなきゃいけないのってまさにこれじゃん!

選ばれた人たちの作品から目を背けず、向き合って、反省して。でも自分の応募した作品の一部分だけでも認めてあげて、変化させて、これから一つひとつの記事で努力を積み重ねていく。


そのために、まずはエッセイ部門で中間選考を通過した作品に全て目を通しました。

昨日・今日でなんとか読み切りましたが、想像以上に時間がかかりましたね……中には内容がセンシティブな内容もあったりして、途中で心折れそうになりつつ。読み終えたときには正直ぐったりしている自分がいました。

でも、読んで本当によかった。

自分がこれまで生きてきて、受けたことのないレベルの衝撃を受けたり、痛い思いをしたり、優しさをもらったり。良い意味で次々と期待を裏切られるものばかりで……ページを閉じてる今でも、「あんな作品があったな」と思い出せる作品が多くて。その場限りじゃなく、ちゃんと記憶に残る。すごいなと。


次に、自分の作品を反省するためにこちらを読みました。

これまで何度も、購入を検討しては見送ってきたこちらの有料noteでしたが。先着で特別価格で購入できるというのを拝見して思いきって購入しました。正直こんなに高額の課金をnoteでしたのは初めてです。ドキドキ。

読み終えた今、課金する勇気を出した自分によくやった!と言いたいし、書いてくださりありがとうございます!!!と藤原さんに全力でお伝えしたいです。

詳細は書けませんが、藤原さんが書かれてる内容を頭に入れつつ自分の応募作品を読み直すと、思いあたる節がありすぎて。

おかしいな、応募した時点では全力で取り組んでいたし、何度も読み返していたんだけどな。

今となっては反省のオンパレードです……とほほ。


じゃあ自分が書いた全てを否定して、このままなかったことにするのか?何か少しでも自分で認めてあげられる部分はなかったのか?

応募作品をもう一度、見返してみました。

これについては、今までにないほど複数人の方から長文のあたたかいコメントをいただいて。

いつもnoteを読んでくれているリアルな友人からも個別LINEをもらい、「この記事が一番好き」と言ってもらえたりして……まさかこんなに反応をいただけるなんて思ってなくて。ああ、書いてよかった……と素直に思えた瞬間でした。

本当は読者を救えるようなものを書けないといけないのに、逆に自分が救われてしまったのですが。

こちらも想像以上の反応をいただけて、自分自身でも書きながら夫婦としてのいろんな発見があり。自分が救われた1本になったなと……


でも、やっぱり自分が書きたいことを自己満足的に書いてるだけで。読んだあと「それで?結局何が言いたかったの?」感が拭えないのは事実だと思います。

今回得た学びはなかったことにせず、ミルクレープみたいにおいしく積み重ねて。

また来年に臨みたいなと。

どんなおいしいミルクレープができあがるのか、自分でもわくわくしながら明日からも書き続けていきたいと思います!

(そういえば最近ミルクレープ食べてないから今度買いに行こうかな。笑)

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