#12 平成最後の主張
今って「令和4年」なんですね。
今年が2022年という意識はあっても、「令和4年」
って意識はあんまりしてないのかも…
今あらためて見て、ちょっとびっくりしました。
そんな令和になる直前、どんな風に過ごしていたのか。
平成最後の年というと2018年…入籍が2019年なので、その1年前。プロポーズしてもらった年ですね。
いや、プロポーズしてもらったというより
「プロポーズさせた」という方が正しいかもしれません。
✳︎
2018年10月22日。記念すべき30歳の誕生日。
今の旦那が予約してくれた、とある高級フレンチレストランでその夜は過ごしていました。
いかにも高そうなコース料理が次々と運ばれてきて、テーブルにはその日オリジナルの飾り付け。最後のデザートプレートにときめきつつ大満足な夜だったのですが…
最後、プレゼントをいただいて。
中身を開けると、ネックレスが。
アクセサリーなんて詳しくないであろう旦那が選んでくれたおしゃれなネックレス、嬉しかったんです。
嬉しかったのですが…
正直、30歳のお祝いのこのタイミングで期待してしまってたんですよね。
指輪を。
そして、プロポーズを。
勝手に思い込んでいただけなので彼は何も悪くなくて、でもこれは結婚を期待する女子のあるあるなんですかね…なんとなくそろそろそんなタイミングか!?という雰囲気を感じていたので、ネックレスを見てうまく反応ができませんでした(旦那さんすいません)
と、いうことで終わった30歳の誕生日。
30歳のうちにプロポーズを期待してしまっていた私は思わず次なるイベントは何かと考えました。
11月は旦那の誕生日なので、今度は私がお祝いする番。
12月は…
クリスマス!
これだ。もうこのタイミングを逃したら、年内のプロポーズはない。そこから私の「クリスマス楽しみにしてるよ」アピールがスタートしました。今思えばこれが私の平成最後にして、最大の旦那への主張だったかもしれません。
結婚しそうな友達や結婚した友達の話をしたり、
クリスマスどうする!?とこちらから様子を探ってみたり。そんな中
「クリスマスプレゼント何ほしい?指輪?」
と無邪気に聞いてくる旦那に困惑しつつ、
プロポーズフラグを立てていいのか、だめなのか
わからないままクリスマスイブ当日を迎えることに。
✳︎
誕生日に続き、彼が予約してくれた高級フレンチに感謝しつつ、またしてもコース料理が次々と出てきて。
最後のデザートプレートまでたどり着き、誕生日のときの記憶が蘇りつつ…ついに迎えたプレゼントタイム。
無言で渡されたのは、紙袋。
プロポーズだった場合、普通は「結婚しよう」の言葉と共に指輪の入った箱をパカっとしたり、指輪そのものを取り出して指にはめてくれたりする…よね…?
紙袋を目の前にした私は、いろんな可能性が頭をめぐってプチパニックに陥りました。
また、ネックレスをくれたのかな。
それとも普通に「婚約でない」指輪をくれたのかな。
恐る恐る自ら紙袋を開け、
箱を開け、
中身にたどり着きました。
想像していたプロポーズではなかったし、
自分が半強制的に促した気がしないでもないけれど…
彼がその日決断してくれたことに変わりはないし、
こうして結婚3年目を平穏に過ごせていることには感謝しかありません。
今となってはもう結婚指輪しかしてないけれど、
結果的に「婚約指輪」だったこの指輪も大切にするね。
こちらは参加させていただいている 「BKSマガジン」のお題の記事です。 ぜひ他の方の記事も見てみていただけたら…!
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