見出し画像

『あの日、選ばれなかった君へ』で自分を振り返る-社外講座編-

部活、受験、就活など……人生には「選ばれる人」と「選ばれない人」が生まれるイベントがいくつもあって。

コピーライター&作詞家の阿部広太郎さんが、ご自身の「選ばれなかった」エピソードをもとに、その気持ちとどう向き合い一歩踏み出したか?を綴ったこちら。

阿部さんのお話を読んでるうちに、自分にも選ばれなかった経験がたくさんあることに気づいて。ずっと目を背けてきたけれど、あらためて向き合って書き残してみよう……!

そんな思いで始めたのが、本の目次に沿って自分の過去を振り返るワーク。

これまで学生編受験編部活編就活編仕事編とお届けしてきました。


残すところあと2回。
第6回は、社外講座編になります……!


「選ぶ側」に回ってしまったら
-「落とす方」だって本当はつらい-

本には阿部さんの「選ばれる側」の話だけでなく「選ぶ側」の話も書かれています。

阿部さんは世の中に企画する人を増やしたい、との思いで様々な業界の第一線で活躍される方を講師に招き、「企画でメシを食っていく」(企画メシ)という企画講座を主宰されていて。

企画メシを開催したある年に、あまりにも応募数が多く、泣く泣くお断りせざるをえない人が出てしまった……というエピソードが綴られています。

選ばなければならない辛さ。
落とさなければならない苦しさ。

そんなのは自分とはかけ離れた世界に住む人の悩みで、選ばれる側の私には関係ないのでは。

そう思いがちですが、私にも選ばなければならない機会があったことを思い出しました。

私が阿部さんと出会ったのは、企画メシの姉妹講座「言葉の企画」。毎回出されるさまざまな課題にドキドキしながら取り組み、あれこれ悩みながらも提出していたのですが……提出して終わりじゃないのが、言葉の企画で。

99名の同期たちの作品を見て、いいと思う企画を選んで投票する、というのも毎回セットで行うんです。

自分はなぜ、それを「いい」と思ったのか?自分なりの軸がないと選べないですし、企画が好きなそうそうたる皆さんの作品の中から選ぶことは想像以上に辛く、難しいことでした。

「私は今回の企画をこう定義して、こういう軸で選んだ。」どう言葉にすればいいのだろう。全員で共有されるスプレッドシートのメモになんと書けばいいのかと毎回頭を悩ませていました。

自分自身でいいものを選びながら、「選ばれるいい企画」を出していく。そんな目標のもとに半年間頑張りましたが、結局うまく選べたかはわからないし、「選ばれた」のも1回だけでした。

選ばれなかった中で一番悔しかったのは、noteを書く課題。その課題に取り組んで、選ばれない経験をするまでは自分がこんなに書くことへの思いが強いとは思わなくて……

それでも、あのときの経験がこうして毎日note書くことに通じてる。そう思うと必要な経験でしたし、今となっては選ばれた人も選ばれなかった人もお互いの企画を応援しあったり、一緒に企画したりしていて。

阿部さんや企画生の仲間たちとの出会いは大袈裟じゃなく、私の人生を変えてくれたと感謝しています。


選ぶことは苦しい。
たとえその時に一緒になれなくても。
つくるきっかけにして夢中で進んだら
新しい景色が広がる。
あの日、選ばれなかった君へ


次回は最終回!「結婚編」をお届け予定です!

この記事が参加している募集

読書感想文

この経験に学べ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?