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Snow Manの原点Mis Snow Manと出会った『HOT SNOW』

2011年。日本が大変だった年であり、私が大学を卒業して入社した年でもあり……

いろいろな意味で思い出深い年に、親友に誘われて見に行った映画。

「ずっと応援してきたジャニーズJr.のグループが映画で主演を務める」。

デビューしておらず、決して知名度が高いとも言えないジャニーズJr.のグループが映画の主演だなんてどういうこと?と彼女に誘われたときには驚きを隠せませんでした。

そのグループの名前は、Mis Snow Man。

グループ名は知ってましたが、ちゃんと認識できていたのは8人いるメンバーのうち2人だけ。

それでも彼女にとっていかに大きなイベントであることかはわかっていたし、後にも先にもこんな体験はできないだろうと興味本位で見に行ったのでした。

映画『HOT SNOW』。どんなストーリーかと思えば、一言で言うとタイムスリップもの。

2011年の現代を生きる、ダンスが大好きな4人の男子高校生たちが突如25年前の1986年にタイムスリップ。

そこで1986年を生きる同じくダンスが大好きな高校生4人に出会い、意気投合した8人は一緒にダンスを披露することになる……そんな物語。

ジャニーズらしくほんのりトンチキ感もありつつ、普通にしっかりしたストーリーで、ダンスシーンもエンタメとして楽しめて……ファンじゃなくても見てよかったなと思える内容でした。

ただ、映画を見終わったあとも、なぜ数いるジャニーズJr.のグループの中で彼らが選ばれたのか?という疑問はずっと残ってて。

一定の人気はあったのかもしれないけれど、Jr.主演の映画が全国15館で上映されるなんて聞いたことがなかったですし。それなりにジャニーズファンをしてきた私から見ても異例すぎることでした。

こんな特別待遇を受けたグループなのだからCDデビューも近いのか?と思いきや、そうでもなくて。

同じ年に、メンバーの一人が学業に専念するために芸能活動を休止。

さらに少し後には、私が唯一知っていた2人のメンバーだけ「noon boyz」として笑っていいとも!のいいとも青年隊に抜擢されて。

Mis Snow Manは一体どうなってしまうのだろう?と、ファンにならないまでも、ひそかにずっと気になっていました。

その翌年に、休業していたメンバーが戻ってきて、noon boyz以外の6人が新たなグループ名をもらうことになり。

それが、Snow Manでした。

あの時名前も知らなかった6人をあちこちで見ているうちに、なんと自分もファンになってしまって……HOT SNOWに出ていた頃には目もくれなかった深澤辰哉くんという人を、好きになりました。

まさかその後9人のSnow Manになって。

9人でCDデビューをして。

グループとしてのCD売上で見ても、ドラマやバラエティなど個々の活躍で見てもこんなに人気のグループになるなんて。

わけもわからずHOT SNOWを見ていた2011年の自分に2023年のこの状況を教えてあげても、きっと信じてもらえないと思います。

でも、この「信じられないような未来を切り開いてきた」ところにこそ、Snow Manの魅力はあるわけで。

遠い存在になりかけている今でも、応援し続けている理由なのかなと思います。

4月19日からは、主演舞台の映画館での生中継が始まる彼ら。映画館の数はHOT SNOWの15館どころの騒ぎではありません。

全国のファンが舞台のチケットが取れない悔しさと闘いながら、映画館で彼らの姿を一目見ようと、その日を心待ちにしています。

また新たな未来を切り拓くことになる、Snow Man。

2011年の自分へ。

信じられないかもしれないけど、
12年後、あなたは深澤辰哉くんのファンとして
自らの意思で、映画館に足を運ぼうとすることになるよ。彼らの未来を楽しみにしていてね。

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