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ブランディングに必要な思考回路は「良い感想」を持つことから。

去年、会社の研修を受ける中であらためておもしろいなーと思ったのが「ブランディング」。

あらためてブランディングとは?について触れておくと…

ブランディングとは

企業などが自社製品や自社のブランドを形成するために行うさまざまなコミュニケーション活動のこと。
マーケティングが商品の販売を促進するために行われる企業活動なのに対して、ブランディングは商品の価値やイメージを高めるために行う企業活動のこと。
PRTimes


会社の研修では、企業のブランディング戦略について触れつつも、「セルフブランディング」も大事だよね!ワンピースに出てくるキャラクターだって、みんなそれぞれの個性や強みがあって、それをうまく自分の価値としてアピールできてるよね!と言う話をされて。なるほどなーと。

ブランディングって企業に勤める会社員としても、一人の人間としても学んだらおもしろい分野なのかも。

そう思って、お正月休みにこの本を読み返しました。

ブランドプロデューサー柴田陽子さんの本。
以前読んだときの簡単な感想はこちらにありますが…

強気な勝ち組の物語!?と一瞬思ってしまいそうなタイトルですが、内容はそんなことなくて。

どこまでも謙虚で、まっすぐで、愚直で、誠実な姿勢を大切にする柴田さんの考え方をもとに、
ブランディングにも生きる上でも大切な
「思考回路」を育てていく…というものです。


ブランディングは人々の目に留まる派手な施策を打つことではなくて、長期にわたって価値の深まるブランドを作ること。

それに必要なのは小手先のスキルではなく、
「良い思考回路」を持って生きること。

そして「良い思考回路を身につけることはセルフブランディングそのもの」
と柴田さんは言います。

では具体的に「良い思考回路」はどう作るのか?本の中にたくさんヒントがありますが、中でも印象的だったのは


勝者の思考回路は「感想」を持つことから始まる


という言葉。
ここでのポイントはただの感想ではなく
「良い感想」を持つことで。

例えば得意先との打ち合わせでの感想。
「あの人の服は人気ブランドのもので可愛かった」はただの感想。

「あの2人は話すときに互いに目を逸らす。もしかしたら良い関係ではないのかも。今後のやりとりを気をつけたいな」は良い感想。

想像力を働かせて、相手の気持ちを推し量って、次のアクションに繋げる。
それこそが良い感想なのだそうです。

どんなに些細で身近なことでもいい。

良い感想を持とう!という訓練をしていけば
物事を客観的に捉えた上で、いろんな視点から自分の考えを言葉にして、人に伝える力が身につく。

あれ、これってブランディングに必要な良い思考回路を作ることでもあるけど
「文章を書くこと」にも通ずるのでは…?

日々のnoteも、ある出来事について「こう思った」だけでなく、それをどう自分なりに深めて、過去の経験や今を生きる上での気づき、未来への提案に紐づけられるか…がポイントな気がしていて。

読んでいておもしろいnoteって、どれもそれがあるなあと。

真の「良い思考回路」を手に入れるまでにはまだまだ長い道のりだけど。

訓練を始めることはできるから、
感想を持って、書いて…を繰り返して
コツコツ鍛えていければと思います。

いつか「私はこういう人間だ」と胸を張れるセルフブランディングができますように。

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