見出し画像

Monochrome Diary 2024.2.19~2024.2.25

2024.2.19

収集癖があって、好きな物はドンドンと買ってしまうから決してミニマリストにはなれないと思う。けれど、乱雑な部屋にいると気分も乱れる気がして、極力不必要なものは処分したい。度重なる不注意でボコボコになり、どこに物を置いてもガタガタと不安定な状態になるローテーブルに嫌気がさし、思い切って分解してゴミとした。物置になってしまうこともあったので整理としてはちょうど良かった。長年の癖か家具は壁沿いに設置している。ローテーブルが無くなると部屋の真ん中がポッカリと空いて、スッキリはしたものの心なしか少し寂しい。かと言ってまたローテーブルを買うのも本末転倒な気がしたので、ノートパソコンとコップが置ける程度のワイヤーの小さなサイドテーブルを買った。少しずつ無駄を省くと、人はとてもシンプルな暮らしでいいのだと思う。


2024.2.20

龍が如くをやる熱はおさまらない。ここ数週間で龍が如く7をがっつりやる。シリーズを通して桐生一馬の人生の物語を見ていると、ゲームシステムの違いもあって、今作を好きになれるのかと少しの不安を持ちながら、春日一番の物語を始める。ゲームはその主人公になりきってやるから自然と愛着が湧いてくる。全てを1人で抱え込み立ち続ける桐生一馬とは違い、周りの人間や仲間を巻き込んで、一蓮托生で生きる春日一番も1人の人間としてよ魅力があった。作中、濃密に関わり合い相棒となるナンバが安田顕ということもあり、丸ごとしっかりと楽しめた。最後にやり込み要素を抑えていく時は作業になりがちでダラダラと水曜どうでしょうを流し見ながらプレイする。龍が如く7には各所にどうでしょう要素があって、ファンだからこそニヤニヤしてしまう小ネタがあった。あの頃、ハチャメチャな奇才として出ていた安田顕がこんなに渋くも愛嬌のある人になるとは、と「対決列島」を見ながらシミジミとしながらゲームを進める。


2024.2.21

久しぶりに雪が降る。先週、暖かい日が続いていたと思えば、突然雪が降り始めた。それでも、日中は暖かくて、すぐに溶け始め、道はぐちゃぐちゃになる。最近は季節の分かれ目というのがハッキリしない。暖かいと思っていたら急に寒くなったり、また暖かくなったり。そこで体調を崩さないようにと気を使うけれど、こう慌ただしく変わってしまうととても追いつかない。春や秋のような、日差しがあって少し涼やかな気候が好きだけれど、きっとその期間はこういう変な気温の入れ替わりを繰り返しているうちにあっという間に暑くなり、パッタリと寒くなるんだろう。今年の春は、涼しいうちに外で読書をしよう。


2024.2.22

好きなバンドThe2の解散ラストライブに行く。友達から勧められてここまでハマったのは、偏屈な自分としてはすごく珍しい。そのくらい、自分の琴線に合い、好きになったバンドだ。いつかライブを見に行こうとは思ってはいたが、そのうちそのうちと流している間に解散が発表された。もう見ることは叶わなくなる。これで見なければ近い将来に後悔する。すぐにそう判断して、チケットを取った。解散発表後、チケットは即完売だったらしく、直感で判断して運良くチケットを取れたのは本当に良かった。コピーバンドをやってたこともあって、1曲1曲に思い入れがある。だけど、感傷に浸らせず、勢いに乗って全力で走り抜けていくライブで締めくくっていたのはとてもThe2らしいなと思った。


2024.2.23

渋谷でNothing’s Carved In Stoneの機材が楽器店展示されているので、見に行く。1店舗はベース日向秀和の特別展示で歴代ベースやライブ写真パネルを、もう1店舗は4人の機材を見ることが出来た。アーティストの機材を見るのはたくさんのこだわりが詰まっているのを感じられてとても楽しい。明日は武道館でライブを見られるから前夜祭のような気分だった。


2024.2.24

Nothing’s Carved In Stoneの15周年武道館ライブに行く。武道館は日本のアーティストが立つと、やっぱり少しお祭や儀式のようで、普段のライブとは空気感が違う。10周年の時の武道館も行ったけれど、その時は10周年をみんなで盛り上げるという感じだった。今回は、セトリがファンのリクエストに応じて組まれたこともあって、これまで15年間の中でNCISが積み上げてきた曲たちを、ファンと共に噛み締めるような神聖な雰囲気を感じた。ライブが終わったあと、セトリ順に曲を聴き直す。今日見たライブの1場面1場面が曲と共に蘇って何度見てもまた見たいと思わせる。生形真一がMCで、「人と人の繋がりが薄くなっている気がする。だから俺たちは、これからも1体1で向き合っていく。」と言っていて、このバンドを聴き続けてきて良かった、そしてこれからもついていこうと思った。


2024.2.25

思いがけず予定がつめつめになり、あちらこちらに出向いて会いたい人に会う。昔、お世話になった人と会い、近況を報告する。ここ数年は全くガタガタで、自分に自信がなくて、その人に会うのも躊躇していた。少し厳しい人だから、「お前、なにやってんのよ」と発破をかけられるのは簡単に想像できた。その人には、自信を持って「これだけ成長しましたよ」と元気な姿を見せるべきだと思っていた。今年の初めに、「今年は解放の年だ」と書いたけれど、その人とこのままなんとなく疎遠になるのはそれこそ停滞なのではと思い直し、会う約束をした。1つ1つ近況を報告して、「そんな感じで全然ダメで。だから今日会うのも結構緊張してたんですよね」と正直に言うと、「若いんだからダメな時はまだ山ほどある。お前がそんな感じでもこっちは生きてたまに顔見せてくれればいい。お前は真面目すぎる。」というようなことを20分くらいつらつらと語られ、まぁ結局は説教だったけどひとつ区切りがついた。「あれこれ深く考えすぎるな」と最後に言われたけれど、まさしくその通り。少しバカになって生きてもいいかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?