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りんごと丸太

気付かないうちに、無意識のうちに、
他人だけでなく、自分自身にも期待している私は、
一喜一憂ではなく、
一喜十憂からの苛立ちに溺れる。

脳が火照ると、
これまでとは違った、
いや、これも本物なのだが、
別人格が現れる。

すべてがいたらない。

すべてが完璧だ、と思い込んでいる。
私も他人も。

どうすれば良いか、考えすぎて、
また、脳がオーバーヒートする。

冷却機能がバグを起こしている。
いや、私は、そもそも冷却機能にバグがある。


気にしなくていい。


何度、聞いただろうか。

誤りではないが、正しくもない。

なぜなら、バランスなのかなと、
常に、対極と対局している感覚を持っている方が、良いのかなと。

黒には白が存在すること。
黒が絶対でも、白が絶対でもない。
どちらも必要。

他人には、
私の勝手な主観による、至らないこともあれば、
私ではない勝手な主観による、至ることもある。

逆も然り。


ただ、他人に、どうしても、その至らなさを指摘したい、
と思う時もある。
そんな時は、最近、本当に困ってしまう。


自分自身でさえ、満足に理解できていないのだから、
他人を完全に理解しようとするのは、
他人の至らなさを認識するのは、
やはり、至難の業だろう。
至ることはできない。


もっとも、
こんなことを、他の人も考えてくれていれば、
なんて、これまで以上にハードルの高い、
願いに近い思いをnoteに綴っている時点で、
私は、まだ、私と他人に期待してしまっている。

でも、伝えないと共感は広がらない。
でも、伝えたからと言って共感が広がるとはかぎらない。


そんな矛盾と葛藤を抱えながら、
未熟なまま生きて、
未熟な思考が循環し、
未熟な点に回帰し、
未熟なまま、終えるのだろう。


りんごは齧ったけど、丸太は見えないまま。

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