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難語impugnの使われ方 ━映画『タイタニック』より

Netflixで配信中ということで久しぶりに映画『タイタニック』を観ていたのですが、その中でこんな難単語が出てきました。ローズ(ケイト・ウィンスレット)の飛び降りを引き止めたジャック・ドーソン(レオナルド・ディカプリオ)が船内の豪華ディナーに招待されるシーン。そこて婚約者のキャルが言うセリフです。(残り2:14:11くらい)

ローズ: It turns out that Mr. Dawson is quite a fine artist. He was kind enough to show me some of his work today.
(ドーソンさんはほんとに芸術家なんですよ。今日、親切にも作品を見せてくださって)

キャル: Rose and I differ somewhat in our definition of fine art. Not to impugn your work, sir.
(ローズと私ではいくぶん芸術の定義が違いましてね。いや、あなたの作品をimpugnするわけではないのだがね)

impugn、はじめて聴いた気がする。。

いや正確には本作は何回か観たことがあるので当然はじめてではないのですが、この単語自体を意識の俎上に載せたのはたぶん初。

criticizeやchallengeの類義語ということで、この文脈だとchallengeの方かな。英検1級のパス単・単熟語EXでも見たことないかも、と思って検索しているとこの単語そのものについてのYouTube動画を見つけました!

impugn(インピューン)ちゃんは18000語レベルとのことで英検1級レベルを超えていると。

それにしても約2年前の英検の日に撮影されていたようで、なぜかヴィダロカTVさんやもりてつ先生に当たり散らしているというかボヤキ倒しているのが個人的に妙におかしくて(笑)、しっかりいいね👍とチャンネル登録させていただきました!

えーと、それはともかく、映画はこの食事の場面でローズの婚約者キャルにあえてこんな難単語を使用させることで、階級の違いを匂わせる鼻持ちならないキャラクターを演出しているのかなと。

そしてこのシーンの後に例の、

make it count
meet me at the clock

が来るのですが、初見時には意識していなかった、ここに含まれている英語表現上の特徴について次のnoteで考察したいと思います!

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