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大切な人がパニックになった時の対応まとめ

大切な人がパニック状態のときは、周りも焦りがちですよね。
 
皆さん、こんにちは。
いつもブログをご覧くださり、ありがとうございます。
大人の発達障がい当事者&コーチング講師の和声です。
 
最近、何人かの方からご自身がパニック状態になったお話や、ご家族のパニック状態でご心配される方などからご相談が続いていました。
そこで和声なりのパニック対応を改めてまとめてみました。
もしよろしければご参考までにどうぞ。
 
まず、パニック状態の時は本人だけでなく周りも焦りがちになります。
しかし、どんな様子だったか?を記憶や記録(何分間、何回、何をしてた、言っていたなど)することができると、病状の変化をつかむことに役立ったり、早め早めに対応していけることが増えていきます。
その為にも自分も本人も落ち着けるようなコミュニケーションが重要です。
 
ポイントは≪意志疎通≫を目的としないこと。
赤ちゃんとのコミュニケーションのように≪意志疎通≫ではなく≪感情共有≫を目的に≪安心感≫をゴールに、言葉ではなく声。
『笑顔でどんなあなたもここにいていいよ、一緒に家族がいるよ、大丈夫だよ。』≪大丈夫だよ≫という安心感を伝えるには?でいきましょう。
 
〇泣いている、会話ができない状態

おそらく、十分にしてくださっていると思いますが、否定せずにそのまま受け止めて聞いてあげてください。
その時も、真偽よりも≪感情≫にフォーカスしてあげてください。
感情は、共に感じてくれる人がいると感じきりやすく、消化して落ち着きやすくなります。一人で消化できない感情は残って最終的に爆発するか身体の不調などになりやすいです。
 
〇否定せずに聞く時のポイントは、
≪聴く自分が潰れない聴き方≫を大事にすること!
サポートする側(ご家族や支援者さんなど)の自己犠牲は、誰もハッピーになりません。本人を守るためにも、まず自分を守らなければなりません。
(そんな時に連絡できる先や相手を、作っておくためにも、『実はこういう事情なんだ』と身近に理解してくれそうな人から、少しずつ話していけたらいいですね)
 
【否定しない聴き方】
①いい・悪いの評価(ジャッジ)をしない
②淡々と一旦、受けとめる
 
共感はしすぎず、淡々と一旦(はじめに一度)はそのまま受け止めてみる。
共感しすぎない、のは共感を大事にしつつどれくらいか、というとピアノでいう白と黒の鍵盤のように、半音重なるけど、半音は違う、という感じです。
(ここは、実際に私の講座で学んで頂けると分かりやすいです)


台詞としては、
『あー、今、◯◯(名前)にとっては、
~~なんだね(~~と思うんだね)。』
 
解説します。
①あー、
…受け止めきれない非現実的なことや理不尽な話・状況も、一旦自分が受け止めための、あー、です。大事なのです。
 
②今、
…今はそうなんだねという意味を含めることで、聴く側の自分にも、本人にもこれから変化する意識を持たせます。今はこの状態なだけで必ず変化はするけれど、目の前にある時には、永遠に続きそうなあの何とも言えない疲弊、絶望、混乱にどっぷりしがちなので、心理的に切り離してみるためにも、『今は』とつけることで、楽になります。
また、パニックなど緊急対応までならなくても、自分と価値観など大きく違う方とお話する時にも有効です。
 
③◯◯にとっては、
…◯◯にとっては、と名前をいれることで自分自身と違う考え方や理解できないことも聴きやすくなり、出来ないことをどうにかしようと頑張るより、ただただ聴くことに集中しやすくなります。
名前を呼ばれることで、相手にとっても自分の考えや感じていることを、整理しやすく受け止めやすくなります。
 
④~~なんだね(と思うんだね)
~~に、相手の言った言葉を≪変えずに≫そのまま入れて(単語でいいので)オウム返しをします。
自分の言った言葉をそのまま繰り返されることで、この人は聴いてくれているという安心感を感じさせてあげられます。
私はお医者さんではないので、治療方法はお伝え出来ませんが、1当事者として無数のパニックを経験しながら対応してもらった時の良かったこと、今自分が支援者として対応してることを書いてみました。
 
ご家族含めて疲れすぎずに落ち着くにはどうしたら良いか?に重点を置いて整理してみました。
だれかの心へほんの少しでも、寄り添えますように。
 
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