見出し画像

自分を支える手立てを、もっと身近に。

新人時代に出会ったソーシャルワーカーの方がいました。この業界について色々と夢を語った仲でしたが、バーンアウトが原因で数年前にこの仕事を辞め、今は違う仕事をされています。

「ソーシャルワーカーの仕事に戻ることはもう、ないかな」
これ以上、自分にとって寂しい言葉はありませんでした。


日々、クライアントの困難に向き合い、組織や関係機関からのプレッシャーにさらされながらも、ソーシャルワークの価値や倫理、そして、自身の理想。そういったものを大切にし熟成させ、自分の仕事に誇りを持ちソーシャルワーカーが頑張れる環境がしっかりと整っている組織もあれば、そうでない組織もあることでしょう。

目指し、志した仕事を、長く誇りをもって続けられるような”働きやすい環境”には、賃金などの労働環境、上司、同僚、後輩などのチームメンバーの顔ぶれ、組織からの理解などさまざまな要因が重なりあっています。

個人としてできることとしては、セルフケアのスキルを獲得することや、スーパービジョンなどの自分自身が他者からサポートを受ける、バックアップしてくれる人たちを複数持つことなどがあります。

組織内でサポート資源を確保することが難しい場合、組織外で、例えば職能団体が行うスーパービジョンという選択肢がありますが、バイザーについての情報開示が不足しており、気軽に、自分を支える手立てとしてのSVなどに手を出しづらい状況があります。

Social Change Agencyでは、このたび、「対人援助職 個人向けサポート」を開始します。サポートを必要としている個人と、スーパービジョン等の経験のある信頼できる方とを繋ぐ役割を果たします。

・サポートを必要としている個人と、スーパービジョン等の経験のある信頼できる方とを繋ぐ役割を果たし、ご自分を支える手立てを得ることを後押しします。

・登録サポーターについての情報をしっかりと提供、開示し、ご自分に合いそうな方を探すことをお手伝いします。

・ハラスメント等の人権侵害を防ぐ抑止力・起こった場合の対策として、法人が外部者(弁護士)と「人権・苦情相談窓口」を設置しています。

ソーシャルワーカー自身が、自分を支えてくれる手としての他者を活用することのハードルを下げ、永く仕事を続けていくことができるよう、「自分を支える手立てを、もっと身近に」していきたいと思っております。



宣伝です。セルフケアのスキルについての研修も行いますので、ぜひ。






法人事業や研究に関する資金として大切に活用させていただきます!