危うい日本の株価
株価が連日バブル崩壊後の最高値を更新している。しかしそこに影を落とすのがウクライナ侵攻である。ダム破壊などもあり反転攻勢後の情勢は予断を許さない。追い詰められたロシアが何をするか不安定要因は更に高まっている。
あんなダム破壊をするような無謀な事をするのは核使用の前触れではないかという見方もある。もしそういいう局面になれば日本の株価は吹き飛び大暴落だろう、そういう緊張感での高値維持である。いやそういう危機だから投機筋が一攫千金を狙って釣り上げているとも言える。
何かあればあっという間に資金を引き揚げてとんずらする用意だろう。このスリル感がたまらないという訳だ。素人が調子に乗って株に注ぎ込んでいると大やけどを負うだろう。
米国のトランプも起訴されて危うい場面を踏んでいる。かろうじて拘束されず野に放たれた。それには支援者が暴動を起こす事も圧力になったかもしれない。
今の局面は米国、ロシア、ウクライナの3極で世界が動いている。結局は米国の腹算段で全てが決まってしまうのだ。ウクライナの意欲をどこまで認めるのか。ロシアの暴走をどこまで認めるのか。本当に米国はこの争いを止める気があるのか。
元々冷戦終了後、米国は軍事予算の大幅削減を迫られた。米国にとって平和すぎる世界は自国の利益に合致しない。ある程度戦争が起こってくれないと米国は成り立たないのだ。だからロシア様様である。勝手に憎まれ口を買って出てきて米国は正義の使者として振舞えるのだから笑いが止まらない。
日本の株価高止まりなんて風前の灯である。ちょっと揺らいだだけで忽ち消えてしまうだろう。日本がウクライナ支援とか余裕ぶっていられるのも何時までか分かったもんじゃない。そんな中どうやら解散選挙となるらしい。その間にも世界情勢は目まぐるしく変わるに違いない。