F1の終わりの始まり

今週から夏休みが終わって再開される。今度は目下全戦優勝しているレッドブルで圧倒的勝率を誇るマックスの地元オランダである。もう見る前から優勝している感じで全く興味が沸かない。やる前から終わっているみたいな感じである。

レッドブルは他チームがレッドブルをコピー出来ないなんて考えられないと、全く無能扱いである。確かに外観のデザインは下部も含めて殆ど公開されている。メルセデス時代のように秘密のPUのパワーの差で勝っている訳でなく、マシンデザインで競争力を発揮している。

それは同じPUを搭載しているアルファタウリが図らずも証明している。それを言ったらメルセデス時代だって同じPUを搭載しているのにメルセデスとウイリアムズの差はなんだって事になるけど。メルセデスの場合は本当に同じPUを搭載していたか怪しい。というかメルセデスPUを100%発揮できていたのはメルセデスしかいなかったのでは。それも何か秘密の部分があったのではないかという疑問が生じている。

そういう意味ではアルファタウリの競争力を減じる必要性が全くないので、同じレッドブルのチームなのだから。F1は競争力を調整する気は全くないと言っているので今年はもう終わったようなものである。

では来年はレギュレーションは変わらないので、本当はチーム間の差は縮まるはずだが、まるでそう感じられない。それほどレッドブルとの差は大きく感じる。別に競争力の調整をしなくてもいいけど、多少レッドブルの牙を抜くようなレギュレーションの変更はあっても良いと思う。来年も独走が続くと思うと最早興味が薄れてしまう。

F1はスプリントレースにご熱心だが、本当は全戦やりたいらしい。ファンとしてはそれより白熱したレースを見たいわけで独走状態を見たいわけでは無い。規定があっても上手く嵌ったチームが出てくる事はあるのだからその対応を含めて考えて欲しい。

もちろん規定に上手く合わせこむのが競争だろうが、余りにも差が付いてしまうと興ざめものだよ。そういうチームが現れたら翌年はそのマシンの設計図を公開するとか規定して欲しいものだ。そうしないと何時まで経っても追いつかない。それでも1年の差は中々埋まるものでもない。

その位圧倒的有利さを抱えていると言ってもいい。もう少しレースを面白くする手法として、予選を3グループに分けて速いグループから予選を行い、遅いグループが路面の進化で有利になるようにするとか。そうすれば渋滞問題も解消されるし。いろいろやり方はあるはずだ。

F1の石頭連中の目の覚まさせるような対策が必要だ。いつだって頂点にいるときが終わりの始まりという事を気づいて欲しいものだ。

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