石の上にも1年

なんでも経験してみるのは一般的には良い事だとされる。まぁ経験が役に立ったとは良く言われる事なので無難な答えだろう。昔は石の上にも3年とかいう言葉があって、すぐに変わるのは良くないと言われたものだ。目まぐるしい時代だから3年は無理でも1年位はやってみてもいいかもしれない。人生を無駄にしたくないと生き急いでいる人には1年なんて長すぎる、無駄と分かったら即座に決めないともったいないと思うかもしれない。

何が言いたいかというと、ずっとフリーで雇われた事なんて無いという人もいるかもしれない。しかし、そういう人も自分で会社を始めようと思っても自分で経験してないと、どんなものか皆目見当もつかないという事になる。そういう時経験しておけばこんな感じだったと検討を付ける事も可能だ。

もちろん絶対やってはいけないというヤバい案件も潜んでいるから何でもやれば良いというものでもないだろう。今流行の闇バイトとか絶対無理。もちろん役に立たないとは言えないが一生を棒に振る可能性もある。

結局人間は経験したことでしか物を考えられないので経験に人生は左右されるのだが何でも経験してみるという無難な答えしか出てこない。
結局、運や縁で左右される人生だから流されてみるしかないのが現実でやってみるしかないという現状に選択肢は余り残されていないのだろう。

昨日、外務省が国家公務員資格が要らないキャリア採用のニュースが流れた。いきなり外交官デビューというハードルが高い仕事だけど、様々な経験を経ている人を求めているそうだ。これなんかも、みんな直ぐ辞めちゃうから人材が不足していて、なら新卒採用でなくもっと変わった人を欲しくなったという二面性の表れだろう。

流動性が高まる事は活性化の一因だが世は転職広告真っ盛りなのでその一環としてこういう流れにあるのだろう。

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