マスクとインフレ

日本は世界と違う点が多い。中でもマスクの装着率の高さとインフレの低さが際立っている。マスクとインフレは関係ないのでは、単なる言いがかり、思い付きだろう、と思われるかもしれない。

しかし、マスクは周りの目の同調圧力だし、インフレも自分の所だけが値上げ出来ないという同調圧力がこれまでインフレを抑えてきた根元的な問題ではなかろうか。

最近になって一斉に値上げが始まったのも石油や原材料費の高騰が急激に起こり、ダムの決壊の如く次々に発表される各種値上げの一種の同調圧力と言える訳で当然の帰結と言えそう。

JKのスカートの短さも同調圧力で説明できてしまう日本にこれ程はっきりした理由は無いだろう。だからマスクもあるきっかけさえ起これば雪なだれの如くに一斉に外すようになるのではないかと思うのである。

それだから岸田首相の発言に期待したのであり、がっかり感も大きかった訳である。日本では天皇陛下のお言葉でも無ければ、戦争は終結しないし、マスクも外さないし、インフレも始まらないのかもしれない。

日本が何の規制もなくほぼ100%のマスク装着を果たしたのも日本の奇跡として戦後の経済復興と同じ位歴史に刻まれるかも知れないが、思えば怖い事である。だから何の規制もないのだから今さら規制解除も出来なくてダラダラと続く事になってしまうという弊害が現れている。

デルタ株の時の様な消滅とは言えないオミクロン株の減少はゆっくりでまだまだ多い状態が続く中でいつ止めればいいかは難しい問題になりつつある。

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