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ソイワックスはどうやって作られているの?製造過程は?


こんにちは、Wakaです。

これまで、私のソイワックス愛について語ってきました。
ソイワックスは、一般的なキャンドルのワックスと何が違うのでしょうか。

一般的なワックスは、石油系のワックスで、炭素と水素からできています。
一方でソイワックスは大豆の油が主成分の、ベジタブルワックス🌱

▼まず、そもそもワックス(Wax)とは・・

ワックス(Wax)とは、一般的に「常温で固体、加熱すると液体となる有機物」のこと。 日本語では蝋(ろう) とも言います

https://www.toyo-chem.com/ja/products/wax/about.html#:~:text=%E3%83%AF%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9(Wax)%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%80%81,(%E3%82%8D%E3%81%86)%20%E3%81%A8%E3%82%82%E8%A8%80%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
 <TOYO CHEM>

ソイワックスの作られ方は、以下の通り。(イギリスのキャンドルショップのブログから引用)

Soy wax is a plant-based wax derived from soybeans.
After gathering, the soybeans are washed, split, de-hulled, and made into flakes. The oil is then removed and processed from the grains.
Most unsaturated fats in the oil are converted to saturate during the hydrogenation stage.
This procedure drastically lowers the oil's melting range, causing it to solidify at ambient temperature.

https://simplenesscollection.com/blogs/news/how-is-soy-wax-made
<simple
 scicence>

→簡単に訳すと、
「ソイワックスは、大豆を洗浄した後に、皮が剥がされ、フレーク状になり、油が取り除かれます。
その水素化(水素添加の)加工の間に、その油の中の不飽和脂肪酸が飽和脂肪酸に変換されます。そして油の融解範囲が一気に下がり、周囲温度で固まります。」

大豆油を加工して固めたものですね・・!

▼不飽和脂肪酸・飽和脂肪酸とは、何でしょうか。

脂肪酸は、飽和脂肪酸と、不飽和脂肪酸に大別されます。
飽和脂肪酸は、一般に固形で乳製品や肉などの動物性脂肪に多く含まれています。パルミチン酸、ステアリン酸などがあります。
不飽和脂肪酸は、常温では液状で、植物油に多く含まれています。
◆関連リンク:『脂肪酸は、どんな働きをしているの?

https://www.nisshin-oillio.com/customer/faq_detail.html?id=4000209
<日清>

と言うことで、
大豆の液体の油に水素を添加すると、飽和脂肪酸になり、固まって大豆の硬化油になると言うことです。

ちなみに、大豆の硬化油は、マーガリンの原料になったりもします。

蝋は「動植物から採れる脂肪に似た物質」で、ワックスは蝋と同じと言われることがあり、
この場合、ソイワックスは原料的には、「蝋(ろう)」ではなく、大豆の油の水素加工された物なのです。

ただ、最近は蝋やワックスが混ざっていて、まとめてキャンドルの原料としてみなされることもあり、深く考えすぎなくても良いのかもしれません🐥

そんなソイワックスの特徴はこちら。


ソイキャンドルが良いと言われる理由


ワックスと言っても色々な種類があり難しいですね…。


私も初めは知らなかったことなので、もっと勉強をして発信していこうと思います。


お読み頂きありがとうございました。

Waka

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