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なぜソイキャンドルなどの植物性キャンドルは、環境や人に優しいと言われるのか

最近のナチュラルやSDGsブームの中、キャンドル界でも環境や人に優しいと言われるキャンドルが注目を浴びています。

植物性のキャンドル、ソイキャンドルや蜜蝋キャンドルなどです🌱

私が作っているキャンドルも、ソイワックスとココナッツワックスをブレンドした植物由来のワックスからできたキャンドル。

ということで、今回は植物性キャンドルがなぜ一般的なキャンドルに比べて環境や人に優しいと言われるのか、
ソイワックスの生産過程 ②ソイキャンドルを燃焼する際 ③最後のワックスを処分する際の3段階に分けて説明します。

① ソイワックスの生産過程

まず生産過程において、再生可能な植物、ソイ(大豆=植物)が有限な石油原料に比べサスティナブルな原料であり、
さらに、石油をはじめとする化学物質を含んだパラフィンワックスなどの合成原料とは違い自然由来のものという点で、安全性が高く環境に良いと言われます。

しかし、全ての植物性ワックスがサスティナブルというわけでもありません。同じ植物性のワックスでも、ヤシの木🌴から作られるパームワックスに関しては、近年希少性が高まっているのでサスティナブルとは言えないかもしれません。

② ソイキャンドルを燃焼する際

次に、燃焼する際に植物性キャンドルが環境や人に優しいと言われる点について説明します。
⚠️ 石油系のパラフィンで作られたキャンドルを燃やしても、人間に有害になるほどの物質は出ないのを前提にお話しします。

・融点が低く、煤や煙が出にくい

植物性のソイワックスが、人に優しいと言われる理由の1つとして、煤(すす)や煙が出にくいことがあります。
また、100%植物性のワックスとコットン芯(とアロマキャンドルの場合は、香料でなく精油)で作ったキャンドルは、化学物質を含まず、燃焼時に安心して使えます。

一般的に使用されるパラフィンワックスの融点は、58-70度ほどですが、ソイワックスの融点は、50-55度。さらに低いココナッツワックスの融点は、30〜45℃。

ソイワックスのような低融点の植物性ワックスは、ゆっくりと燃焼するため火が強くなりにくく、芯が静かにワックスを吸い炎が大きくなりすぎないため、石油系のキャンドルに比べると煤や煙が出にくいです。

しかし、芯を適切な長さにカットせずに使い続けてしまったり、長時間使い続けてしまうと、植物性ワックスでも煤や煙は出ますし、

一方で、パラフィンワックスでも適切に使えば気になるほどの煤や煙は出ませんので、安心していただいて大丈夫。

また、最近人気のパロサントやお香に関しても同じく煤が出るものなので、使用量に度を越さなければ、どのキャンドルでも煤や煙の有害性については気にする必要はないです。

・少ない使用量で長く楽しめる

融点が低いためゆっくり溶け、長く楽しめるという点について、同じ時間キャンドルを灯すことを考えると、ソイキャンドルなどの植物性キャンドルは石油系のキャンドルよりも、使用量が少なく済み、キャンドルの制作や購入に伴うコストがかからず、サステナブルで環境に良いと言われます。

・時間比で気化するワックスの量が少ない

融点が低く、ゆっくり溶けるということは、その分気化するワックスの量も時間当たりで見ると、少ないということが、人にも環境にも優しいと言われるという点だと思います。

③ 最後のワックスを処分する際

キャンドルの最後は、ワックスが少し余った状態になって処分するのですが、その際に生物分解性が高いため環境に良いということです。

植物性キャンドルは水溶性で石油系の物質が含まれないため、生物(自然)分解性が高いため、環境に良いと言われています。

例えば、ソイキャンドルの残ったろうは、安全なので肥料としても再利用できると言うことです。



とはいえ、石油系のパラフィンワックスが有害というわけではなく、
クラフトキャンドルには石油系のワックスの方が断然扱いがしやすかったり、透明で綺麗だったり、無臭のため香料の調整がしやすいなど多くの利点があります。

そのため、自分の作るものの、キャンドル作りの際の優先事項(香り・色・形などのこだわり)などを踏まえて、ワックスを選べると良いと思います🕯


ソイワックスについては、まだ知られていない事や不確かな情報もあるので、もっと詳しいソースを持って来て、この記事は再編集します。

キャンドルやソイキャンドルについて、もっと広めたいです。

YouTubeもぜひ見にきてください🐥

こちらでは、そんなソイキャンドルの特徴について書いています。


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