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トーゴに輝く未来を… 第1部

こんばんは。ぽっと浮かんだことを時系列関係なく書いていこうと思います。私は、国際協力の分野や豊富な知識はありませんが、トーゴと日本の子どもたちの笑顔を見たい、と日々思っているただの専業主婦です!


トーゴは今、コロナは終息していませんが、市場が賑わいを取り戻し、教会やモスクでは祈りが響く…そんな普段通りの生活が戻ってきました。ウィルスに怯える事を止め、未来に向かってみんなが進みはじめています。

マチさんがコーディネーターとして所属しているトーゴのNGO団体 VIVASFM(ビバスファム)では、貧しい子どもたちや両親のいない子どもたちの支援、観光開発、環境保護、女性の支援等々を行っています。

そこで現在新たなプロジェクトがいくつか始動しているので、その紹介を少しずつしていきます。


1つ目のプロジェクト…手作りトイレで輝く未来。

トイレを作ること。その行動の1つが、どんな可能性を秘めているのか、どんな未来が待っているでしょうか。トーゴの人々は自身の行動で未来を変えていこうとしています。皆さんに読んでいただけたら嬉しいです。

トーゴのトイレの現状

トーゴの農村部では、子どもの教育費も医療費も払えず、毎日の食べ物を探すのがやっと。苦しんでいる方がたくさんいます。そこにはトイレがなく、あっても少し穴が掘ってある”ぼっとん便所。”屋外で排泄する” この行為が日常です。

各村では毎年10-15人の子どもが下痢性疾患や感染症により亡くなり、多くの大人も苦しんでいます。

私は2回目の渡航で、回虫症からの腎盂腎炎になり、ほぼ1カ月間、10分間隔で屋外排泄をしていました。またこのあたりは詳しく思い出の記録として書こうかと思っています。


トイレが無いってどいうこと?

日本はどこにでも水が流れるトイレがあり、少し移動すればコンビニ等があるので、トイレの心配をする人は少ないのではないのでしょうか。

もしも…日本でトイレが無かったら もしも…トイレが無い世界に行ったら

と考えたら、皆さんはどうですか?今もトーゴではトイレが無いこと、日常的な屋外排泄により様々な問題が起きているんです。

1、人目を避けるための場所探し。

汚物等で汚染されていない安全な場所、治安がいい場所を探すことはとても大変です。場所を見つけるのに時間がかかるため、特に子どもや妊婦さんが食事や水分摂取を控え、別の病気につながる事もあります。


2.誰がどこでしてるか分からない

下痢や感染性を持っている人と同じ場での屋外排泄は、病原菌や寄生虫の病気の原因となります。ハエや蚊、他の昆虫からの感染症は、人だけでなく、動物にとっても大変危険です
 
3.不衛生による土壌・水質汚染 

病原体の多い排泄物が、雨季や洪水で汚水として土壌に流れます。土壌が病原体で荒れるだけでなく、農作物や飲料水を介して回虫症等の原因になります。
※回虫症:回虫の虫卵を飲み込んで感染 多くは食べ物による 症状は発熱、せき、喘鳴、腹部痙攣、吐き気等。死に至る子もいます。

4.基本的な生活を失う

病気になり、学校や仕事に行けず、病院に行けな子も多くいます。場合によっては、子どもが病気により、親が仕事に行けず無収入となってしまいます。女性は、生理時にトイレがないことで外に出れません。今までの生活が崩れてしまいます。

トイレが、こんなにもいろんな問題と繋がります。他にも何かありましたら教えて頂けたら嬉しいです。

屋外排泄は動物や人に襲われる可能性も含め本当に危険であり、精神的にも辛いことです。私自身、トーゴへの渡航で痛感しました。トイレが無い、外でする選択肢しかない時、皆さんはどんな気持ちになりますか?


第2部では、未来につなぎたい想いを綴っていきます。




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