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ちょっといい、調味料

最近、ほぼ日の『生活のたのしみ展』で買ったもので幸せに生きている。

朝はトーストに『トーストのためのスパイスシュガー』。

ちょっとしたソテーなどには『ウメサミコ』。

卵かけご飯には『奇跡の醤』。別で購入していたK&Kの「たまごかけごはん専用コンビーフ」と合わせて食べたら、もう悪魔的な美味しさだった。ほっぺがとろけて身体もふにゃけそう。


そして昨日は、煎り酒の『よしなに、』で大根を炊いた。「煎り酒」は梅干し・鰹節・昆布・日本酒を煮詰めて造られた、室町時代からある伝統調味料。少し辛味のある大根に梅の香りが相性抜群で、びっくりするほど美味しかった。一切れ食べたら、残りは明日かなぁなんて思っていたけれど、気がついたらお皿一杯を完食。

こちらはまだ正式販売前で、6月6日から浅草で発売開始だそうだ。サラダにかけても、カブの浅漬けでも、鶏肉の煮付けでも美味しそう。

正直にいうと、どれも普段使いの調味料としては、ちょっと高い。たとえば煎り酒の『よしなに、』は1,000円だった。大根を炊くのにそのうちの1/3強を使っている。大盤振る舞いだ。

だけど、めちゃくちゃ高いかというとそれほどでもない。「ちょっといい」という言葉がぴったり。

そうしてこれらの「ちょっといい、調味料」を使うだけで、その日の幸福度がグンと上がる。それから、普段は脇役の調味料が、「あの調味料を使いたいからこの料理にしようかな」と主役になって、料理の幅が広がる。

コスパという言葉はあまり好きではないけれど、あえて使うと、「ちょっといい、調味料」は食事の楽しみと日々の幸福度を上げるのにものすごくコスパのいい買い物だ。

一度このよさを知ると、また家に置いておきたくなるんだよね。『よしなに、』は6月6日以降で浅草に追加で買いに行くだろうし、『ウメサミコ』も一本だけでなくもっと買っておけばよかったなぁ。スパイスシュガーはオンラインでも追加購入できるみたい。そして多分、来年も『生活のたのしみ展』に行って、「ちょっといい、調味料」をたくさん仕入れるんだろうな、私は。

……知らなかった楽しみ、抜けられない楽しみ、少しずつ増えていく贅沢。ほぼ日さん、恐ろしい存在よ。

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