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カンヌライオンズ2024のフィルム部門でグランプリに輝いたシドニー・オペラハウス50周年映像『Play It Safe』を正しく鑑賞するための細かすぎる解説

2024年の広告クリエイティブの世界的祭典のカンヌライオンズの映像関係でグランプリを獲得した作品は2点あり、一つはフランスの通信大手のOrange社の女子サッカーの作品。もうひとつがオーストラリアのシドニー・オペラハウス50周年の映像でした。この記事では、シドニー・オペラハウス50周年の映像作品に関して解説します。

今年のカンヌのフィルム部門は、アップルの副社長のトール・マイレン氏が審査員長を務めており、アップルのスマホのみで撮影したストップ・モーション動画の“Fuzzy Feelings"と題されたホリデーコマーシャルが受賞最有力視されていたのですが、アップルはグランプリを逃し、上記2作がグランプリを受賞したのでした。

アップル社のスティーブ・ジョブズ氏の後任として、アップル社のクリエイティブ責任者となっていたマイレン氏は、自社の作品を差し置いて、シドニー・オペラハウスの作品を絶賛したそうです。「この作品を見て、私がこの業界にいることを誇りに思った」とも語っています(日経BizGate記事2024/7/22)。この作品は、カンヌ以外にも、ClioやD&AD、One Showなど数々の賞に輝きました。

世界中で話題になっているこの作品なのですが、日本人には、いまいちわかりにくいという声を聞きます。またカンヌグランプリ作品ということで、解説もいろいろと出ているのですが、よくわからない論評もあるし、本質的なところを理解していないのではないかと思われるものも見受けられます。

その理由は、まず言語が英語であり、しかもそれが歌であり、メッセージの伝え方がストレートではなく、逆説的なアイロニーであり、またオペラハウスの建設の歴史を知らないと理解できないことがいくつかあるからです。

海外の広告には、日本人にはわかりにくいものがよくあります。流行り言葉を使っていたり、その地域の人しかわからない話題であったり、その国の文化的背景をベースにストーリーが展開されていたりするからです。しかし、そういういくつかのバリアーが理由で、日本人だけが置き去りにされてしまうのは残念です。そのバリアーを少しでも取り除くことができれば、世界の人と同じようにこの優れた作品を堪能できると信じ、この記事を書いてみました。少しでもお役に立つことができれば幸いです。

シドニー・オペラハウスは、2023年10月20日に50周年を迎えました。それを記念して制作された映像作品“Play It Safe”は10月18日から公開されました。これはCMというよりも、ミュージックビデオで、時間は4分22秒あります。まずは、こちらの作品をご覧いただきましょう。

1) この曲を作り歌っている人は誰?

ピアノの弾き語りから始まり、壮大なミュージカルシーンの中心になっているのは、ティム・ミンチン(Tim Minchin)という人で、彼が作詞作曲しています。まず、彼について解説しておきましょう。

ティム・ミンチン

ティム・ミンチンは1975年生まれのオーストラリアのコメディアン、俳優、音楽家です。生まれたのは英国ですが、両親はオーストラリア人でした。2020年には、舞台芸術と地域社会への貢献が評価され、オーストラリア勲章をもらっています。舞台、ミュージカル、映画、テレビの様々なジャンルで活躍していて、作詞作曲もするし、曲もいくつも出しています。

このPlay It Safeの曲をすべて作詞作曲し、メインで歌っているのですが、素晴らしい才能ですね。

こちらに彼のインタビュー映像がありますので、ご紹介しておきます。

https://youtu.be/Izu7bGJn23w?si=d8C935oXVtvJf08F

今回アイロニーという手法を取った理由などについて語っていますが、ユーモアがわかり、チャレンジングスピリットを持つオーストラリア人だったらみんなわかってくれると思うと語っています。

またこちらは、別のインタビュー映像。

シドニーのオペラハウスは、英国だったらウェンブリーとか世界のエンターテインメントシーンを代表する場所になっていて、ここは世界のアイコンの一つとなっている。例えば、ピラミッドのように、人類が作ったモニュメントとなっている。シドニー・オペラハウスは挑戦的なクリエイティビティの象徴であり、この仕事に関われたことを誇りに思うというようなことを語っています。

彼のサイトはこちらです。興味のある方はどうぞ。
https://www.timminchin.com/

2) この映像に出演している人たちは誰?

この映像には数々の俳優や、演奏家、ダンサー、バレリーナが登場しています。シドニー・オペラハウスを拠点に活動しているグループも多く含まれています。登場グループ・人物は以下のようになります。

  • シドニー交響楽団

  • オーストラリア・バレエ団

  • シドニー・フィルハーモニア合唱団

  • ケート・セベラーノ(Kate Ceberano):屋根の上で歌っている女性です

  • ジギー・ラモ(Ziggy Ramo)

  • ザラ・ニューマン(Zahra Newman)- Sydney Theatre Company

  • ジョン・ベル(John Bell)- Bell Shakespeare

  • オーストラリア室内オーケストラ

  • エルマ・クリス(Elma Kris)- Bangarra Dance Theatre

  • キラ・プル (Kira Puru)

  • キャシー・ディジャン(Cathy Di-Zhang)- Opera Australia

  • ウィリアム・バートン(Willian Barton)

  • コートニー・アクト (Courtney Act)

  • ジミー・バーンズ (Jimmy Barnes)

  • シドニー・ダンスカンパニー研究生

  • ルーシー・グエリン・ダンサーズ(Lucy Guerin Dancers)

  • ダーティー・フィート・ダンサーズ (Dirty Feet Dancers)

クラシック、オペラ、バレエ、ダンス、ミュージカル、演劇など、じつに様々なジャンルのパフォーマーが登場しています。それぞれの詳細は割愛しますが、錚々たる人たちです。

メーキング映像に、これらパフォーマーのインタビュークリップも出てきますので、こちらをご覧ください。

さらに各パフォーマーに挑戦することに関して、インタビューしている映像もあります。

https://youtu.be/pT3B8oM6e_Y?si=0uc3CSaunmXNmzjd

また静止画で、有名人が訪問した際の写真もインサートされていますが、その中で写っているのはエリザベス女王、ネルソン・マンデラ、ヨハネパウロ2世などです。オーストラリアのオペラ歌手のジョーン・サザランドも出ていますね・

3) シドニー・オペラハウス建設の経緯

この作品を理解するには、シドニー・オペラハウスがどのように作られたのかの経緯を知っておく必要があります。入札から、建設過程での様々な問題に関しては、オーストラリアのシドニー在住の「走るコンシェルジュ」さんの記事に詳しく書かれていますので、より深く知りたい方はこちらをご覧ください。

走るコンシェルジュさんによれば、最終的に採用されたデンマーク人のヨーン・ウッツォン(Jørn Utzon)の案は、ボツ案の中から見つけられたのだそうです。デザインは画期的だったのですが、建築的にも、予算的にも問題山積で、何度も企画倒れの危機があったのだとか。それを何とか乗り越えて、工期の大幅な延長を余儀なくされて、完成したのだそうです。

ヨーン・ウッツォン(左)

この映像の最後のほうに出てくる写真ですが、一番左で説明しているのがヨーン・ウッツォンです。1957年の写真だそうです。

映像の2分10秒あたりに建築途中のドキュメンタリー映像に被って、オペラハウスに関する批判のコメントが被ってきます。

誰もアートなんか興味ない、誰も建築なんか興味ない、オペラハウスの企画は大失敗だ、という当時のメディアの批判が挿入されていきます。こんな批判に耐えて、工事は続き、やがてシドニー・オペラハウスは完成し、シドニーのランドマークとなり、オーストラリアの芸術の拠点となっていくのですね。

シドニー・オペラハウスは2007年に世界文化遺産に登録されたのですが、この建造物自体が、予算や、工期や、建築技術や、世論や、マスコミに屈することのなかったクリエイティブ・スピリットの勝利の象徴となっているのです。

クリエイティブや芸術作品に必要なのは、リスクを取り、世間の評価に負けず、果敢にチャレンジしていくこと、それをこのオペラハウスの物語が象徴していて、だからこそそこから生まれる芸術作品は素晴らしいというのがこの映像作品のメッセージなのです。

私もシドニーのオペラ・ハウスを見たことがあるのですが、それを背景にウェディング写真を撮影しているインド人や中国人を見て、世界的な愛の聖地にもなっているんだなと思いました。アメリカ映画『恋するプリテンダー』(Anyone But You)の中で、オペラハウスが登場しますが、まさに愛の聖地という感じですね。

映画・恋するプリテンダーのワンシーン

4)すべてが逆の意味の英語の歌詞

ティム・ミンチンの歌は皮肉に満ちていて、この映像作品で伝えたいことと真逆のことを壮大な楽曲で歌い上げています。そのギャップが実に壮大です。いちおう、歌詞を一字一句理解しておいたほうが、この映像をより楽しめるので、こちらに歌詞と和訳をご紹介しておきたいと思います。和訳は多少の意訳を含んでいますが、直訳ではなく、なるべくメッセージが伝わるようにということで書いてみました。

You’ve gotta keep it simple 
シンプルにしないといけない
Life is like a song 
人生は歌のような物
There are tunes that folk are used to 
人々には馴染みの曲がある
So if you want ’em to sing along 
みんなに合唱してもらいたければ
Just keep it simple
ただただ、シンプルに

You oughta play it safe
無難にやらなければいけない
Life is just a game
人生はゲームにしかすぎない
People like the rules as written
みんなきっちり決められたルールが好き
So just give ’em more of the same
だから結果は同じような感じになる

No one likes a smart-arse (No one likes a smart-arse)
賢すぎるのは嫌われる
No one likes it complicated (You’ve gotta keep it simple)
複雑なのは好まれない
If you want to go the distance
頑張ってやりとげたければ
Find the path of least resistance
最も無難な道を歩むにかぎる
And just take it
そしてそれをただ受け入れる

You don’t want to stick your neck out (You don’t want to stick your neck out)
首をもたげようとなんて思ったりしない
(首をもたげようとなんて思ったりしない)
They’ll take your head off if you do (They’re gonna rip your head off)
そんなことしたら首を切られちゃうもんね
(首を切られちゃう)
Just sit up the back and judge others (Hey, sit down!)
ゆったりと座って他人を品定めしよう(さあ座って)
It’ll keep ’em from judging you
自分が品定めされるのを防げるように

(ラップ)
If you’re too hard to stomach you’ll never amount to nothing
胃が痛くなるように頑張ったって、そんなの何にもならない
Ain’t that something?
何か役にたつ?
No one cares what you have to say
あんたの言うことなど誰も興味ない
Just shut up and play the role you’re cast in (You’ve got to play the role you’re cast in)
黙って自分が割り当てられた役を演じればいいんだよ

See upcoming pop shows
最新の誰もが好きなショーを見ればよい
Get tickets for your favorite artists
自分の好きなアーティストのチケットを買えばいい

You see, all the world’s a stage
ご存じの通りこの世は舞台
So just say the lines you’re given
だから与えられた台詞だけしゃべればいい
Exactly as they’re written
一字一句台本に書かれたとおり
And for God’s sake
そしてお願いだから
Act your age
自分の年齢に合わせた役を演じてね

No one likes a show-off (No one likes a show-off)
目立ちたがり屋は好まれない
No one likes a clown
道化はみんな嫌い
Just make sure you don’t stand out in the crowd
群衆の中では目立たないように
That way they can’t cut you down
自分が切り捨てられちゃうからね
You gotta build your walls around you (Build your walls around you)
自分の周りを壁で囲おう(周りを壁で囲おう)
You build them straight and make ’em square (Build them straight and square)
真っ直ぐに、四角く囲おう(真っ直ぐに、四角く囲おう)
That way you’ll blend in with the background
そうすれば背景に溶け込むことができる
That way no one will point and stare (No one will point and stare)
誰かに指をさされることも、見られることもなくなる
(指をさされることも、見られることもなくなる)

You gotta stick to your convictions (Stick to your convictions!)
自分の信念に固執しなければならない
(信念に固執しなければならない)
You gotta nail down your views (Nail ’em down)
物の見方を固定しなければならない
(固定しなければならない)
You wanna steer clear of the discomfort you feel
自分が不快感を感じることは避けなければならない
When you walk in another person’s shoes (You don’t need that!)
他人の靴で歩く(他人の立場に立つ)なんてことは不必要
(そんなの不必要)

You gotta work out who your team is
自分のチームに誰がいるのかを考えて
Then wear the badge with pride
そして誇らしげにバッジをつけて
Find a box that makes ya comfortable
快適な箱を見つけて
And then stay the heck inside
その中に収まっていりゃいいのさ

On the first day the Lord gave you television (Lord gave you television)
第一日目に神はテレビを与えたもうた
(神はテレビを与えたもうた)
On the next he delivered a couch (He delivers)
次の日にソファーを届けたもうた
(届けたもう)
Tell me how do you explain all this content
コンテンツの内容をどうやって説明できるのだろう
If the universe wanted you out and about
もしも天があなたに外出を望んだ場合

Toe the line
規則に従おう
Don your suit
スーツを着よう
Hide your truth
本音は隠そう
Wipe your tears
涙は見せるな
Don’t cause trouble
トラブルは起こすな
Find your bubble
自分の殻に篭ろう
Stick to black-and-white ideas
白黒明確な考えだけに固執しろ
Play it safe
無難に演じよう
Know your place
立場をわきまえよう
Know your lines
与えられた台詞だけしゃべろう
Know your limits
自分の限界をわきわめよう
Find a doctrine
マニュアルを見つけよう
Get it locked in
鍵をかけてしまっておこう
Build a box and stay in it
箱を作って中に閉じこもろう

Toe the line
規則に従おう
Don your suit
似合うものだけ着よう
Hide your truth
本音は隠そう
Wipe your tears
涙は見せるな
Don’t cause trouble
トラブルは起こすな
Find your bubble
自分の殻に篭ろう
Stick to black-and-white ideas
白黒明確な考えだけに固執しろほ
Play it safe
無難に演じよう
Keep it beige
ベージュでいこう(安全策でいこう)
Keep it simple and sameish
シンプルで、他と同じ感じでいこう
Leave the weird ideas to the Danish (To the weird old Danish)
変てこなアイデアは、デンマーク人にまかせておけばいい。

You gotta play it safe
無難にやろう
Your mind is like a house
あなたの心は家(オペラハウス)のような物
If you keep it locked up tight
がっちりと閉ざしてしまえば
You just might keep the world out
世界から隔離できてしまうだけ

長い歌詞ですが、歌詞はすべて逆説で、演奏家や、舞踏家や、歌手などのパフォーマーが歌詞とは真逆のレベルの高さを示しているのが見どころです。

曲がペースアップし、最後の盛り上がりの直後に、「デーニッシュ」という言葉が響きわたり、このオペラハウスは一人のデンマーク人の奇抜な発想に助けられたという事実を思い出させられるのです。

創造性に関してはネガティブな言葉をこれだけ並べて、壮大に歌い上げるのはすごいですね。表現形式としてはアイロニー(皮肉)なのですが、日本人にはとっつきにくいパターンです。ユーモアへの理解と伝統がないとなかなかできない手法です。

この歌詞の中で、「第一日目に神はテレビを与えたもうた。次の日にソファーを届けたもうた』というフレーズが出てきますが、これは旧約聖書の「創世記」の表現をもじったものです。神は第一日目に光と闇を作り、二日目に空がつくられたという話を、テレビとソファーに変えています。つまり、生まれた時からテレビ娯楽を楽しめる環境があったことを面白おかしく表現しているわけです。

無難がいいよねと逆説的にアピールする流れで、わざわざオペラハウスのような場所にいかなくても、テレビを見ているだけで十分と歌っています。もちろん逆説的な意味ですけど。

5)この作品を作った広告代理店、制作会社および監督は?

この作品を作った会社は2006年に創業したシドニーのThe Monkeysという広告会社です。メルボルンとニュージーランドのオークランドにもオフィスがあります。

カンヌの表彰式でのThe Monkeysのスタッフ
The MonkeysのWebサイト

メッセージはProvocative Ideas(挑発的なアイデア)を作り出しますというものですが、クリエイティブエージェンシーとしては、シンプルでストレートな訴求ですね。

2017年にアメリカの大手のアクセンチュア・ソングの傘下に入りました。アクセンチュアは世界的に大手の会計会社ですが、数年前から広告業務も
開始し、それをアクセンチュア・ソングとしてブランド化し、広告代理店と
しても世界のトップクラスになっています。そういう点でも、新しくて
チャレンジングな感じがありますね。

制作会社はRevolverです。この会社もオーストラリアです。
https://revolver.ws/info/

そしてこのフィルムを監督したのは、アップルの映像や、ミュージックビデオで有名なキム・ゲーリッグ(Kim Gehrig)です。この人、シドニー生まれなんですが、ロンドンやロスで活躍しています。

フィルム・ディレクサーのキム・ゲーリッグ

メーキング映像のインタビューの中でも、何人かのパフォーマーがKimのおかげで、と発言していますが、メーキング映像の中でも彼女が演技指導をしている様子が見えます。

広告主も、広告代理店も、制作会社も、監督も、ティム・ミンチンも、多くのパフォーマーもみんなシドニー(あるいはその近郊)で固めているんですね。地元のオペラハウスへの愛が感じられる気がします。

6)最後に

長々とお付き合いいただきありがとうございました。長すぎて、逆にわかりにくい部分もあったかと思います。そうであれば、大変申し訳なく思います。

この記事を書こうと思った理由の一つに、この“Play It Safe" の解説記事がいまいちわかりにくいというのがありました。この映像のメッセージが、「映像表現の高さをアピールしようとした」というものや、「オペラハウスの敷居が高すぎて若者の足が遠のいてしまったので、それを改善するためにこれを作った」とか、「オペラハウスができた当時は画期的な演目が多かったのに、昨今では無難なものが多くなってしまった。そのような状況を打開するためにこれを作った」という論評もありました。それは事実ではなく、誤解が生み出したものなので、これはきちんと語っておかなければいけないと思い、記事にしました。

この作品は、オペラハウス50周年を祝うものなので、あくまでもこの場所の素晴らしさを讃えるものです。日本だったら、「プロジェクトX」のようなドキュメンタリー映像で、数々の困難を乗り越えてこの奇跡の建造物が可能になったというような感じになってしまうのでしょう。ところがそれだと、自画自賛で、カンヌのような広告賞は絶対に受賞できず、こんなに世界の人々のハートに刺さることはなかったと思います。

このアイロニーという手法を通して、オペラハウスが、どんな困難も打ち勝ってクリエイティビティーを最後まで追求したことの象徴であるということを示しています。単なる変わった形の建築物ということだけでなく、オペラハウスは、クリエイティブ・スピリットの大切さを示すものになっています。

ティム・ミンチンと、数多くのパフォーマー、そして数多くのクリエイティブスタッフの徹底的なこだわりの末、オペラハウスがクリエイティビティーのアイコンであることが表現されたわけです。

オペラハウス建築を実現した人々、そしてこの50周年の映像作品で、その素晴らしさを世界に知らしめた人々のことを思うと、こんなに長い記事になってしまいました。

お読みいただきありがとうございました。


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