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日本ワイナリー巡り 丸藤ルバイヤート【山梨県甲州市】

待ち望んでいた新緑の季節になったので、久しぶりにワイナリーに行ってきました!

今回の行き先は山梨県の勝沼エリア。
30ヵ所ほどのワイナリーが集まるエリアです。

休日の朝、特急かいじに乗って勝沼ぶどう郷駅に到着。

朝は曇ってたので、晴れた午後に撮った

まず、ランチに「ビストロ・ミル・プランタン」へ向かいます。

こちらは、銀座レカンにいらしたソムリエの五味さんが13年近く前にオープンしたお店です。
地元では「ミルプラ」と呼ばれて愛されていると聞きました。

ミルプラランチ

駅からタクシーで移動します。
このタクシーの運転手さんが親切でした~♪
ワイナリーマップをくれたり、ミルプラの周りはワイナリーをいくつも歩いてまわれる、勝沼醸造はリニューアル中だけど試飲できてオレンジワインが人気らしいなど教えていただきました。

10分ほどで「ビストロ・ミル・プランタン」に到着。

ビストロ・ミル・プランタン(開店前)

開店まで時間があるので、周りを少し散策します。
以前来たときは、冬の夕方だったので、あたりは真っ暗でした。
今回は春の昼間で、藤の花が咲いていたり、ブドウが芽吹いている様子が見られます。

お店の裏の大きな藤の木が満開
近くのブドウ畑
ブドウの枝には新芽がたくさん~!

開店時間近くなると、入口に「オープン」の看板が出たので早速入店。
他のお客さんも開店時間めがけて、続々といらっしゃいます。

今回は、事前にランチコースを予約しておきました。
前菜、スープ、肉料理、パン、デザート、食後の飲み物が付いて3900円です。
ランチワインに、丸藤ルバイヤートのロゼスパークリングをグラスで注文。

クレマン・ド・ルバイヤート ロゼ 2022
窓からブドウ畑を見ながらいただきます!
右から山梨県産サクラマス、甘いトマトのカプレーゼ、鴨とリンゴ、
奥は山梨野菜のサラダ 柔らかな筍のせ
キタアカリの温かいスープ
和牛のステーキ 玉ねぎと赤ワインのソース
咲き始めの花が可愛いクレソン
クミン風味のにんじんも美味しい~
苺「かおり野」のムース 洋ナシのソルベ

食後のコーヒーもいただいて、春のコースを満喫しました!

春らしく地元の旬の食材をつかったお料理は彩りもよく、美味しかった~♪
ロゼのスパークリングも苺の香りがして、春らしかったですね。

「ミル・プランタン」はフランス語で「千の春」を意味するお店。
春に来られて良かったです!

五味さんからお料理などの説明も丁寧にしていただき、満席ですがサーブもスムーズで、アットホーム&リラックス感がありました。

ちなみに、ミルプラのランチョンマットは周辺ワイナリーの地図になっています。
ランチしながら、どこまで行けるかなと考えをめぐらせます。

ミルプラの特製ランチョンマット
右下の三角屋根のミルプラマークの周りに、ワイナリーを示すボトルマークがたくさん

さあ、ワイナリーに向かいましょう~🍷

丸藤ルバイヤート

お店を出て向かうワイナリーは、先ほどのロゼスパークリングをつくっている「丸藤葡萄酒工業株式会社」、通称「ルバイヤート」です。
ミルプラのマップには「丸藤ルバイヤート」と記載されていましたので、今回はそれにならって記載します。

晴れて青空が見えてきた

ミルプラから葡萄畑を少し登り、徒歩10分ほどでワイナリーに到着。

門のところの外灯がレトロ
門から見える佇まいもいい!
SINCE 1890、創業133年目!
素敵な古民家!!

ショップのある古民家をリノベーションした建物に入ります。

障子のガラスにもルバイヤートの「R」のマーク

この建物やワイナリーの雰囲気がとても良くてツボでした。
全体的に明治から昭和のレトロな雰囲気に統一されててオシャレ!
どこを撮っても絵になる(でも見とれてあまり写真とってなかった)。

現在、ワイナリー見学はやっていないそうですが、試飲はできます。
単品や基本セットなど色々な頼み方ができるようでしたが、単品で3種類をお願いしました。

甲州樽貯蔵、メルロー、ロゼの3種、650円

左の甲州樽貯蔵は5ヵ月樽熟成させたとのことですが、樽香は抑えられててキリっとした印象でした。
さっきのミルプラランチだと、サクラマスに合いそう。

ロゼは「やや甘口」と記載されていましたが、想像したよりドライで料理にも合わせやすそう。
ミルプラランチでは、鴨とリンゴに合いそうです。

メルローは2012年ヴィンテージの10年ものですがへたっておらず、フレッシュさもあり、まだ熟成中のミディアムボティ。
先ほどの和牛ステーキに、とっても合いそうてした。

試飲を終え、展示品なども見ながら、スタッフの方に「他に見学できるところはありますか。」と聞くと、「今はこの建物だけですが、この2階にもあがれますよ。」と照明をつけていただきました。

こちらの古民家、以前は3階まであって養蚕も行っていたようですが、今は吹き抜けになっていて、外にはテラスもあります。

2階からの吹き抜けビュー

太い梁には根太がかかっていた跡などもありますが、丁寧に補修されています。
歴史を感じますね。

ワイナリー見学できるようになったら、リピート来訪したい場所になりました。

2階の窓から見たブドウ畑

2階の窓から見晴らしのよい眺めを見つつ、さて、訪問の記念にどのワインを購入しようかなと、1階に戻ります。

選んだのは、2月に試して美味しかった「甲州シュール・リー」。

星4つ!

「シュール・リー」とは、澱引きせずにワインを澱と共に熟成させたことを意味しています。
「甲州」品種のワインは、かつて薄い・軽いと言われていましたが、このように「シュール・リー」などの工夫をしたり、栽培方法を変えて、旨味や香りを引き出せるようになっています。

「甲州」でつくられたワインのうち、今は、この丸藤ルバイヤート「甲州 シュール・リー」が一番好きです。
キリっとしつつ旨味が感じられ、厚みもあり、料理に合わせやすい。
2月にちらし寿司に合わせた時、中トロと合わせても負けませんでした。
これで2千円ちょっとですので、デイリーワインにおススメ ♪♪

この甲州シュール・リーを連れて帰り、ロゼやメルローなどは通販で頼みましょう。

さあ、次のワイナリーに向かいます。

長くなったので、続きは次回に!

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