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9月富山旅行 ②岩瀬を満喫

9月上旬、ようやくとれた遅い夏休み🌊
4年ぶりに富山へ!

北陸新幹線で富山駅着
「ゆっくりしてかれ~」に和む

旅行1日目~2日目の朝、ワイナリーに行くまでの様子をご紹介します。
▼これまでの経緯と再訪する理由をご紹介した前回の記事はこちら。

少し観光したあと、15時半過ぎに富山駅からライトレールに乗って東岩瀬へ向かいます。
この日は平日だったので、富山駅の南北を行き来できるようになったライトレールは、学校帰りの中高生でいっぱい。
富山駅から20分ほど、東岩瀬に到着する頃には中高生はほとんど降りて、Suicaでピッとラクラク降車。
今夜の宿へ向かいます。


つりや 東岩瀬

東岩瀬からてくてく歩き、宿に向かう途中に見えてきたのは満寿泉の「桝田酒造店」さん。
岩瀬の街を守った立役者!

つくり酒屋
大きな杉玉

こちらの斜め向かいくらいにあるのが「つりや 東岩瀬」さん。

立派な松の木
つりや 東岩瀬

今夜の宿に到着!
1階のショップでは、満寿泉の日本酒やセイズファームのワイン、つりやのおつまみなどを販売しています。
ホタルイカやハーブティーなどを購入して、鍵を受け取り、2階のお部屋へ。

階段の途中の照明
レースガラスがかわいい(画像だと見えませんが…)
しつらえがいい~
ベッドサイドもいい感じ

お部屋はリビング&バーカウンターと、2ベットルームで1組4人が泊まれます。
面積はビジネスホテルの部屋3つ分くらいあるんじゃないでしょうか。(全体写真とり忘れた)

なたで削いだような足触りのいい木の床、櫓のような金具、調光のできる間接照明、漆器や酒器も揃っており、肌触りのいいパジャマまですべてが素敵~♪

そして、バーカウンターのセラーには、満寿泉とセイズファームのお酒が揃ってます。

冷蔵庫には朝食の準備が
(取り出して中身を確認。
ご飯を炊く水は満寿泉の仕込み水!)

少し休んで、荷物を片付け、着替えてから、夕食のお店へむけて出発します!!

岩瀬を散策

予約の時間まで少し余裕があるので、通りをゆっくり散策していきます。

とても素敵な雰囲気のお店が、ここにも↓

コボ ブルワリー パブ

ここにも↓

GEJO(お寿司)

ここにも↓

沙石(満寿泉のスタンディングバー)

他に「カーヴ・ユノキ(フレンチ)」「ピアット スズキ チンクエ(イタリアン)」など、いい雰囲気のお店がたくさん!

ふじ居

そして、今夜のお店はこちら!

御料理 ふじ居

お店に入り、カウンターのお席へ。
その正面がこれです↓

カウンターの正面はお庭!

磨かれた大きなガラス窓の向こうはお庭で、北前船の街らしい立派な岩がどど~んと!!
その手前には、白木の分厚いまな板が置かれていて、調理される様子が目の前で見られます。

本日の献立
重陽の節句の菊酒セッティング
本日の蟹~😆

大きな紅ズワイガニが人数分用意され、目の前のまな板でどんどんさばかれます。

長寿を願う菊酒をいただいた後、満寿泉のひやおろしを注文。
立派な木箱に色とりどりのガラスの盃が用意されていて、そのなかから選びます。
盃は岩瀬のガラスアーティストさんがつくられたもの。

つりやの照明のレースガラスに似た盃
影がキレイ
満寿泉ひやおろし
水菜 さざえ
(虫籠がかわいい)
月見豆腐
(おわら風の盆の特製漆器)
蓋の内側が女踊り!
すっぽん出汁が美味し~♪
お刺身
(アラの刺身、すだち塩つき)
お刺身
(アオリイカ、生カラスミと生姜つき)

お刺身でひやおろしを飲み終えたので、セイズファームのワインを頼みます。

ソーヴィニヨン・ブラン2021

キンキンに冷えてます♪
ハーバルな香り、柑橘類の香り、ミネラル感があって、程よい酸味が全体をひきしめています。

進肴
(まず、カニ足しゃぶしゃぶ)
進肴
(次いで、カニ味噌のせカニ爪)
八寸
(梨と生ハム、タコ、ビーツ最中などなど)
子持ち鮎
(じっくり炭焼きしてあり、骨まで食べられる)

セイズファームのソーヴィニヨン・ブランは、カニ味噌にも爽やかに寄り添いましたし、この子持ち鮎にもとっても合いました!
香ばしくてほのかに青っぽい風味の鮎と、和ハーブのようなニュアンスのワインの相性がいいです。
魚卵や甲殻類は、白ワインでも稀に風味を損ねる場合がありますが、さすが氷見のワインは魚介類に合いますね♪♪

鮎飯
(丁寧に骨をとって提供してくれます)
おこげ~♪

他にも、金時草(甘エビと金時草)、炊きあわせ(みょうがと茄子)、プラチナ(酒粕入りアイスクリーム)、初雁(水ようかんと抹茶)で大大大満足っです!!!
しかも、食べきれなかった鮎ご飯をおむすびにして持たせてもらいました~🍙

ふじ居さんのすごさは、お料理を提供する際の「演出」だと思います。

紅ズワイガニを見せてくれ、さばいてくれ、しゃぶしゃぶしてくれ、蟹の甲羅にたっぷりはいったカニ味噌をかけてくれるというライブ感!

子持ち鮎も生きている状態で見せてくれ、カウンター横の焼き場でじっくり焼いている様子を見つつ香りを感じ、焼きたてを笹の葉にのせてくれ、更にお皿に取り分けていくという。
1品のお料理が提供されるまでの見せ場がたくさんあるのです。

お店に伺ってから帰るまで3時間かかったのですが、あっという間でした。

お料理を通して感じられたのが「地域と季節」です。
解禁されたばかりの紅ズワイガニをはじめ、新湊のサザエ、庄川の鮎、呉羽の梨、満寿泉のひやおろし、岩瀬のガラスアーティストによる盃、おわら風の盆の漆器、うさぎの器とススキ、セイズファームのワイングラス、ガラスの茶器…などなど。

富山の食材、漆器やガラスを使って「地域性」を、名残から走りの食材、重陽の節句、月見によって「季節感」を表現されていて、その両方が「繊細なお料理」にかけ算されています。

私は9月上旬が誕生日なので、これまで色々なお店で食事をしてきました。(いい年なので😆)
この時期は季節の境目で、夏でも秋でもなくやや中途半端なシーズンです。
こちらのお店では、中途半端感はまったくなく、この初秋というシーズンを目一杯感じさせてもらいました

和食の素晴らしさ、富山の魅力が伝わるお店ですね。
ふじ居さんは「ゴ・エ・ミヨ2022」で「4トック」です。
インバウンド解禁後には、より予約の取りにくいお店になるでしょう。

夜食~朝食

さあ、宿に戻りましょう。
藤井さんにお見送りいただきつつ、外に出ると街はと~っても素敵な雰囲気!!

夜の街

私の古いスマホの画像では伝わりにくいですが、まるで明治時代にタイムスリップしたかのようです。
趣のある静かな通りに、街灯だけが点々と灯っています。
ふじ居さんからつりやさんまでの数分間、ゆっくり歩いて北前船で栄えた町の雰囲気にひたりました。

お部屋に戻ってくつろいでから、ふじ居さんでにぎってもらったおむすびを夜食にいただきます。
セラーを覗いて満寿泉さんのお酒と迷いましたが、明日早いので一番軽いセイズファームの「シードル」と、夕方につりやさんで購入した「昆布締め」と共に岩瀬の夜を惜しみます。

さて、朝です!
早速、朝御飯を用意します。
こちらは自炊式なので、説明書きのとおりバーミキュラを早炊きにセットし、お出汁を鉄瓶に入れてIHであたためます。

「ご朝食」箱の中身
鰤の糠漬けのせ出汁茶漬け

炊きたての白米に寒鰤の糠漬けのせて、ふじ居さんの出汁をかけ、香りのいいゴマをちらして完成!

有機農法でつくられた富山のコシヒカリと満寿泉の仕込み水で炊いたご飯に、昆布とカツオの上品なお出汁の朝御飯が美味しくない訳がありません。

買っておいた鰤の糠漬けも追加でのせて、サラサラ~っといただきました。
ふだん、朝は固形物を食べないのですが、旅先だと朝食が食べたくなります。

さあ、ワイナリーに向かうので、8時に宿を出発します。

天高く朝日に輝く岩瀬の街
お世話になりました!
東岩瀬の旧駅舎

前日の16時過ぎに東岩瀬に着いてから、朝8時過ぎに出発するまで、計16時間の滞在でした。
もっとゆっくりしたかったと思い、また来る!と心に決めました。
行ってみたいお店がまだまだありますし、街の違う表情も見てみたいです。
例えば、雪見酒とかもいいでしょうね~🍶

この後、旅は先日アップした「セイズファーム」訪問に続きます。


さて、話を現在に移します。

せっかくの連休なのに、台風が日本列島を縦断しそうです。
このシルーウィークに旅行を予定されてい方も多いのではないでしょうか。
どうぞご安全にお過ごしください。

昨夜、近所のスーパーでイワシが4割引で売られていました。
イワシ達にキラキラした目で「連れてって!」と言われ(ている気がして)、2パック買ってきました。
午前中にイワシの梅煮を作ったので、キッチンはイワシと梅干しの香りが漂ってます~。

母の自家製梅干しと

この連休は家でイワシを食べて過ごします。
様々な警報がでていますが、どうか被害か少なくすみますように。

今回はいつも以上に長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました!!

▼旅の続きはこちら

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