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台北ゲームショウ2024行ってきたレポート 〜人口2,400万のゲーム大国〜
この記事は、筆者がアジア最大級のゲーム見本市「台北ゲームショウ2024」に参加した感想について書かれています。
沢山の出展の中から個人的に気になったインディーゲームを5つ紹介しているほか、台湾ゲーム市場や台湾の秋葉原こと「台北駅地下街Y区」についても紹介しています。
「台北ゲームショウ2024」 とは?
冒頭でも記載させていただいた通り、「台北ゲームショウ」とは台湾で開催されるアジア最大級のゲーム見本市です。
コロナ前の数字ですが、来場者だけで見ると日本で開催されている「東京ゲームショウ」を超えるほどだとか。
2024年は1月25日(木)から28日(日)にわたり開催され、今回は27日(土)の回に
参加させていただきました。
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イベント全体の様子
#TaipeiGameShow2024 行ってきました!
— 麦野一三@Indie Game Developer (@KMugino) January 27, 2024
【1,2枚目】”東京”見送った任天堂・集英社両雄、台北では大規模出展
【3枚目】台湾と言えば『Tower of Saviors (神魔之塔)』。ステージは文字通り”抜群”の集客
【4枚目】アナログ・ボードゲームブースは台北特有?MtGやポケカ等、TCGも出展#台北國際電玩展 pic.twitter.com/VvJ9VrYR9g
一番の印象は…
やっぱり人が多い!!
どういう状況かと言いますと、
試遊はもちろん、ステージイベントやコスプレ撮影の展示が多く見られ、
結果、人が立ち止まるので道幅が狭くなり移動がしづらくなっていた
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とは言え、人の入りのピークになるお昼以前(午前中)は比較的空いており、1日いれば大体全部のブースの様子を見ることが出来ました。
イベント全体の様子については本記事ではこのくらいにして、次項ではインディーゲームエリアで特に気になったゲームを5つ紹介します!
↑ 大手ブースの様子は4gamerさんの記事が詳しく書かれていました!
沸騰!インディーゲームエリア
総勢124ものブースが出展!
台北ゲームショウのみならず、年々存在感を増してきているインディーゲーム市場ではありますが、今回124ブースが出展していたとのこと(数え方間違ってたらごめんなさい)。
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出展団体の名前の隣にどの国からの出展か記載があり、気になったのでカウントしてみたところ以下の通り。
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台湾国内からの出展は5割弱にとどまり、過半数が海外からの出展という形。ゲーム産業が盛んな韓国、日本に次いでシンガポールが多いのは同じ中国語圏というのも影響しているのかなと。
そんな中から今回個人的に気になったゲームを紹介していきます!
1.『サイバーパラダイス』(オーストラリア)
まずは丁寧で可愛らしいピクセルアートと作り込まれた2D横スクロールアクションが印象的な『サイバーパラダイス』。
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そう遠くない未来、私たちが知っているはずの「現実」が暴露された。私たちの世界はコンピューターのシミュレーションに過ぎないというのだ。
近未来ディストピアの世界で故人の記憶を集め、電子の世界で復活させてゆくというストーリー。
日本語版の翻訳は『PLAYISM』でお馴染みのアクティブゲーミングメディア社が手掛けているそうで、高品質なローカライズが期待できそうです。
現在Steamにて3時間の無料デモが公開されているので、気になった方は是非触れてみてほしい一作です!!
2.『RP7』(韓国)
続いては、過去に京都のビットサミットにも出展し注目された、シンプルで一風変わった操作が魅力のローグライクRPG『RP7』。
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自動で7つのマスを往復する勇者に合わせ、それぞれのスロットの効果を変えていき強化していくプレイは中毒性あり。
雰囲気は違いますが、「Loop Hero」を想起させる部分もあり、間接的に自機を強化していくゲームが好きな方には刺さるんじゃないかと思います!
3.『Common Wealth』(シンガポール)
3つ目の気になったタイトルは、独特のアートワークとシニカルな世界観が唯一無二のシミュレーションアドベンチャー『Common Wealth』。
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プレイヤーは植民地支配を執る政府の都市開発省の新人職員となり、近代化工事のため現地の人々から土地を接収する仕事を任されます。
業務を通じ、キャラクターたちの身の上や境遇を聞いていくといった内容。
好みの分かれるゲームではあると思いますが、『VA-11 Hall-A ヴァルハラ』のような、ゲームというオブラートに包んだシニカルなストーリーが好きな方には、是非お勧めしたい一作です。
(現在英語版のみのため、良い翻訳家orパブリッシャーさんに出会えることを祈っております!)
4.『Sign Wizard』(インドネシア)
まだまだあります、お次は「アトリエ」シリーズリスペクトなドット絵が可愛いRPG『Sign Wizard』。
ゲームとしてはオーソドックスとも言える本作ですが、
ゲームを通じて手話を学ぶことができる、コミュニケーションを育む架け橋としてデザインされている
インドネシアのBINUS UNIVERSITYという大学が出展している
というユニークな特徴から紹介させていただきました。
出展費用は大学が支援しているため営利活動が出来ないとのことで、ゲームもインディーゲーム投稿サイト「itch」にて無料でダウンロード可能です。
『日本でもインディーゲームのイベントがあったら出展方法を教えて欲しい。観光もしてみたいし!』とおっしゃっていたので、大学から日本での出展許可が出てくれることを期待しています!
5.『SKY THE SCRAPER』(日本)
最後に紹介するのが、2023年に生まれた日本発レーベル「HYPER REAL」の新作アクションアドベンチャー『SKY THE SCRAPER』。
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メインとなるビル清掃のアクションパートのほか、夢追う若者「スカイ」として生活を送るアドベンチャーパートもリアリティがあり、マルチエンディングとなっている点は『パワポケ』シリーズのサクセスを想起させます。
同ブースでは他にも『SAEKO: Giantess Dating Sim』『34EVERLAST』と魅力的なゲームが試遊出展しており、今後も注目のレーベルです!
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番外編1:人口2,400万のゲーム大国
ここまで台北ゲームショウの紹介をしてきましたが、この項では少し目線を広げて「台湾でなぜこんなにもゲームが盛り上がるのか?」について書かせていただきましたので、少しだけお付き合い願います。
個人的に台湾といえば、「日本の南にある中国語圏の島国」というイメージ程度しかなかったのですが、
(すみません、あと野球のチアが可愛いのも知ってました)
世界的に見ても有数のサブカルチャー大国のようで、特にゲームに関してはオンラインゲームを中心に大きな人気を誇っているようです。
多少の日本人バイアスはあると思いますが、街中でも日本のアニメや漫画の広告やポスターをよく見かけました。
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また、台湾の野球チームに楽天市場でお馴染みの楽天がオーナー企業として参入していたりと、エンタメ領域全般に日本文化が浸透しているようです。
(実はイーグルスだけじゃない楽天球団)
番外編2:「台北駅地下街Y区」
台湾のサブカル文化を象徴するのが、桃園空港からMRT空港線直通の台北駅の地下に広がるサブカルアイテムの商店街「Y区」。
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地下に入ってみると、なるほど確かに台湾の秋葉原と言われるだけの雰囲気で、フィギュア・ゲーム等のアニメグッズはもちろん、アーケードのゲームセンターやガチャガチャ、カードゲームまで何でも揃う勢いの充実度。
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台北ゲームショウと関係ないかなと思い書くか迷ったのですが、台湾のゲームを含めたサブカル文化がいかに現地に根付いたものかを伝えたいと思い紹介させていただきました。
サブカルが好きな方で、もし台湾に行かれる機会があれば是非立ち寄ってほしい場所です!
まとめ
ひなビタ10周年ってマジですか?
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