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(4428文字) 個人開発のアプリを無料でヒットさせる方法ってある?(経験者が語る)

まえがき

・ゲームアプリでもwebアプリでも関係なく共通している話になります。
・これ間違っているぞという方がいましたら、コメント欄で教えて下さい。(勉強になります)

1,車を作るのが先か、道路を作るのが先か?

エベレストの頂上でF1カーを作っている人はいない。
だって、道ないもん。
テストできないし。
(いや、そもそもそういう次元ですらないんだけど。)
つまり、何がいいたいのかっていうと、そもそもヒットする環境整ってるってこと。

ほとんどの個人開発者が作ったアプリはこの環境が整っていない。

2,環境ってなんだよ?

環境=知名度。
何を作っても開発者が無名だからヒットしない。

ちなみに、私はこの話を無限にすることで、知名度を得ようとしているw

これが真実。
良いものさえつくれば自然と集まってくるでしょ?
と、初心者は思いがちだが、それはまず無理。

Facebookだって最初は大学の中で学生に普及させていったことから始まった。

つまり、「どうやって普及させんの?」ってところが未定のままだとヒットはしない。

リリースしたら、こうやってユーザーを増やすんだという手段があるなら問題ない。

そうしないと運に頼ることになる。
そして運というのは宝くじに当たるぐらいレアなことだと思ってもいい。

有名人と知り合いとか、宣伝に大金を使うならこの話は不要。

作ったものをリリースした初日に100ダウンロードとか100アクセスとかくるような状態でスタートできなければ基本地獄ということになる。

100ではちょっと物足りないかもしれないと思う方もいるかもしれないが宣伝なしに100は集まらないのだ。

3,何を作るか?

「宣伝は大丈夫」という人は何を作るかが問題になる。

ポイントになるのは使ってくれたユーザーが宣伝してくれるかどうか

つまり、口コミを利用しないといけない。
あなたが個人開発者なんだから一人で開発も営業もしろというのは難しい。
だから最初に使ってくれた100人が友達やフォロワーを呼んできてくれることが望ましい。

noteのように使ってくれているユーザーがTwitterとかで「こんなの書いたんだけどー」って感じで宣伝してくれるって意味ね。

4,仕掛けを作る

口コミで広がる仕掛けを作ろう。
占いアプリでもゲームアプリでも、結果(スコア)をシェアできるボタンは必ずある。
ユーザーに使ってもらっても、その結果をシェアしてくれないと他のユーザーが来ない。
この仕掛け。当たり前のようなんだけれど実装していない人もいるのではないだろうか。

その他にも、仕掛けはある。
友達を誘うとポイントが貰えるとかはゲームアプリにありがち。
遊んでいるユーザーがどうやったら気持ちよく宣伝活動を手伝ってくれるかを考える必要がある。

ヒントは、あなたが普段使っているアプリにあるから実物で学べばいい。すべての機能は人工的につくられていて意味がある。

5,収益化は後回しでいいからリリースを早くする

まずは人気アプリにすることをしないと始まらないと私は思う。

ネットで「個人開発のアプリをヒットさせる方法」とか検索すると、だいたい副業とかの話を組み合わさって出ていることがあるが残念ながら儲からない。
そして、アプリを作ってリリースするというのは、もはや起業なのだ。
趣味でプログラミングを覚えた人もリリースして運良くヒットした場合、広告収入なんかが入ってくるだろう。(広告を張っていれば)

なので、趣味ではなく仕事なのだ。
アプリを作ったときに買ったパソコンも経費になるし書籍も経費になる。
収入が20万円でも超えてくると確定申告もしなくちゃいけない。
アプリをリリースするということは、そういうことに手を出しているということになる。

お金欲しさに最初から広告を張ってみたり有料会員サービスとかを作りたがるが、それを開発しているだけ時間の無駄だ。

そもそも多少のユーザーが使ってくれたところで1000円ぐらいにしかならないだろう。

そんな作業をしているぐらいならリリースを早めたほうが良い。

私ぐらいなんでも知ってる人が山程いて、その中でもヒットさせるのは難しい世界なのだ。
だからある程度の完成度は必要だが、余計な機能はつくらなくていい。

オプション機能は、利用者が右肩あがりで増えていって、手応えを感じたときに考えることだ。
つまり、リリースを早くすることを考えて開発しよう。

6,何回でもアップデートできる

5の続きだが、アプリというのはアップデートができる。
映画みたいに一回公開したら終わりというものではない。

なので、最低限実装したいことができた段階でリリースしていい。
そして、様子をみながら追加で機能を増やしていくのだ。
アップデートを度々していた方がユーザーもやる気があるアプリなのかなと思って利用してくれたり応援してくれたりするかもしれない。

またアップデートしましたとTwitterなどで報告すればそれが宣伝になるかもしれないのだ。

7,オリジナルなアプリを作った方がいい

当たり前なんだけれど、既に存在しているアプリと似たようなものを作ってもなかなかヒットしない。
たまに二番煎じでもそこそこうまくいくけどw

強制的に最初の100人を集めた所で
「これって・・・パクリだよね^^;」
と思われてその翌日からは使ってもらえない。下手すると炎上する。

だから、プログラミングを勉強するという段階で作ったアプリはリリースしないほうがいい。
趣味で作ったなら問題なし。

似ているけど少し違う(いい意味でバージョンアップしている)なら結構ヒットしやすいかもしれない。
しっかり宣伝ができればの話だけれど。

8,ニッチは狙うな

私は過去にニッチを狙えということを聞いて、ニッチ狙いでアプリをリリースしたことがあるが、全然儲からなかった経験がある。
(軽くヒットしたのに🥺)

だからニッチは狙うな。

アプリをリリースするということは、植物を育てるのと似たような感覚もある。
(例えばユーザーからのお問い合わせに対応するとか、サーバーが落ちていないか確認したり。セキュリティとかのアップデートとかも、ユーザーには見えない仕事があるのだ)

1つリリースしてしまうと面倒なことが山積みになるので、ニッチなんかやってられない。

私達はそもそもアプリをリリースして金持ちになりたいのではなかったのだろうか?
ボランティアでアプリを作っているならニッチでも構わない。

ニッチで全国に300人だけ使ってくれるアプリをリリースしたところで全然儲からない。
例えば、広告収入は入らない。
そんなアプリを作るぐらいなら請負で特注のアプリを作っていたほうがいい。

9,オリジナル + NO ニッチ

マニアックなアプリではダメ。
万人が使う可能性があるアプリを作ろう。
でも、個人が開発するので、大企業が作っているようなものではダメ。
つまり、大企業が作らなそうなニッチではないアプリ
というのが結構いい線だと思っている。

さらに自分が一生使うものというのが加わればいい感じだ。

10,何が当たるかは分からないから作りたいものを作ってもいい

ある日突然ウイルスが蔓延しているとか言って政治家がテレワークを推奨しだした。
そして、今まで全然知名度のなかったzoomが突然ヒットしだした。

こんなこと誰も予想はできない。

上でも書いたが、一度リリースしてしまうと面倒なことになるので、一生自分が運営していきたいアプリを作るべきだと思う。

ユーザーが集まらず全然儲からないと、びっくりするほど情熱はすぐに冷めてしまう。

そもそも初心者がアプリをリリースするとそれだけで満足してしまって、もう冷めている可能性すらあるw

情熱がないとアプリは運営できず放置されることになるのだ。
だから、自分がずっと使いたいアプリを開発するべきだ。

「なんか儲かりそうだから」とかそのぐらいのテンションで作っても放置することになる。だから、自分が使うアプリを作ったほうがいい。

自分が頻繁に使うからこそもっと機能を追加したいと思うはずだ。そうやって地道に努力していくといつかヒットすることもあるかもしれない。
(宣伝しない限りほぼないねんけどなw)

11,宣伝はできるだけやる

家族や友人、LINEの友達。
自分でブログをやってみて運営ブログをやってみたり。
SEOを頑張ってみたり。
ブロガー、youtuber、ニュースサイトにメールを送ってみたり。

なんでもかんでも宣伝はする。特にリリースしたときは力を入れる。

有名人と知り合いなだけではちょっと物足りない。
アプリは初動が大事なので、ここでコケると精神的に辛い。

継続的に宣伝ができるならそれがいい。個人開発で継続的に宣伝ができているというのは結構難しいことかもしれない。

そもそもリリースする前に「こんなの作ってますよ」って感じでSNSとかで発信しておいたほうがいい。
結局リリース直後にどれだけ使ってもらえたがカギになる。

12,失敗しても大丈夫

さて、そろそろこの記事も終わりになる。

そもそもアプリで稼ぐのは難しい。そして、失敗する。
失敗してもいい。また次作ればいいのだ。
1個作れば少し成長する。
それを踏まえて次のアプリを作れば10個目ぐらいにはなんとかなるだろう。

アプリは3年ぐらいは様子見していたほうがと個人的には思っている。
3年もすると個人開発者のレベルもあがり、大規模アップデートをすることによって蘇るかもしれない。(かなり面倒でやっている人あまりいないけど)

逆に1年は最低やっていてほしいと思う。
そんなすぐには結果はでない。

また、失敗談が後々ブログネタにもできる。
(失敗談で知名度を得るパターンが昔から多い)

13,Qiitaが一番効果がある (裏技、ワンチャンw)

知名度とか環境とか関係ない! 俺はやるんだ!!天才なんや!!!

うるせえ!! いこう!! \ ドン! /

という人はqiitaで宣伝することが可能。(利用規約をちゃんと読んでね)

私の経験上(経験すな)、うまくいけば3000〜5000ぐらいは一週間で見に来てくれる可能性がある。

ただqiitaも「いいね」が3つぐらい付かないとTOPページに載らずにに沈んでいくので、3ついいねがつくようにしないとね・・・この話は別記事でやってます。

まとめ

今日も何かリリースされ、そしてサービスが終了しているだろう。
私達が知らないところで・・・。

あまりに多くの人が絶望しているはずだ。
まずは知名度を得てからリリースすれば、ダメ出しももらえることもあるだろう。
そういうのも経験になり少しずつ成功に近づけるのだ。

ということで、最初から環境を整えていないと話にならないと思っているんですが、「いや、全く宣伝しなくてもなんとかなったわ」という方がいましたら教えてほしいですね・・・(そのやり方)

逆に知名度がめちゃくちゃあるのに全くヒットしないって人はアプリがゴミなので、あとはアイデアとアプリのクオリティをあげるだけです。


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