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それでも日常の奪還へ。少しずつ体に力を入れて今季の戦いへと入っていく

2月19日、ホーム水戸戦にて今季のJ2開幕!
…の予定だったのですが。

十分に対策していても完全には感染を防げないオミクロン株の脅威よ。加えて複数の濃厚接触者が認められたため、チームは24日まで活動停止となりました。つまり23日に予定されていたルヴァンカップ第1節・鹿島戦も中止。27日のアウェイ甲府戦は現時点では開催の方向で動いているようですが、これも両チームの状況次第でJリーグの判断も仰ぎながらの最終判断になるでしょう。

他クラブでもプレシーズンから陽性反応を示す選手やスタッフが多発していて、あちこちの会場での開幕戦を見るかぎり、戦力を急遽やりくりした感が否めないチームもいくつか。

純粋なサッカー的駆け引きのみならず、対コロナ禍としても柔軟さを求められるのはなかなかしんどいですね。チームを取り巻く全員がイレギュラーな状況に迅速かつ的確に対応しなくてはなりません。

コロナ禍3シーズン目、サポーターの方々も昨季までの2年間、予定の立てづらい状況を強いられてきたことでしょう。声を出さない応援スタイルの工夫も難しかったでしょうが、突然の試合日程変更によりアウェイ遠征が中止になったりすると、経済的にも圧迫されますよね。

われわれ番記者もそうです。確実に試合が開催されるかどうかは当日になるまで確証が持てない。最悪、現地入りしたあとで中止が決まって手ぶらで帰ることになるリスクを折り込んでのアウェイ出張になります。昨季までも何度キャンセル料に泣いたことか。でもそれがコロナ禍の日々で仕事をするということなのです。

とはいえ、リーグは今季から少しずつコロナ禍以前の“通常運営”状態を取り戻すよう舵を切りはじめています。今季からは試合日のメディア対応もリーグによる一律のプロトコルではなく、主幹クラブの裁量によるものへと変わりました。地域やチームの状況、スタジアムの形状などによってはミックスゾーンでの対面取材を復活させる方向に。「あくまでも現地での対面取材が本来あるべきかたち」とJリーグが明言してくださったことは、われわれにとっては非常に大きな追い風となりました。現場主義の同業者たちと口々に喜びあった次第です。絶対にそのほうが発信する情報のクオリティーを担保できるはずですから。

大分トリニータとしてはスタートでつんのめった感も否めない状況になりましたが、今季の戦いに向けて各所で準備は進んでいます。

まずはJサポ必携のエルゴラッソ選手名鑑。充実の情報量ですよ。

試合のプレビュー&レビューやチーム情報などがふんだんに盛り込まれたデジタル版の「エルゴラ+」、今季の大分はJ2版を御覧ください。

footballista」さんではこちらの記事を書かせていただきました。

もちろんクラブオフィシャルコンテンツ「トリテン」でも、監督・選手のインタビューやトレーニングレポートから小ネタに至るまで、もろもろ鋭意発信中です。

2月16日にはエルゴラッソとコラボで「ひらはたフットボールクラブ」のJ2開幕特集生配信に、大分担当として出演。

そして、われらが新指揮官がインタビューに応えた2月17日公開の「蹴球メガネーズ」も見応え満載。シモさんの打ち明け話の中にはわたしも初耳なものがあり、テンション上がりました。そしてわたしは収録には絡んでいなかったのですが、最後に想定外のイジりも(笑)。

Jリーグやリーグを取り巻くさまざまなところで、コロナ禍のあいだにいろんな変化があったと思います。この逆境に乗じて、これまでなかなか進まなかった部分が一気に進展した感もある。しんどいことも多いですが、悪いことばかりでもありません。その中で得た「いいもの」を継続しつつ、かつての日常を取り戻すために、いまはひとりひとりが少しずつ無理をする時期が来ているのではないかなと思っています。

まずは大分トリニータの活動停止期間終了を待ち、つつがなく試合やトレーニングが行える状態に、一日も早くたどり着けますように。こういう状況なのでいまは発信できることも一時的に少なくなっていますが、クラブや関係各所と密に連絡を取りながら、活動再開に向けてスタンバイしていきます。

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