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USMLE体験記

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Step1 245 (2017/12), 2CK 255 (2018/3), 2CS pass (2018/11), Step3 252 (2020/6)
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USMLE Step3で252点(95パーセンタイル以上)という高得点に繋がった勉強法

導入レジデンシーマッチングを通し、USMLEの点数が75パーセンタイル程度(Step1 245、2CK 255)では全く高得点とは言えないと痛感した以上、Step3で同じレベルの点数を取ったのでは学んだことを活かす事ができない人間で終わってしまうと強く感じていました。挽回するためにも、巷の情報(Step3は合格しておけば良いとか230あれば良い=60パーセンタイルとか)は全く信じず、きちんと対策して望みました。その結果252点(95パーセンタイル超え)を獲得。スコアを見て安堵

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《超重要》 USMLE Step2CSが一時中断へ

とても重要な情報が流れています。 5月8日に2CSはパソコンを用いたtelehealth方式になるとアナウンスされましたが、この方式での実現がすぐには難しいだけでなく、たとえ開始となっても懸念材料が多いため、今後12〜18ヶ月は2CSの試験が中止となることが決定されました。 どのようにして再開されるかは不明ですし、返金方法や医師免許取得にどう影響するかもまだ明らかにされていません。今後徐々に明らかになると思います。 また、2CSの受験は終わってないけど、Step1と2CK

《超重要》 USMLE Step1の3桁採点を廃止し合否判定のみへ

2020年2月12日、FSMB及びNBMEからとても重要なアナウンスがありました。特に重要なのは、2022年1月以降にstep1の3桁採点が中止となり、2CSのようにpassまたはfailのみ報告されるようになる点です。 その背景を調べてみると、レジデンシーの選択基準含め、step1がかなりのweightを占めているためstep1がdistressとなっており、医学生、レジデントおよび医者からpass/failへ変更した方が良いという意見、投票が多かったようです。「stud

USMLE受験費と「USMLEを受験しない」という選択

IMGはAMGよりも高い受験費を払わないといけませんが、なぜか日本でUSMLEを受けるととんでもないsurchargeがかかります。以下はIMG(2019年の費用)とAMG(2020年から適応される費用)の比較です。 Step1AMG:$645 + Surcharge $0 日本人IMG:$940 + Surcharge $365 = $1305 Surchargeは他国IMGの2倍(他国は$150-195) Step2CKAMG:$645 + Surcharge $0

ERAS 2020:USMLEの目標点数

step1のスコアが240点以上であればAMGから「good score」と言ってもらえるのは事実です。 問題は「internal medicineのレジデンシーにアプライする際、240点というスコアがnon-US IMGの中で相対的にどうなのか」です(AMGは私達のライバルではなく、US IMGも私達の純粋なライバルではなく、non-US IMGがポジションをかけて争うライバルは同じnon-US IMG)。 2018年のデータを見てみましょう。 Step1で240点は

USMLE Step2CS : ICE以外のコンポーネントを振り返る

前回記事では試験後の自己評価を紹介しました。今回はSEP、CISに関する内容やどういった試験対策をしたかなど、ICE以外の情報を共有します。 ・・・・・ 試験当日の様子と時間配分LA会場でしたが、IMGは多分4人。そのうち英語nativeは2人で、 non-nativeは自分含め2人のみ。11月に試験を受けたためかアウェイな印象でした。AMGは楽しそうな雰囲気です。見劣りするのは間違いないのですが、それにより点数が有意に変わることはないので気にする必要はないと思います。

USMLE Step2CSの採点はforgiving

2018年11月にLAで受験した2CS。結果が出る翌年1月までに自分のパフォーマンスを何度も振り返り、「手応え的には不合格でも全然納得できるレベル。もしこれで受かっているのなら、それは採点がforgivingということだろう」とずっと思っていました。 結果ですが、ありがたいことに1発合格。ICEのスターが数個ボーダーにかかっていただけで、特に問題ない結果でした。 試験後はほとんどの人が不安で仕方なくなると思います。採点基準が公表されていないだけに、合格した人達の感想や犯した