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《超重要》 USMLE Step1の3桁採点を廃止し合否判定のみへ

2020年2月12日、FSMB及びNBMEからとても重要なアナウンスがありました。特に重要なのは、2022年1月以降にstep1の3桁採点が中止となり、2CSのようにpassまたはfailのみ報告されるようになる点です。

その背景を調べてみると、レジデンシーの選択基準含め、step1がかなりのweightを占めているためstep1がdistressとなっており、医学生、レジデントおよび医者からpass/failへ変更した方が良いという意見、投票が多かったようです。「student learning」と「student well being」のバランスを慎重に検討した結果、今回のdecisionに踏み切ったと報告されています。

つまり、Step2CKが超超超重要になるということです。より臨床に則したテストではあるので、Step2CKがよりweightを占めるようになるという点で私もこの改訂には賛成です。とは言いつつも、以前記載した記事の通り、元から2CKの方が重要視されていることには間違いないので、2CKにこそ力を入れましょう!

ただ、少なくとも今年と来年のレジデンシーマッチ(ERAS 2021とERAS 2022)はstep1の点数は報告されます。Step1の点数は今まで通り重要と考えて良いと思います。Step1の点数が低い人はそれ以降のマッチングに参加するという方法もありかもしれません(が、全員が2CKに本気を出すようになるので、ERAS2023以降も甘くはないはずです)。

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あと2点大事な報告がありましたのでまとめておきます。

1;これまで6回まではそれぞれのstepを受験できましたが、来年2021年1月以降は4回が限度になるようです。
2;2CSを受験するためにはstep1合格が必要条件となるようです。

Conclusion

Step 2CK will mean EVERYTHING.

(追記;Research experience、publicationを増やすだけでなく、AMGがマッチング前に受けることができないstep3で高得点を叩き出しておくのもAMG、他のIMGと差を付ける重要なポイントとなるかもしれません)

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