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紙のノートとデジタルノートLogseqを併用している
このnoteは、紙の手帳による時間とタスク管理を研究するために書いています。とはいえ、デジタルを使っていないわけではありません。
今日から先のスケジュールは、紙では管理していません。MacおよびiPhoneのAppleカレンダーです。
タスクの詳細は、Logseq(ログシーク)というデジタルノートアプリを使っています。
Logseqとは何か ローカルでアウトライナーでマークダウンなノートアプリ
▲Logseq公式
▲日本語マニュアル
Logseqは、いわゆるデジタルノートアプリです。この分野ではEvernoteが有名ですね。私も昔は課金して使っていましたが、活用できませんでした。
その後、Omni Outlinerや、workflowyを経て、2022年前半からlogseqを使っています。この分野ではObsidianが台頭していますが、私には合わないようです。logseqはUIがシンプルなところが気に入って、デジタルノートはこれを使ってく方針を固めたところです。
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タスク管理の機能も持っています。アウトライン機能と組み合わせれば、柔軟なタスク管理システムが、logseqだけで構築できることでしょう。
なぜ紙を使うの? 時間を「線の長さ」で目視したいから
時計はデジタルか、アナログか、どちらが好きですか? 私はアナログです。時間という目に見えない資源を、2本の針の角度で「量」として可視化できるから。
紙のノートを使うのも、同じ理由です。たとえば、
6:00-6:18 起床後のタスク実行
6:18-6:50 調べ物からうっかりニュースを読みふけってしまった
という行動記録があったとします。18分で完了した「起床後のタスク」も、うっかりやってしまった32分の行動も、1行です。しかし、要した時間は違います。
その長さを、可視化して記録したいのです。私のノートのフォーマットは、1分を1ミリという長さで記録します。32分の行動は32ミリになります。時間の長さを線の長さとして目視できるのです。
デジタルで、こういうことができるアプリは見当たりません。だから紙に手書きしています。
見開きで今日1日を完結したい
もうひとつ、紙を使う理由があります。logseqのようなデジタルノートでタスクを管理すると、いつまでたっても仕事が終わらない感覚におそわれるのです。
タスクは山積しています。どれだけクリアしても次々に発生しますから、永久に残量が「ゼロ」になる日は来ません。デジタルノートだと、それが見えすぎてしまって怖いのです。
紙の手帳では、B5の見開きを1日の管理にあてています。物理的な面積の制約があるので、ひとまずはそこに集中しやすいのです。
このような理由から、logseqで管理しているタスクから、今日1日分を、ノートに手で書き写しています。
タスクの手順をlogseqに記録すると時短になる
先ほど、
6:00-6:18 起床後のタスク実行
と書きました。「起床後のタスク」とは具体的になんでしょうか。
顔を洗い、歯を磨き、体重を測り、という一連のタスクです。これをすべて手帳に毎日書くのは現実的ではありません。そこで「起」とだけ書きます。その詳細はlogseqに記録してあるのです。
「起床後のタスク」という一連のタスクの実行にはlogseqを参照し、いつからいつまで、合計何分かかったのかを、手帳で管理するのです。
顔を洗い、歯を磨き、体重を測り、という単純なタスクなら、わざわざ管理しなくてもこなせるかもしれません。しかし、たとえばaccount(精算する)というタスクだと、話が違ってきます。
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これを見ながらやるのと、なんの資料もな考えながらやるのとでは、かかる時間と脳への負荷がまったく違います。
![](https://assets.st-note.com/img/1665031398929-N2jaT2Eyg2.jpg?width=1200)
もうひとつ。これは会計アプリ「マネーフォワードクラウド」の操作の手順です。
私は簿記の素人です。月に一度の売掛や買掛の処理は、すぐに忘れてしまっていつまでたっても慣れません。しかし、手順を記録しておけば、次回は今回よりは大幅に時間を短縮できます。うまいやり方を思いついたら記録します。1ヶ月後は、そこからスタートできるのです。
デジタルで詳細を 紙でざっくり1日を
システム手帳のリフィルにこういった手順を記録する、ということも考えたのですが、量が膨大であり、編集することも多いので、あきらめました。
とにかく、すぐに閲覧したいし、すぐに改善したいのです。実際、スクショをながめているうちに改善策がひらめき、先のマネーフォワードの操作手順は大幅に形を変えてしまいました。
logseqには、このようなタスクの手順のメモが無数に記録してあります。logseq無しには、もう生きていくことができません。
いっぽうで紙のノートは、パッと視界に入る面積で1日を管理しています。今日起きてから何をしてきたのか、どんなタスクが残っているのか、一目瞭然です。このノートもまた、生きていくために必要です。
デジタルとアナログのノートが両輪となって、なんとか時間とタスクを管理できているわけです。
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