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[AIチャレンジャー] 第6回(前編):AIで医療関連のPR用イラストを作ってみよう!

2022年にmidjourney、Stable Diffusion、NovelAIなど黒船級のサービスが続々登場し、イラストやデザインなどのクリエイティブ業界に激震が走りましたが、だったら自社や自店でもAIを使ってイラスト画像などを自前で生成してみようよ、という挑戦企画がこの「AIチャレンジャー」

おかげさまで、特にデザイン界隈の方々から大絶賛をいただいており、今回第6回の連載となりました。

これまでの「AIチャレンジャー」では、このようなミッションにチャレンジしてきましたね。

第1回:AIで新卒採用のサイト用のイラストを作ってみよう!
第2回:AIでクリスマス商戦用のイラストを作ってみよう!
第3回:AIでスマホアプリのPR用イラストを作ってみよう!
第4回:AIでライフプラン関連の提案用画像を作ってみよう!
第5回:AIで近未来的な雰囲気の出るイラスト画像を作ってみよう!

いろいろな業界やシーンで使えそうなテーマを掲げて、それに合うイラストや画像をどんどんAIで作ってきました。前回の「第5回」では未来的な会社のイメージに使えるかもしれないと、サイバーパンクな近未来の雰囲気のイラストにまで挑戦しています。(一部の方だけに好評でした笑)

このnoteマガジン「マーケティング発想源」を購読中の方は、この「AIチャレンジャー」の連載記事の中に掲載されたAI生成の画像は全て、著作権フリーでご利用いただけます。また公開している呪文(指示)も自由に使ってくださってけっこうです。

さて第6回の今回は、「医療関連のPR用イラスト」に挑戦します。

例えば病院、薬局、介護保険施設などでは、病院の先生や薬剤師さん、介護士さんのイラストを使って情報の紹介や注意喚起などの貼り紙やサイトを作ったりしますよね。

また、新型コロナウイルス騒動で緊急事態宣言が起こった時などは、一般の会社やお店などでも「お医者さんの処方を受けてください」とか「こういう時はお近くの薬局へ相談を」などのPR用に、お医者さんや薬などの画像が必要になったケースが多々あったでしょう。

最近では、そういう場合に自由に仕える使用フリーのイラストを、製薬会社や医療機器メーカーが医療事業者用に提供している例が増えてきました。

例えば、中外製薬のイラスト集持田製薬のメディカルイラスト集協和キリンのメディカルサイトなどです。

もちろん、そういった提供イラストを使える選択肢が増えてきたのは魅力的ですが、自分たちによる自分たちだけのイラストなんかも自由に作ってみましょうよ、というのが今回のミッションです。

今回その課題を選んだきっかけが、もう一つあります。

当社は今年から福岡市に本社を移転したのですが、福岡市に来て驚いたのが、病院のイラスト看板が街中にめっちゃ多い、ということでした。

市内を車で走っていると、病院の案内看板があちこちに設置されていて、その医院の先生の顔のイラストがどーんと載っているのです。その数がめちゃくちゃ多いので、そのタイプの看板に強い看板会社・デザイン会社が福岡にあって、実際ものすごく効果も高いのだろうなと思います。

福岡市内にはお医者さんイラストの看板が至るところに。

こういう誘客ツールにもイラストを活用することができるので、これを自分たちで自由にデザインして使えるようになると、かなり使い勝手が良くて、お客様にも分かりやすいものがたくさん提供できるのではないでしょうか。

また、お医者さんのような白衣姿のイラストが描けると、一般の企業でも研究開発の研究員や商品開発の担当者なども描けて、使い道がかなりあると思います。描いてみましょう。

それでは「AIチャレンジャー」の第6ミッション、スタートです!


■[AIチャレンジャー] 第6回(前編):AIで医療関連のPR用イラストを作ってみよう!

お待ちかね、「AIチャレンジャー」のお時間だー。(待ってない)

さあ、第6回の「AIチャレンジャー」となる今回は、AIを使って医療関連のPR用イラストに挑戦だ!

医療といえば、新型コロナウイルス騒動の期間は皆さんも、「マスクの着用をお願いします」などとマスクのイラストをいろんな店で目にしたと思う。

当社も採用応募や取引先の方々へのお知らせで、マスク着用・不着用の当社のポリシーを自社サイトに掲載したのだが、その時に使ったこの下のイラストは……

当社の「マスク着用・不着用」のルールについて、の記事イラスト

これももちろん、3分ぐらい使ってAIに描かせたものである。当初はイラストを使わずに記事を公開していたが、イラストを掲載したらその記事のアクセス数は10倍以上に跳ね上がったので、かなり目立つのだろう。

ということで、まずはこの「マスクをつける」という描写から挑戦していこう。

mask

マスクをつけるということで、「mask」(マスク)という呪文(指示)をAIに投げてみると、どういうイラストになったかというと……

おや、マスクをしていないじゃないか。……でもよく見ると、首に黒い布が巻き付いている。これがマスクなのかもしれない。AIからすると「maskと指示してきたから、ちゃんとマスク描いてるでしょ!間違ってないでしょ!」ということなのだろう。

そう、「AIチャレンジャー」では何度も言っているが、AIに「行間を読め」とか「文章で察しろ」などという人間の常識は通用しない。変な絵に描かれるのはAIが悪いのではなくて、人間の指示が悪いのだ。

だから、もう少し明確な指示がいる。ちょっと呪文に手を入れてみる。

お、ちゃんとマスクをしてくれた。

それでは、このマスクをかける描写をするためには、どのような指示の呪文にしたのかを見てみよう。

まず、最初のこのマスク首に巻き巻きの女性だが、「mask」の指示以外にも女の子を描く呪文は用意した。

この女性のイラストは、実際には下のような呪文で描かれている。

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