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[AIチャレンジャー] 第5回(前編):AIで近未来的な雰囲気の出るイラスト画像を作ってみよう!

midjourney、Stable Diffusion、NovelAIなど黒船級のサービスが続々登場してAI画像生成技術がとてつもない発展を見せた激動の2022年に、自分たちでも自社の経営活動にも利用できるイラスト画像をAIで作ってみよう、というチャレンジ企画「AIチャレンジャー」の連載を始め、大好評をいただいております。

特にデザイナーやイラストレーターなどのクリエイティブ界隈の方々からの絶賛がとっても大きく、嬉しい限りです。

「AIチャレンジャー」では、これまでにこのようなミッションにチャレンジしてきました。

第1回:AIで新卒採用のサイト用のイラストを作ってみよう!
第2回:AIでクリスマス商戦用のイラストを作ってみよう!
第3回:AIでスマホアプリのPR用イラストを作ってみよう!
第4回:AIでライフプラン関連の提案用画像を作ってみよう!


いろんな業界や職域での提案書やウェブサイトなどでよく見るタイプのイラストを、画像素材サービスを利用せずにAIで自分で作ってみるチャレンジをしてきました。どのような呪文(指示)をすればどのように描けるのか、ということも全て記事内でオープンにしています。

第5回となる今回は、いよいよAIの真骨頂というか、AIならではのミッションに挑戦したいと思います。

それは、非現実世界の雰囲気を出してみるということです。

リアルな現代の雰囲気は写真や視察で見てイメージできますが、たとえば太古の時代であったりファンタジーの世界であったり、現実ではない世界のイメージはクリエイターの力量次第になります。そういうことこそ、AIを使う意味があると言えます。

そこで今回は、近未来的な雰囲気のイメージにチャレンジしてみます。

近未来的な雰囲気なんて、今の企業や店舗にはそんなに関係ないじゃないか、と普通は思いますよね。でも、それを今回のミッションに選んだ理由はあります。


皆さんは、「スターフライヤーマン」をご存知ですか?  私が大好きな、あのスターフライヤーマン。

スターフライヤーというのは、福岡県を拠点に羽田・名古屋・沖縄・台湾などを結んでいる航空会社で、私の故郷である福岡県北九州市に本社があります。

私はこのスターフライヤーの開業当初からの大大大ファンで、世界で唯一と言われる黒い機体がもうとにかくめちゃくちゃカッコよく、また機内もシックな黒革で統一され、何もかもがとにかくシックで美しく、羽田・福岡間を飛ぶ時には基本的にはずっとスターフライヤーを使っていました。この年末年始に福岡に引っ越しましたが、もちろんその時の内見時も引越時も全てスターフライヤーです。

どんな飛行機も離陸前に救命胴衣の使い方など安全のためのビデオが流れたり、CAさんが実際にやって見せたりしていますよね。「スターフライヤーマン」とは、スターフライヤー社の機内で流れるその機内安全ビデオです。

めちゃくちゃカッコよくないですか? 毎回機内で見たくなります。これを見た後だと、他社の飛行機に乗った時のアニメみたいな機内安全ビデオはあまりに安っぽすぎて苦笑してしまうほどです。

どうしてこんなカッコいい機内ビデオを作れちゃうのかというと、そもそもスターフライヤーの漆黒のトータルデザインは当初からロボットデザイナーの松井達哉氏が手がけており、ロボットとスターフライヤーは相性がいいのです。

これを見ていると、現実的なことも近未来風の非現実な雰囲気で解説したり紹介したりすることで、ものすごく目を引くものになると感じるのです。

そういう未来的な視野を持つ会社、というブランディングもできるようになるでしょう。今回はそういう部分をAIに任せてみたらどうなるか、という実験的なミッションにチャレンジしていきたいと思います。

皆さんの会社や店舗でも「近未来的な雰囲気で説明したらどうなるだろう」「サイバーパンク的な感じで見せるとどんな感じになるだろう」といったことをイメージしてみてはいかがでしょう。

ちなみに、今回のこの記事で登場するイラスト画像は全て著作権フリーですので、ご自由にお使いいただけます。引用表記なども不要です。まあ、さすがに今回は使い道がない画像ばかりだと思いますが。(笑)

それでは、「AIチャレンジャー」の第5ミッション、スタートです!


■第5回(前編):AIで近未来的な雰囲気の出るイラスト画像を作ってみよう!

今回の「AIチャレンジャー」はなんと、「近未来的な雰囲気のイメージ」がテーマだ。

これまでは現実世界の描写をやってきたが、今回は近未来だから非現実的とも言えるわけで、実際にはないものを描くというのはAIの存在意義の典型と言えなくもない。

近未来というと、どういうイメージがあるだろうか。

「スターフライヤーマン」のようにロボット、機器がガチャガチャ、電飾がピカピカ、とかそういう感じだろうか。

小説や映画の題材として「SF」(サイエンス・フィクション)というジャンルがあるが、ロボットだったり、宇宙船や宇宙人だったり、タイムトラベルだったり、核戦争後の荒廃した大地だったりと、イメージはバラバラという気がする。

もう少し絞ったジャンルを一言で表すならば、「サイバーパンク」なんかはどうだろうか。

サイバーパンクの世界観と言えば、高度なテクノロジー社会で、高層ビルに電飾ネオンがチカチカしていて、豪壮だけどどこか人間味がなくて寂しい、そういうイメージではないだろうか。

映画で言えば『ブレードランナー』とか『JM』とか、アニメで言えば『攻殻機動隊』や『AKIRA』といった感じだろうか。

うちの小学生の長男や次男はいま、Nitendo Switchの『ASTRAL CHAIN』(アストラル・チェイン)というゲームにハマりまくっているが、これもまたサイバーパンク感のゲームと言えるだろう。

それでは、まずはこのような呪文(指示)をAIに提示してみよう。どのような画像が生成されるだろうか。

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