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[AIチャレンジャー] 第4回(前編):AIでライフプラン関連の提案用画像を作ってみよう!

2022年はmidjourney、Stable Diffusion、NovelAIなど黒船級のサービスが続々登場してAI画像生成技術がとてつもない発展を見せた、激動の年。

このクリエイティブ界を大いに揺るがせたAI画像生成、絵心もデザインセンスも全くなくても、自分たちの仕事や企画にも楽しく作って使ってみようよ、というチャレンジ企画が、この「AIチャレンジャー」

おかげさまで、これまでの連載がとても大好評をいただいております。

これまでにチャレンジしてみたミッションは、この3つ。

第1回:AIで新卒採用のサイト用のイラストを作ってみよう!
第2回:AIでクリスマス商戦用のイラストを作ってみよう!
第3回:AIでスマホアプリのPR用イラストを作ってみよう!

「新卒採用のサイト用」「クリスマス商戦用」「スマホアプリのPR用」という目的のイラストを作りながら、どのような呪文(AIへの指示)でどのような効果や影響があるのか、といったことを見ていきました。

大好評により、4つ目のミッションの連載が決定!

なるべく一般企業の方々のお仕事に関係ありそうなお題を目指しているのですが、今回も企業の提案書やウェブサイトなどに使えそうな題材で行きたいなと思います。

今回挑戦するお題は、「ライフプラン関連の提案用画像」。

自治体の社会福祉関連のチラシや保険会社のパンフレットなんかでよく、家族の皆さんが笑顔で立っているようなイラストって見ますよね。豊かな生活や幸せな家庭を象徴するような人物イラスト。

例えば「いらすとや」で言えば、こんな感じの画像。

AIは単独の人物を描くのは得意なのですが、複数の人物になればなるほどかなり作画が崩れていきます。だから、家族みんなを描くというのはかなり難しいと思われます。

でも「家族皆さんでどうぞ」「ご家庭が楽しくなりますよ」といった、家族に対する製品やサービスを扱う会社やお店は多いはずで、そういうイラストを企画書やウェブサイトで使うシーンも結構できるはずです。

そこで今回は、ライフプラン関連の提案用という目的を決めて、「ご家族の人生を表すようなイラスト」という感じのものをAIで作っていけるかどうかを、皆さんと一緒に試してみようと思います。

皆さんも是非、AIを触ってみてご自身でどう描写されるかを確かめてみてください。それではどうぞー。


■第4回(前編):AIでライフプラン関連の提案用画像を作ってみよう!

「ライフプラン関連の提案用」というと何となくイラストのイメージは湧くが、AIには明確な呪文(指示)をしないと、それだけイメージとは程遠い画像になってしまう。AIは思い通りにならないじゃじゃ馬なのだ。

そこで、先ほどの「いらすとや」の例のように、「夫婦と子ども」という核家族の世帯を表す画像を目指してみることにしよう。ここでの夫婦とは「男性と女性」とする。(「同性結婚だってあるじゃないか」といった意見もあるだろうが、ここはあくまで企業が使うイラストのイメージの話であり、AIには定義が必要だから一応そう設定した、ということ)

ちなみに、この記事に出てくるAI生成画像はどれも著作権フリーなので、使いたいものがあれば自由にご活用いただきたい。AIへの呪文も自由に使ってみてほしい。

ただ、これまでの連載での経験から言うと、「夫婦」というのは言葉では簡単に表せるが、AIでは別々の性別の人物を同じ絵の中に描くのはかなり苦手なようだ。つまり女性2人を描くよりも、男女カップルを描くのは難しい。そこに、さらに子どもも加わるとかなり難儀するだろう。

だが、この連載では当初は「AIは女性に比べて男性を描くのが苦手っぽい」という話を書いたけれども、その連載中の数週間の間にAIも確実にレベルアップしているようで、男性の描写もかなり上手になっている。AIの進化は凄まじいのだ。

それでは、実際に家族っぽいイラストをAIで描いてみよう。まず、たった2語の呪文で、パパッと絵を描いてみよう。

2語の呪文で、5秒でできた。今までのミッションでAIが描いてきたイラストよりも、ペタッとしたヒラ塗りの絵になっている。描かれているのはお母さんと長女と次女だろうか。

さて、何と何の2語を指示したらこんな絵になったのだろうか? 実は、指示したのは、このような呪文である。

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