[Pro's Bookshelf] 04:脳神経外科医・山川伸隆さんの一冊
プロフェッショナルたちは、どんな本を読んでいるのか?
各界の第一線で活躍されている方々に愛読書を語っていただく「Pro's Bookshelf 〜プロの本棚〜」のコーナー。
意識を変えるきっかけとなった本、自分の仕事の飛躍のヒントをくれた本、常に勇気と自戒を繰り返してくれる本…。プロフェッショナルの方々の人生の傍らには常に、良い本が存在しています。
そんな本の中から1冊を選んで頂き、人生のどんなタイミングでその本に出会い、その本を読んだことで自分にどのような変化があったのか、といったことをお聞きするコーナーです。
皆さんもきっと、それぞれの業界の第一線を突っ走っているプロのお一人。そんな皆さんがこれからもプロ意識を持ってその道を走り続けるために、それを支える読書の本選びのヒントを見つけて頂ければと思います。
■お客様に、極上の感動を!/脳神経外科医・山川伸隆先生の一冊
今回愛読書を教えて頂くのは、noteマガジンでの連載『脳神経外科医・山川伸隆の「予防論」』が大好評の医師、山川伸隆先生。
2017年1月9日で開業10周年を迎えた、三重県伊勢市の「いせ山川クリニック」。脳卒中後の方や生活習慣病、認知症、頭痛、手足の痺れなどの患者さんが伊勢市内だけでなく全国からも訪れている、広く信頼を集めているクリニックです。
その院長である脳神経外科医の山川伸隆先生は、もし今の仕事をしていなかったら、料理人になりたかったのだそうです。
そんな山川先生がオススメする本は、こちら。
・『人生を愉しむレストラン』(河瀬毅氏著/getto-sha)
伊勢市にあるフレンチレストラン「ボンヴィヴァン」のオーナーシェフ・河瀬毅氏の著作です。
伊勢は山の幸、海の幸が豊富で食材には事欠かない地域で、人口の割にフレンチやイタリアンの名店がしのぎを削っています。
料理が大好きな山川先生もいろんなお店を楽しまれているそうで、その中の大切な一軒が「ポンヴィヴァン」。
そんな河瀬シェフの経験や考え方が詰まった一冊。
この本では最初にキャベツの千切りの話が出てきますが、山川先生は実際に河瀬シェフのキャベツの千切りの様子を見て、その技術とスピードに衝撃を大きな受けたのだとか。
それは、脳外科の手術も同じく技術やスピードが必要で、刃物を使う職業だからこそよく分かるんだそうです。
クリニックでも患者さんや家族の皆さんの矢面に立つのは、医師ではなく…
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