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消化器を買って後悔した話

みなさんは「消火器」を持っていますか?一軒家だと「消火器を設置している」というご家庭もあるかと思います。では、ひとり暮らしだと、どうでしょうか?


どちらにしも、「消火器を持つ」意味は「いざ、火災が起きたときの備えとして」ということが多いですよね。


火災、火事。


格言にもありますけど、昔から「地震、雷、火事、親父」と気をつけなければいけないことのランキング?にもランクインしているのが、火事。


確かに火災は恐ろしい。


全てを燃やし尽くしてしまうし、何より火災が起こったときの「煙」でやられてしまうことも少なくないと聞いています。


だから、火災が起こったら、初動対応が肝心。


消防署に連絡して、消火をしてもらうのが大事なのは当然なんですが、可能であれば、消火器を使って消火対応することもときには必要です。自分でできることは、自分でやる。理想ですよね。


日本は災害も多いから、災害に備えて「消火器を持つ」という考えもわかります。


でもですね。


この消火器、意外と厄介なシロモノなんです。


消火器には使用期限(耐用年数)がある!


実は、消火器には耐用年数があります。消火器は一生モノではありません。例えば住宅用消火器の使用期限は5年です。5年ってどうでしょうか?意外と短いって感じませんか?


ちなみにこちらのサイトで詳しく読めます。


そうなんです。


家の火災に備えて、消火器を買うこともあると思いますが、買ったらそれで一生安心というわけではなく、5年以内に使い切らないといけないんです。家庭用のは、延長して使うことができないモノだそうなので、5年を過ぎたものは、処分が必要なようです。


あなたの家にも、眠っている消火器ありませんか?使用期限、切れていませんか?


期限切れのものを使うと、逆に危険を伴うこともあるそうです。命を預けるモノは用量用方はよく守って使うのがベストです。


消火器は処分方法が超面倒くさい!


わたしもハマったのがこの「消火器の処分方法」です。まず、捨てようにも「一般ごみ」としては扱ってくれません。


あなたの住む自治体のゴミの処分方法リストを見てみてください。おそらく「消火器は、捨てられません」というモノに分類されているんじゃないでしょうか?


わたしが元住んでいたところは、粗大ゴミ、燃えないゴミ、その他ゴミ、とにかく全ての分類で「消火器はゴミとして出すのは不可」となっていました。


自治体指定の業者に引き取ってもらう必要がありました。


念の為「リサイクルショップ」に持っていったこともありますが、リサイクルショップも、「買取不可」でした。まぁ、使えなくて、処分に困るものを「買い取って」くれるわけはありません。


ダメもとで処分をお願いしてみたけど、それもダメ。


ということで、自治体指定の業者に引き取ってもらうことにしました。これがまた面倒くさかった。電話でしか連絡手段がなく、土日祝日は休み。平日の一番都合が悪い時間帯に持っていくしかなかったんです。


消火器を捨てよう!手放そう!と思ってから、実際に手放すまで、かなりの時間がかかった記憶があります。


誰かにあげるというのもありますけど、もらってくれるとも限りませんからね。そもそも「消火器使わないから、あげる」って言われて「はいはい、ありがとうね」って、もらう人どれくらいいるんでしょうか・・・


モノが減ったら、火災リスクも減った


あとは、ライフスタイルが変わると、火災リスクも減ります。これはわかりますよね。火元になる「モノ」もなければ、火元から「引火する」モノもないので、モノが溢れていた部屋に比べて、格段に火災リスクが減りました。


そうなんです。


ミニマリスト、ミニマリズムを突き詰めていくと、火種になるモノ自体が減るんで、火災リスクは限りなく減ります。


わたしはタバコも吸わないので、室内で火をつけることもなく、そうなると、「はて、火災リスクって、ほぼ無くね?」って思います。


電気火災というのもありますけど、そもそも「家電すら、必要最低限」ですので、そのリスクもかなり下がっています。


そう考えると、わたしの家の中で「ボヤ」が出るのは、かなり低確率になるというのは想像できます。だったら、そもそも「消火器」など、いらないんじゃないか?ということになりますよね。


あぁ、あのとき、なぜ消化器なんて買ってしまったんだろう。


仮にもしわたしの部屋で「火災」が発生したとしても、賃貸を契約するときに火災保険も強制的に加入させられます。最悪、火災保険で賠償することを考えたら、火災が起きても、保険で賄えます。


まぁ、大火事になってしまったら、どうしようもないですが・・・


いずれにしても「モノが少ないから、燃えるモノがない」状態になっているので、火災リスクはかなり小さい。そうなると、消火器、そもそもいらないということになりますね。


まとめ


消火器を買って後悔しました。買ったはいいものの、結局使われることなく、使用期限の5年がすぎて、面倒くさい処分をすることになりました。


火災が起こったときに備えるのも大事なことですけど、それ以上に日々の生活から「火災リスクを極力減らす」方が、より合理的じゃないかと思うのです。消火器を必要としないくらい、モノを減らせば、煩わしい、消火器を買わなくても済みます。


リスクの備え方の鉄則は、「発生したときの備えを充実させるんじゃなく、そもそもどうやって発生させないかを考えて、備える」方が大事だと個人的には思ってます。


消火器持って引っ越しするのは、難儀ですからね。


消火器を買うときは、使用年数や処分方法も含めてよくよく考えてくださいね。


それでは、また。


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