見出し画像

捨てるから容れられる

容器。パック。箱。ペットボトルでも缶詰でも、なんでも、モノというのはよくみてみると、ある一定の量が決まっています。どう決めているかはそのモノそれぞれの事情であったり、ニーズであったりで決まっています。


ペットボトルに水を入れるとき、水の量は何で決まるかというと、当然「ペットボトルの大きさ、容器の大きさ」で決まります。


1.5Lのペットボトルなら、1.5L。500mlなら、500ml。容器によって大きさは変わりますけど、それでもだいたい、容器の大きさで決まります。


もう一つ大事なことがあります。


容器の中に、何かモノが入っていたら、後から容れられる量というのは減ってしまいます。先にジュースが入っていたら、後から容れられる水の量は少なくなるのはわかりますよね(ジュースに水を足すのはどうかと思いますがw)。


そうなんです。


容器の大きさは、あらかじめ決まっているんです。あとからモノを足そうと思っても、まずは「空きスペースを確保する」ことが必要になります。


モノを買うということは、家の中にモノを詰める行為と同じ。


水の例でもわかるとおり、スペースに空きがなければ、容れられません。無理に入れようとすると、溢れてしまいますよね。ちょっとくらいの衝撃で中からモノが溢れてしまったりもします。


だからまずは、モノを減らす、手放す。


モノを容れるのはその後になる。だけどなかなかタイミングが揃わないから、モノが入る方が先という場合もあるけど、もしそうなったら、そのあと全力でもモノを減らすしかない。


本当はそうしたいし、そうするべきなんだけど、他にもやることがいろいろあって、モノを手放すにたどり着けないというとがあります。そうなると、モノは減らず、溜め込む一方になってしまいますよね。


人間関係も同じ。肥大化した人間関係は、自分が適応できるキャパを超えてしまいます。超えてしまっている状態、つまり容れられない状態であるにもかかわらず、新たな人間関係を構築しようとしてもうまくいかない。


やっぱり、ここは吟味して、付き合える人数を絞っていくしかない。


時々、たくさんの人と交流して、みんなとうまくやれる人もいますけど、それはわたしではないし、あなたでもないかも知れません。万人に1人の確率ぐらいなんじゃないかと思うんですね。


だったら、矩を超えず、自分が対応できるだけの人数に絞って交流するというのも大事なことです。容れられる量というのは、やっぱり決まっているから。


何か新しいものを容れたい、と考えるなら、まずは捨てることを考えて、空きスペースを確保してからが先。見た目から入るのもいいけど、本質は見失わないようにしたいですね。


それでは、また。

この記事が参加している募集

スキしてみて

最近の学び

よろしければサポートをお願いします。次の記事の執筆の励みになります!