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野球にもサッカーにも縁がない人生だった

不思議なことに、野球にもサッカーにも縁がない人生だった。今、日本で「2大スポーツといえば?」と聞けば9割方の人が「野球とサッカー」と答えそうな、国民的スポーツ。

どちらもなんとかカップは日本国民が盛り上がるし、選手の名前と背番号とスキルとがちゃんと一致して覚えている人もいるし、ルールをこと細かに教えてくれる人もいるし、競技人口も多いと思うけど、なぜか、私の人生においては野球もサッカーもとても縁遠かった。

どうしてだろうと考えてみると、まず1つ目に男兄弟がいなかったことがあげられる。今は弟がいるけれど、スポーツが近い小中高生のときは幼かったし、姉、私、妹、妹と女姉妹ばかりだったから、関わる機会がなかった。たまに「お父さんがもともと野球をやっていたから」という理由で、家では野球中継が流れるのが定番という友達がいたけれど、それにも当てはまらなかった。私のお父さんは、スポーツ全般にそれほど興味がないタイプだ。

2つ目に、これまで野球とサッカーが好きな人を好きになったことがない、というね。よく「英語をうまくなりたいなら、英語を話す恋人をつくるといいよ」と言われることがあるように、相手とコミュニケーションをとりたいから、相手の好きなものを好きになりたいから、という理由がきっかけになるパターンもあると思う。現に「彼が野球観戦が好きで一緒について行ったらハマった」と言った友達がいた。しかし残念ながら、私が好きになった人の中に野球やサッカーに心酔していた人がいなかった。


それから、これが一番不思議なのだけど。私は少年漫画が大好きなのに、なぜか野球漫画とサッカー漫画をちゃんと読んだことがない。避けようと意識していたわけではないのに、なぜか読んでいない。有名どころで言えば、「タッチ」「バッテリー」「キャプテン翼」「アオアシ」等々、いまだに触れたことがない。読まない! と決めていたわけじゃないのに、なぜか無意識的に触れていない。

野球はボールを投げて打つ、サッカーはボールを蹴る、ぐらいしか知らないの、恥ずかしくてあんまり人に言えていない。

”終わりよければすべてよし” になれましたか?もし、そうだったら嬉しいなあ。あなたの1日を彩れたサポートは、私の1日を鮮やかにできるよう、大好きな本に使わせていただければと思います。