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創業者2人が語るウィルゲート誕生秘話 経営危機を乗り越えた“理念”の力

ウィルゲートは先日、設立14周年を迎えました。
今では社員数も150人を超え、創業当初から大きく成長しましたが、これまでの歩みがすべて順調だったわけではありません。

このnoteでは、創業者である代表取締役CEOの小島と専務取締役COOの吉岡から、創業の経緯と会社設立初期の大きな経営危機について語ってもらいました。

如何にしてウィルゲートはこの危機を乗り越えたのか?
経済的に不安的な状況が続き、多くの企業が困難に直面する今だからこそ、苦境を克服するヒントが2人の話の中にあると思っています。

2人の対談はYoutubeでも公開しています。こちらも合わせてチェックしてみてください!

ECサイト運営で気付いたWebマーケティングの重要さ

小島
ウィルゲートは2006年に立ち上げた会社です。
主な事業として、コンサルティング事業とメディア事業を中心に展開しております。

経営理念は、「一人ひとりの『will』を実現する」。ベンチャー企業やフリーランスの方々など、誰かの『will』を叶えていく事業を中心とした会社となっています。

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吉岡
我々がやりたいのは、経営を最適化していくということ。
世の中にはアナログな手法から脱却できていない企業も少なからず存在しており、デジタル変革で効率を良くしていくことが求められています。

また働き方についても改革が必要です。ある業務を社内で行うこともあれば、AIやツール、システムで肩代わりすべきこと、またそれが得意なフリーランスの方にアウトソーシングするという選択肢もあります。
ウィルゲートではそれを再定義することで、企業の経営効率を高めて、働き方変革を起こしていきたいと考えています。

小島
創業のきっかけは、高校生の時に“ITの無限の可能性”を感じたことでした。また若くしてIT分野が活躍している起業家の皆さんを見ているなかで、「自分もITで起業したい」と考えるようになりました。

ただ、自分一人では何もできない。そこで吉岡に声を掛けました。

吉岡
代表の小島と私は、小学一年からの幼馴染で親友です。
同じドッジボールチームに所属していたこともあり、小島がキャプテン、私が副キャプテンという間柄でした。

一緒に起業しようと誘ってもらった時は、率直に嬉しかったですね。
ドッジボールチームでは小島がキャプテンとしてリーダーシップを持ってチームを率いる姿を見ていましたし、そんな小島と一緒に起業することに非常にワクワクしていました。

またプライベートな話になりますが、私が高校一年生の時に父が癌で亡くなり、お金の面で苦労したこともあって、「大学は自分で頑張って働いて、学費を稼ぐんだ!」と息巻いていました。

小島
創業時は、ファッションeコマースのサイトを運営していました。
海外から人気の商品を仕入れて販売するというモデルでしたが、最初の半年間くらいは売り上げが伸びませんでした。
マーケティングの勉強をしていくなかで、サイトを作り込むだけでは不十分で、集客にも注力しなくてはいけないことを理解しました。
試行錯誤するうちにWebマーケティングというものが段々分かってきて、月商300万円を売り上げるサイトに成長。しかし今度は、商品の仕入れや在庫にかかる資金繰りが問題になってきました。

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資金繰りと事業推進の両立に頭を悩ませている時、ふと「他のベンチャー企業や中小企業も同じように困ってるのでは」と気付きました。
そこで新たに立ち上げたのが、ベンチャー・中小企業向けのWebマーケティング支援事業です。
EC事業はその後シュリンクしていきましたがWebマーケティング事業は成長を続け、現在もウィルゲートの主軸事業となっています。

経営経験の不足が「ウィルゲートショック」を招く

吉岡
事業の成長に合わせて、社員の採用も始めました。
最初は友人やネットで知り合った方などを中心としたリファラル採用でしたが、事業が大きくなるに従って、求人サイトや人材紹介会社を利用することが増えていきました。

小島
当時はシンプルに、社員を増やせばWebマーケティング事業を拡大していける、と考えていました。

しかし私たちの経営経験が少なさやコミュニケーション不足から、ウィルゲートが目指していくべきものは何なのか、社内で考えが統一されておらず、段々と社員間で不安が大きくなっていきました。
さらには「ウィルゲートの未来は明るくない」と陰でささやかれるまでになったり、空気が悪くなりました。

そして人の心が離れた結果、大量に離職が発生していき、企業としても経営危機に陥りました。
この危機的な状況を「ウィルゲートショック」と呼んでいます。

対話を通じて残った10人が会社を支えた

小島
そこからどうやって立て直していったのかというと、まず私自身一人ひとりと腹を割って話す機会を設けました。
会社がこんな状況になって申し訳ないという思いを伝え、何が会社の良くないところだと思うか、どのような会社にしていきたいか、一人ひとりの言葉を深く受け止めました。
対話を通じて、自分自身のリーダーシップの無さ、経営者としての力の無さが経営危機に至ったという事実を改めて実感することになりました。

会社に残る意思を確認するなか、社員は30人から10人になりました。
しかしこの10人の人たちが熱い思い、そして能力面で会社を支えてくれたおかげで経営危機を脱することができました。

残ってくれたこの10人のメンバーだけでなく、吉岡にも本当に感謝してます。
当時、私は会社の借金を負って連帯保証人になっていくなかで、正直「もうどうにもならないでのは」という思いを抱いていました。
だから、父を早くに亡くし、経済的に自立しなくてはならなかった吉岡には、新しい出発をしていいと伝えました。

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吉岡
小島は
「こうなったのは全部自分の責任だから、借金やリスク含めて自分が抱える。お前はまだ大学生だし、今から就活すれば普通に生きていけるから、ウィルゲートから抜けていいよ」
と言ってくれました。
そう言ってくれたこと自体に、とても感謝しました。でも、そんな小島を一人残して、自分だけ楽な道を歩む選択をしたら、一生後悔するだろうなと。

また当然ながら、私はCOOという立場なので、事業がうまくいっていないのは私の責任でもあります。
それを他の人のせいにしたり、リスクだけを小島に任せるのは、本当にフェアじゃないと思いました。

小島
吉岡からは「一緒に頑張りたい」という言葉をもらい、連帯保証人にも一緒に入ってくれました。
そんな吉岡との絆があったから、なんとか危機を乗り越えていけたんだと思います。

“理念型”の組織・事業づくりで成長を遂げる

小島
ベンチャー企業の経営は、いつも順風満帆というわけでありません。
しかしウィルゲートショックを通して、苦境であっても、どんな仲間とどんな価値観を共有するかで、こんなにも業績や事業の成長が変わるんだなと実感しました。
この経験を経て、理念や仲間、そして理念から結びつく事業・組織づくりに力を入れていきました。

組織づくりに関しては、その人がウィルゲートの掲げる理念とどれだけリンクしているかを重視する“理念型”の採用にシフトしました。
また入社後も理念と結びつけて、その人の活躍を評価する組織づくりをしています。

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事業づくりも同様です。
誰の『will』を実現するのか、そしてそれをどうやって実現するのか。
これをしっかりと言語化し、一人ひとりの『will』を実現する事業モデルに作り上げる精神が、ウィルゲートの根幹にはあります。

まだまだウィルゲートはこれからの会社だと思っています。
私たちのミッションは、中小企業、ベンチャー企業のデジタル変革を推進し、フリーランスの人たちが働きやすい世の中を作っていくこと。
また私たち自身もデジタル変革し、今の何倍、何十倍という規模で成長させていきたいですね。

そして我々のようなベンチャー企業やフリーランス、『will』を持っている人たちとともに、世の中を大きく変化させる事業を実現できる会社を目指していきます。


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