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“雪塩”のデザインをみる

こんにちは。
株式会社ウィルクリーチャーズのデザイナーの村田と申します。

今回のデザインを見るは宮古島の“雪塩”です。

いつの頃からか実家のキッチンにあった美味しい塩、雪塩。異常なほどサラサラしてて、食卓塩と比べると同じ分量でしっかり味がついてる気がして、何か良い塩使ってるなという感じの調味料でした。
そんないつの頃からか見慣れていた雪塩のパッケージについて今回は見て行こうと思います。


サラサラ!






宮古島の“雪塩”

サラサラのパウダータイプは、素材馴染みが良いのが特徴です。お肉などの下味付けや、天ぷらなどの付け塩、塩おにぎり、スイーツなどにもお薦めです。

宮古島の雪塩HPより


【〜パッケージの特徴❶〜タイトルロゴ】


画像検索するとお化けフォントでいっぱいに

大変印象的なタイトルロゴ。通称お化けフォントといわれている古印体という書体を使っており、幼いながらに何故この商品名はこんなに怖いのかと思っていました。
デザインに色々と触れた今では、この書体を採用した理由が、丸みのあるディテールと文字のパーツが途中途中切れていたりする加工が文字の上に雪が積もっているように見える(見せたい)ということではないかということです。
しかし、おどろおどろしいイメージが強いフォントなのでこのように受け取るのは中々難しいのかなとも感じました。

この古印体、実は雪塩より前に出会っていたことが最近判明しました。それはガンダムのカードダスです。古い雰囲気を演出するために採用されたこの書体、これもただただおどろおどろしくホラー感が滲み出ていいます。かろうじてSD(スペシャルデフォルメ)ガンダムの可愛らしさで相殺されかけてはいますが、やはり怖いです。キラキラしてるし。

おちょぼ口が可愛いガンダムシリーズ



【〜パッケージの特徴❷〜ギネス認定】


テレビにも取り上げられてます

パッケージデザインの話ではないですが、パッケージに貼ってある“世界一ギネス認定品”の文字。これは『2000年8月9日、「世界で一番、含有するミネラル成分の種類が多い塩」としてギネスブックが世界一と認定』とのことで、特殊製法によりマグネシウム・カリウム・カルシウムの成分が従来の海水塩と比べ8倍〜30倍含まれるという大変に高品質な塩を作っているというものでした。
しかし、塩化ナトリウムの純度は従来の海水塩と比較し若干低く、高級塩の定義とされている高純度の塩化ナトリウムを含んでいるわけではないので、食塩業界では特殊な製品であるということがわかります。



【デザインレーダーチャート】※個人的


ロゴのインパクトは強く大変印象に残るものでしたが、製品の良さや近しい他商品との差別化がなされるいるかといえば難しいという印象でした。ロゴ以外は。

それを踏まえ、、、



自分なりに作り変えてみる



雪塩は成分が大変良く、価格帯も食卓塩などと比較すると高価(食卓塩 300g/198円 雪塩280g/1400円)ですが、近年不振だった製造元の業績を雪塩由来の菓子製造にシフトすることで2024には回復を果たしたということから、単純な高価格家庭消費用食塩から更に高級路線や贈答品としての展開があってもいいのではと考え『トリュフ塩版』を勝手作ってみました。
こちら雪塩のHPにもあった『海そのまま』をテーマに作成し、雪にも見えるようなグラフィックにしています。形状は立方体の箱型でパウチや瓶などの筒状のものと比較しても際立つものにしました。
それにしても自作のこのグラフィック、ずっとみていると何かに見えてきました。先述のガンダムが脳裏をよぎった結果、ザクの目に。。。

その目はまさに



最後に

色々とおふざけがすぎた部分もありますが、弊社(株式会社ウィルクリーチャーズ)は、長年にわたって通販広告に身を置くことで培ったスキルを活かし、“鳴るクリエイティブの制作”と“鳴るメディアの運用”の両軸に割と真摯に向き合い続けている総合広告代理です。
デザイン制作に関しても、ロゴやチラシ、パンフレットなどのデザインやwebデザインなど、同様に割と真摯に向き合い続けています。
もしご興味があればwebサイトを一度覗いてみていただければと思います。

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