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授業?予習?復習? どれが大事なの?

勉強をする人の永遠の課題ですね。

この答えは簡単です!
すばり・・・・・・「全部」です!笑
これでは元も子もないですよね。
今日はこれらに教員時代の経験も交えながら”あえて”順位をつけていきたいと思います。
あくまでも私の経験上の話なので、科学的な根拠はありませんし、他の先生では別の順位をつけることもあります。
その点はご了承ください。

では、さっそくいきましょう。

3位 予習

決してしなくていいということではありません。むしろ、しなくてはいけません。
では、どのようなことをすると良いのでしょうか?
それは、簡単です。

”教科書を読む”

たったこれだけです。内容がわからなくて当たり前です。わからないことを授業で習うのですから。
しかし、少しでも教科書を読んでから授業を受けることで、言葉の意味が理解できなかったところが説明されることで理解ができたり、「あそこに書いてあったのはそういう意味だったのか!」と勘違いしていたことを正しく理解できたりします。
知識が0と知識が1あるのでは、理解できることが大きく異なります。
授業の効果を最大限に受けるために予習は欠かせません。しかし、深く考えすぎると実行に移しづらくなります。
ですので、教科書を読むだけでいいのです。
ただし、理科や数学、英語などの、公式や例文については書き写しを必ずしてください。
同じく意味や仕組みは理解できなくて構いません。とりあえず、口に出しながらもしくは心のなかで唱えながら公式や例文を写してください。
人間は複数の感覚を同時に使いながらのほうが物事を容易に覚えられるようになっています。
予習では1回で構いませんので書き写しをしてみてください。


2位 授業

ここは少し迷いましたが、授業を持ってきました。授業はわからないことを教えてもらう場です。
ここでするべきことも1つです。

”しっかりと授業を聞き、板書をノートに写す”

寝る、別のことをするなどBGMのように聞いている限りは絶対に理解できません。
どれだけ説明がわかりにくい内容でも、どれだけ嫌いな先生の話でも、まずは前向きに授業に向き合うことが大切です。
まずは授業を聞き、必要なことを書き写す。これだけは授業で何がなんでもしなければいけないことです。
なかなか聞きながら写すというのはできないと思いますので、先生が話をしているときは手を止めて話を聞くようにしてください。
ノートは最悪友達に見せてもらえますが、ほとんどの先生が同じことは2度説明してくれません。
もし、余裕があるときは先生がポロッと漏らしたこともノートにメモしておくと良いでしょう。

100点阻止問題として、出題されることがあります。

1位 復習

テスト前に一気にやりがちな復習ですが、やはり一番効果的なのは授業があったその日に復習することです。
復習ですべきことはいろいろあります。
その理由は後ほど説明しますがまずはすべきことです。

”宿題をする”
”問題集(ワークブック)を解く”
”教科書を読み、例文を写す”

この3つをすると、理解度が格段にあがることでしょう。
なぜ3つあるかというと、それには『エビングハウスの忘却曲線』という研究が関係しています。
この研究では人が何かを学んだ時、

・20分後には42%忘れる
・1時間後には56%忘れる
・9時間後には64%忘れる
・1日後には67%忘れる
・2日後には72%忘れる
・6日後には75%忘れる
・31日後には79%忘れる

とされています。

これでは、授業が終わってすぐに復習しないと意味がない!と思われるかもしれません。
しかし、この研究では学習後24時間以内に20分間復習をすれば学習したことの100%が記憶に戻るとされています。
さらに、5回復習をすればほとんどが記憶に定着するとも述べられています。

では、私が考える学習のサイクルについてご説明します。

予習=最初の学習
授業=1回目の復習
宿題=2回目の復習
問題集=3回目の復習
教科書&例文=4回目の復習
テスト前の勉強=5回目の復習

こうすれば5回の復習になりますよね。
ですので、最初のどれが大事かという質問に対して「全部」と答えたんです。

ここでちょっと宣伝!

当塾では、少しこの復習をいじっています。

予習=最初の学習
授業=1回目の復習
宿題・問題集=2回目の復習
塾の単元学習プリント=3回目の復習
塾の単元まとめ小テストプリント=4回目の復習
教科書&例文・塾のテスト対策プリント=5回目の復習

にしています。

何をしているかと言うと”問題演習”を増やしているんです。
なぜかと言うと、同じような問題を繰り返し繰り返し解くことで記憶に残ります。
類題にも対応できるようになります。


教員時代の経験から言うと、問題演習は欠かせません。
私が担任をしていた、1人の生徒(当時、高校1年生)は中学時代からとても英語が苦手で、高校でも苦手でした。
しかし、彼女は留学がしたく、そのためには英検準2級の合格と留学試験への合格が最低条件でした。
5月の時点で私は彼女が泣いてしまうほど厳しいことを言いました。
彼女の甘えを正したかったのと、軽い気持ちで勉強しても絶対に合格できないと言い切れる英語レベルだったからです。
それが功を奏したからか、彼女は普段の英語の授業の宿題は欠かさずしましたし、英検の本は何冊も何回も繰り返し解き、さらに留学試験の問題集も繰り返し解き続けました。
実際どれぐらいの時間勉強をしていたのかはわかりませんが、相当頑張っていたと思います。
その結果、留学試験は合格しましたし、高校1年生の1月の英検で2級に合格するまでに成長しました。
彼女には悪いですが、正直そこまでの成績を残すとは思いませんでした。笑
反復練習(復習)は必ず実を結ぶという良い例です。

みなさんもぜひこのサイクルの学習を実行してみてください。

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